ブログ:令和4年の成長と変化
いよいよ今年も、
残すところあと1日となりました。
そこで今回は、この1年間を振り返り、
自分が少し進歩したかなと思えることや、
自分の中に変化をもたらした体験を中心に、
話をさせていただきます。
実は、今年はどちらかというと、
変化の少ない、比較的落ち着いた
一年だったと思います。
でも、私の思想面では
少し前に進んだ気がしています。
先ずは、
食事療法についての考え方が
だいぶ整理できたということです。
患者さんや一般の人に
食事やダイエットの指導をする場合、
どうしたらうまく持続できるような
やり方があるかを、
以前からずっと考えていました。
それがある程度まとまったので、
今年は「新習慣力セミナー」と
「生活習慣病予防改善セミナー」を
開催することができました。
これは自分にとって大きな進歩です。
なぜならば、今まで食事指導については
あまり得意ではなかったので、
ずっと避けていたところがあったからです。
食事指導と言っても、
カロリー制限をするようなダイエットとは
根本的に違います。
無理な食事制限をせずに、
自ずと健康的な食事にスイッチできる
やり方や考え方です。
食事は運動を始めとする
他の習慣と同じで、
「嫌だなあ」という思いに逆らって
頑張ろうとしてもダメです。
いかに「これならできる」
「やってみよう」という気になるような
具体的で有効な方法が提供できるかが
ポイントだと思っています。
そうは言っても
まだまだ不十分なところもたくさんあるので
今後も改善を繰り返し、
より実際的なものに
していきたいと思っています。
この作業の過程の中で、
初めて自分の食後の血糖値を
測ってみました。
「リブレ」という機器を使うと
いつでもどこでも
簡単に自分の血糖値が測定できるので、
これを購入してやってみました。
私の食生活は極めて健康的?なので
血糖値に関しても
全く気にしていなかったのですが、
実際やってみると、
食後血糖が意外と高いことに
びっくりしました。
もっともHbA1cという
糖尿病の指標となる数値は5.5でしたので、
この数値を見る限り糖尿病とは無縁です。
でも、リブレは生活習慣病予防改善の
意識改善のきっかけとして使うのは
とても有効だと思いました。
もうひとつ前に進んだのは、
コミュニケーション医学です。
この数年、コミュニケーション医学について
講演をしたり文章を書いたりしていますが、
実は自分の中で一貫性がありませんでした。
「心の治癒力」「認知バイアス」
「認知・感情・行動・身体・環境」
「生活習慣病指導の実際」が、
コミュニケーション医学の
骨格をなすものなのですが、
これらに一貫したつながりを
見出すことができていなかったのです。
でも、今年行った
コミュニケーション医学連続講演会を
準備する段階でいろいろ悩み、考えた結果、
ようやく腑に落ちた形で、
つながりを見出すことができました。
来年は、もう少しこれを発展させ、
さらに洗練した形にできたらと
思っています。
私の場合、
何かをするということも重要ですが、
自分の考えていることを
整理するというのもとても重要です。
その意味では、上記の二つは
自分にとっての大きな進歩だったように
思います。
また、新たな体験や
印象に残る出来事もいくつかありました。
ひとつは、
江原啓之さんの熱海の自宅に遊びに行き、
夜遅くまでいろいろな話をしたことです。
話の内容もさることながら、
江原さんの書斎から見える
庭のたたずまいがあまりにも美しく、
目に焼き付いて離れません。
その日のことについては、
ブログでも書かせてもらったので、
そちらをご参照下さい。
ブログ:江原さんとのお話①
ブログ:江原さんとのお話②
また、江原宅にお伺いした1週間後に、
今度は日月倶楽部主催の講演会で
富士山の麓にある施設に行きました。
ここで一泊二日のセミナーで
講演や座談会をし、
夜はコテージに宿泊させてもらいました。
大自然に囲まれた中で、
富士山の雄姿を仰ぎ見ながら、
ゆったりと流れる時間の中で過ごす体験は、
久しぶりに癒やしとエネルギーを
もらった気がしました。
この二つの体験は、
私の自然への憧れの気持ちを
呼び覚ましてくれました。
このことがきっかけで、
近い将来、自然に囲まれた中で
風光明媚な眺めに癒やされながら、
仕事をしたいという思いが
大きく膨らみました。
この夢は将来、是非、実現したいと
思っています。
皆さんの今年一年はいかがでしたか。