ブログ:「ちょいポジ・ちょいネガ」思考

今まで、ネガティブ思考に関する
一連のブログを書いているうちに、
ポジティブ、ネガティブに関する考えが
まとまってきたので、
それについて書きます。

ポジティブ思考やネガティブ思考は
どちらも極端に走ってしまうと
うまくいきません。

そうではなく、
ちょっとポジティブで、
ちょっとネガティブくらいが
一番よいのかなと思うようになりました。

これが
「ちょいポジ・ちょいネガ」思考です。

私たちは、嫌なことや不快なこと、
不安や落ち込み、
怒りやイライラを感じることなど、
毎日のようにあります。

そのような不快なことに巻き込まれ
それを引きずってしまい、
悶々としているのが一番よくありません。

ですから、そのような不快なことには
あまり深入りせず、
とりあえず目の前にある
自分が今やるべきことに意識を向け、
それを淡々とこなしていくのが
もっとも基本的な対応の仕方です。

目の前のするべきことに集中していると、
そのうち不快な出来事は忘れてしまい、
自ずと穏やかな日常が戻ってきます。

このように不快なことに
あれこれ対応しようとするのではなく、
もっと大切なことに力を注ぐというのが
「ちょいポジ」思考の対応です。

このように、
気になりながらもスルーできるレベルの
嫌なこと、不快なことであれば、
このような対応で十分です。

また、多少の対応が必要となる場合でも、
過去において
「うまくやれたこと」を思い出し、
それを参考に
対応を考えるということも可能です。

いずれにせよ、
嫌なことや不快な出来事に
あまり深く関わる必要がない場合は
これで十分に対応できます。

一方で、スルーするわけにもいかず、
しっかりと対峙して対応を考えないと
いけない場合も少なくありません。

この際に必要になるのが
「ちょいネガ」思考です。

ここで重要になってくるのが、
不快やイライラを感じる事実や出来事と
ネガティブな思いや感情とを
切り離すという作業です。

そのためには、
ノートに不快な出来事を書き、
それを眺めながらあれこれと
対策を練るというのがひとつの方法です。

対応策を考える際のポイントは、
思考、感情、行動、身体、環境の
五つの視点から見るということです。

「思考」とは価値観や思い込みのことです。
「上司は部下をもっといたわるべき」
「家事は夫婦で分担してやるべき」
といった思いがもとで、
トラブルになることはしばしばです。

ですから、先ずは自分の中にある
トラブルのもとになっている思い込みを
見つけ出し、それを修正するのが有効です。

例えば、「上司は部下を
いたわるに越したことはないが、
必ずしもできる人ばかりではない」
「家事のことは夫婦で話し合うべき」
といった具合です。

「感情」の視点からの対策は、
不安やイライラを
うまくコントロールするための
方法を考えるということです。

イライラする状況があったら
すぐにその場から立ち去る、
といったことを事前に決めておくのです。

「行動」は、どのようなことをすれば
嫌な出来事に対処できるかを考えます。

「上司に毎日お茶を持っていく」
「家事の分担リストを貼る」
といったようなことです。

「身体」は、問題解決につながる
体からのアプローチです。

例えば運動することで
不安やイライラは軽減しますし、
呼吸法を身につけるのも
よいかもしれません。

最後は「環境」です。
「環境」とは、
自分を取り巻くすべてのものです。

これをうまく利用することで
不快な出来事への対策を考えます。

友人に助けを求めるとか、
職場を変わる、
自動掃除機ルンバを購入するなどです。

このように五つの視点から
ネガティブな思いになってしまうことへの
対応策を考えることで、
よい方法が見いだせる可能性が
高くなるのです。

以上をまとめると、
嫌なこと不快なことがあっても、
「ちょいポジ」思考で対処できることは
それでOKです。

しかし、それに対して具体的な対策を
立てる必要があるときは、
ネガティブに思うことであっても
そこから逃げることなく、
じっくりと向き合う必要があります。

先ずは、嫌なことを客観的に見つめ、
その上で、思考、感情、行動、
身体、環境の視点から
対応策をじっくりと考えるのです。

この両者の視点があれば、
大抵の嫌なことや不快なこと、
不安や落ち込み、怒りを感じることなどに
対応することが可能です。

その意味で、
極端なポジティブ思考やネガティブ思考は
必要ありませんが、
ちょっぴりポジティブ、
ちょっぴりネガティブな思考や感情は
とても役に立つということです。

「ちょいポジ・ちょいネガ」思考、
いかがだったでしょうか。

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