ブログ:江原さんとのお話②

(前回より続く)
実は、6年?くらい前に
奥様が変な病気になってしまい、
しばらく歩くのも大変だったようです。

すると、周囲から
江原さんの奥さんがそんな病気になるなんて
おかしいんではないですか?と
言われたりもしたそうです。

江原さんであれば、
そんな病気はすぐに治せるとか、
そもそも病気になんかならないはず、
といった思いを皆さん抱くようです。

でも実際は、
この世で生きている限りは、
いろいろなことが起こるのは当然であり、
それを自分で乗り越えていくことに
意味があるのです。

霊障のせいにしたり、
他力本願になるのではなく、
まずは自分でできることを
していくのが本筋なのです。

実際、奥様にそのあたりの話を聞くと、
最初はどこに行ってもよくならず、
これは自分で何とかするしかないと思い、
それからは、
ありとあらゆることを試したそうです。

すると段々とよくなり、
今では全く普通に
歩けるようになっています。

このような話を聞くと、
江原さんはスピ系と言いながら、
とても現実的な人だと思うのです。

典型的なスピ系の人は
すべてを霊的なことに原因があると考え、
それを霊的な方法で取り除くことに
必死になりがちです。

でも、今は現世で
肉体を持って生きているのですから、
スピリチュアルなことばかりに
こだわってはいけないということです。

特に病気になったり、苦しみに直面すると
すぐにご利益信仰に走ってしまう人が多く、
考え方や生活を見直し、
自分で何かをしようと思える人が
少ないのです。

その点を江原さんは強調していました。

現実的と言えば、
ディスカッションのコーディネーター役も
うまいと思いました。

こんなことがありました。

もう一人の人と私が
ホリスティック医学について
議論をしていました。

理想と現実のギャップに対する
意見の違いといったところで
相手の人がややヒートアップ
してしまいました。

すると、ある程度のところで
江原さんが中に入り、
お互いの言い分をしっかりと
受けとめつつ、
上手に議論をまとめてくれたのです。

江原さんは自分の講演のときは、
言いたいことが言えるので
つい辛口のことを
言ってしまうと言っていました。

しかし、このような現実の場では、
批判的なことは一切言わず、
コーディネーター役を
見事にこなしていました。

講演会での辛口トークは、
多くの人が依存的で自己本位的である一方、
自分では何もしない傾向にあることを諫め、
注意を促しているのではないでしょうか。

以前お会いした時も思ったのですが、
江原さんはとてもバランス感覚がよく、
地に足がついた人だと思うのです。

スピ系の人は、
往々にして思いが半分以上、
霊の世界の方に
行ってしまっている人が多く、
話を聞いていても非現実的な話ばかりで、
とても地に足がついているとは
思えないのです。

その点、江原さんは、
人間は不完全なものであり、
人生はままならないものだということを
しっかりと受け止めています。

だからこそ、
私たちは現実をしっかりと見つめつつ、
自分の生き方についてはもちろんのこと、
社会問題や環境問題についても
自分の頭で考え、行動していく必要があると
言っているのです。

もちろん私は、江原さんのことを
完璧な人だとは思っていません。

人間であるかぎり、
誰でも欠点はありますので。

江原さんは、その点を十分に認めつつ、
現実をしっかりとみつめているからこそ、
地に足がついた印象を
強く受けるのだと思いました。

私自身は江原さんに
あれこれ質問することはしませんでしたが、
話をしているのを聞いているだけでも
とても刺激になりました。

最後も、しっかり駅まで
車で送ってくれました。

しばらくしてから気づいたのですが、
別れてすぐに
お礼のメールが入っていました。

本来は私がお礼のメールを
するべきだったのですが‥
何とも頭が下がります。

さて、話は変わりますが、
今度、江原さんをお呼びして、
11月13日に35周年記念の
ホリスティック医学シンポジウム2022を
Zoomで開催することになりました。

演者は江原さんの他に
当協会名誉会長の帯津良一先生、
船戸クリニック院長の船戸崇史先生の
3名です。

テーマは「死から生を考える
~ホリスティックな死生観」です。
後日視聴も可能です。

また詳しいお知らせは出していませんが、
詳細は、9月頃に出す予定ですので、
ホリスティック医学協会のホームページ
ご覧ください。

皆さんのご参加を
お待ちしております。

    ブログ:江原さんとのお話②” に対して1件のコメントがあります。

    1. NS より:

      このブログに出会えたご縁に感謝申し上げます。
      書いてくださりありがとうございます。

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