ブログ:東北縦横断、ケセラセラの旅①

今年もついに、この日がきました!
そう、毎年恒例の嫁さんとの二人旅です!

今年は、「本当に楽しかった!」と
胸をはって言えます!
…なんて一度でいいから言ってみたいです。
も~本当に~。

前置きはさておき、
早速、始めましょう。

今回の旅行は6月19日~22日の三泊四日、
東北横断、秋田縦断の旅でした。

いつものように、
当日の朝は病院に行き、
回診を一通りすませ、
8時半に病院を出ると同時に
携帯電話の電源をオフにしました。

この間は、年に一度だけの
携帯もパソコンもない生活になり、
すべての縛りから解放される
唯一のときです。

8時45分には家を出る予定だったので、
家に戻ってすぐに出発できるよう、
前日に着替えだけはすべて
準備しておきました。

家にたどり着くと、
私の着替えはそのままの状態、
あれ?旅行に行くのに
キャリーケースがない?

そんな思いでキョロキョロしていると、
嫁さんが「キャリーケースいる?」と
たずねてくるではないですか!

キャリーケースなしで
お前は手ぶらで旅行しろ!とでも
思っていたのでしょうか。

当然、「いる!」と言うと、
しゃあないな~という雰囲気を
体全体に漂わせながらも、
隣の部屋からキャリーケースを
持ってきてくれました。

自分のキャリーケースは
しっかり準備されているのですから、
私のも一緒に持ってきてくれていても
よさそうなものなのに…

まあ、出発前から一悶着あるのも
恒例行事になってしまいましたが、
この程度ですんでよかったです。

今回は盛岡(岩手県)まで
新幹線を乗り継いで行きました。

先ずは最寄りの駅まで
息子に車で送ってもらい、
新幹線で東京まで行きました。

東京駅でお弁当を買い、
12時20分の東北新幹線はやぶさに
乗りました。

今回は、
以前から一度は乗ってみたかった
グランクラスに乗りました。

グリーン車よりも
上のクラスだけのことはあり、
椅子の幅も広く
座り心地は抜群でした。

その後、アテンダントが来て、
メニューを見せながら
飲食の注文を取りに来ました。

私はビールと
和食のつまみが4種類入った
しゃれたバスケットを注文しました。

嫁さんは「私は結構です」と
あえて注文はしませんでした。

昼食の弁当を
食べ終えた直後だったこともあり、
私のようにはガツつきませんという
意思表示だったのでしょう。

ビールと軽食が運ばれてきたので、
その場で料金を支払うつもりでしたが、
何も言わずに立ち去って行きました。

何とメニューの飲食は
すべて無料だったのです!

私と嫁さんはびっくりして
思わず顔を見合わせてしまいました。

その事実を知った瞬間、
「だったら私も頼もうかな」と言って
アイスコーヒーとパウンドケーキを
早速注文していました。

無料とわかると
急に目の色が変わるあたり、
やっぱりガツガツしているんだと
再認識させられました。

私は、その後、
日本酒、コニャックと注文、
酒まみれの2時間の旅を満喫。

一方の嫁さんというと、
初めての体験ということもあり
最初はしゃいでいましたが、
だんだん飽きてきたのか、
そのうちスマホをいじりはじめ、
後半は寝ていました。

私は車窓からの風景を
ずっと眺めていたいタイプなので、
嫁さんもきっとそうだろうと思い、
窓側の席を譲ったのですが、
どうもスマホや寝る方が好きなようで
これまた私の錯覚でした。

14時半には盛岡に到着、
その後2時間くらい
盛岡市内をブラブラしました。

私は市街地や買い物が嫌いなのですが、
せっかく来たのだからと思い、
歴史的建造物である
岩手銀行赤レンガ館などを見ましたが
やはり、ふ~んという感じでした。

ただ、ガイドブックに載っていた
「南昌荘」にだけは
唯一行きたいと思った場所でした。

ここは、明治時代に建てられた邸宅ですが、
庭が国登録記念物に指定されており、
それをぜひ見たかったからです。

地図を頼りにやっとたどり着いたのですが、
なんと門が閉まっているではないですか!

嫁さんが、「月・火曜日は休館」という
札がかかっているのを見つけ、
嬉しそうに「休館だって、残念だったね」と
言うではないですか!

人の不幸は蜜の味と言いますが、
嫁さんの嬉しそうな顔を見るのは、
こんなときばかりです。

都会の中で唯一の癒やしの場だと思っていた
南昌荘に振られてしまい、
やむなくそのまま盛岡駅に戻りました。

そこからレンタカーを借りて、
本日宿泊予定である雫石温泉まで
車を走らせました。

今回の旅は、昼食時も
ガッツリ酒を飲むと決意していたので、
午後の運転はすべて
嫁さんにお願いしていました。

今回泊まったホテルは、
15年くらい前に子供たちを連れて
泊まったホテルだと
嫁さんは言っていましたが、
私には全く記憶にありません。

そもそも盛岡に来た記憶もありません。
多分、あまりよい思い出がなかったので、
記憶から消し去られたのだと推察します。

部屋に入ると、
窓から見える岩手山の雄大な景色が
目に飛び込んできました。

私は思わず窓を開け、
その光景を全身で味わおうとしたのですが、
いきなり止められてしまいました。

「窓は開けないで下さい!って
書いてあるんだから開けたらダメ!」と、
立ち入り禁止区域に入ったかのように、
すごい剣幕で制止されてしまいました。

そのため、やむなくあきらめたのですが、
でも、窓の縁の張り紙を見ると、
「操作方法:窓はカチッと止まるまで
開放して下さい」と書いてあるでは
ないですか!

一体どこに窓を開けるなと書いてあるんだ!
と叫びたかったのですが、
ここは見なかったことにして
何事もなかったように振る舞いました、
大人ですから。

夕食前に温泉に浸かってこようと思い、
今度こそは露天風呂から
直接見える岩手山を眺めながら
癒やしのひとときを過ごしました。

浴場はかなり広かったのですが、
人は誰もいませんでした。

ですから、50年ぶり?に
お風呂で泳ぎました。
気持ちよかった~

さて、本日のメインである夕食の時間です。
今回は、囲炉裏での炭火焼き炉端会席コースを
予約していたので、
炉端のある部屋に誘導されました。

ここも10組以上、多分50人は
入れそうな広さのスペースでしたが、
担当のおじさんから、
「今日は黒丸様だけなので貸切状態です」
と言われました。

それはそれで悪くはないのですが、
風呂といい、夕食といい、
少々寂しい気がしました。

食事は十分に満足!
ビールもお酒もたらふく飲みました!

一番心配していた嫁さんとの会話ですが、
炭焼きをしてくれる担当のおじさんが、
付きっきりで焼きながら、
あれこれおしゃべりもしてくれたので、
直接的な会話はほとんどする必要はなく、
なんとか無事乗り越えることができました。

おいしい夕食も20時半には終了、
そのまま部屋に戻り私はバタンキュー。

こうして1日目は無事終わりました。
(続く)

    ブログ:東北縦横断、ケセラセラの旅①” に対して4件のコメントがあります。

    1. 松岡温美 より:

      先生の毎年の旅行ネタ面白くて楽しく読ませて頂いてます♪毎回読んでて思うのですが、下調べしないんですか?先生が行く所行く所定休日多い気がします笑笑
      後半も楽しみにしてまーす(๑˃̵ᴗ˂̵)

    2. こじこじ より:

      先生の語り口調を思い出し、なんだかほっこりしながら、楽しく拝読いたしました。
      明日も楽しみにしております!

    3. holicommu より:

      コメントありがとうございます。下調べはしたりしなかったりです。まあ、行き当たりばったりの旅も楽しいですよ。

    4. holicommu より:

      ありがとうございます。いつもと同じ調子でやってます。

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