ブログ：私が「やりたいこと」

今年のゴールデンウィークは、
全く予定の入っていない日が
二日ありました。

そこで、この二日間を利用して、
先週のブログで紹介した
八木仁平さんの本に書かれている
ワークをしながら、
自分の「才能」や、
「やりたいこと」について、
ずっと考えていました。

その結果、
見えてきたものがありますので、
今回はそれについて書きます。

ひとつめは、
現在行っているセミナー活動は
私の「才能」を活かせる場なのだと
思うようになりました。

運営面に関しては全く興味がないので、
ここにはあまり力は入れません。

そうではなく、参加者の方々の
「心の治癒力」を活かし、育み、
その力を十分に発揮できるように
サポートするということに
とてもやりがいを感じるのです。

特に、セミナーでは
朝の時間が好きです。

毎回、セミナーの最初の時間は
一人一人に自由に話をしてもらい、
それに対して私が
コメントをするという時間を持っています。

話の内容は、セミナーに関する話から
最近あった出来事まで多種多様ですが、
その話へのコメント以外にも、
関連した話をあれこれすることもあります。

長いときには、参加者の話に対して
私のミニレクチャーが30分くらい
続くこともあります。

発言した人だけに対してではなく、
参加者のみなさんにも、
多少なりとも役立つような話を
するように心がけています。

これは、私にとって
結構楽しい時間でもあります。

そこで、ふと思ったのです。
参加者の話を題材にして、
いろいろな話ができるというのが
私の一つの「才能」ではと。

たいていの話題に対して、
あまり考えることもなく、
コメントや関連した話ができるし、
そんな話をするのも自分自身楽しいので、
ついしゃべってしまいます。

そんな私の話やコメントを
楽しみにしている参加者も
たくさんいる（と思い込んでいる）ので、
多少なりとも役にも立っているかなと
勝手に思っています。

多分私は、知らず知らずのうちに
いろいろな視点や考え方で
ひとつの話を聴いているのだと思います。

これは、セミナーのテーマである
悩みや問題を解決するための
アプローチにも活かされています。

悩みや問題を解決するためには
「質問」が重要であり、
その質問にもある程度の
パターンがあります。

セミナーでは、
そのことについて教えているのですが、
実際にはそれだけではなく、
いろいろな視点や考え方も
必要になってきます。

そのような思考ができることが、
有用な「質問」ができるか否かに
つながってきます。

私は心療内科医時代に、
そのあたりの経験をかなりしているので、
異なる視点から見る力が
ある程度身についているのだと思います。

そう考えると、
悩みや問題に対して様々な視点から考え、
有用な「質問」ができるというのも
私の「才能」だと思うのです。

また、今後の「やりたいこと」も
少し見えていきました。

セミナーの中心にある考え方は、
その人の持っている「心の治癒力」を
うまく引き出し、活性化することで
悩みや問題の解決に
つなげるかというものです。

その一方で、
セミナーをやっていて気になるのは、
そのような悩みや問題があまりない人も
いるということです。

そのような人には、
あまり役立たないのかというと、
そんなことはありません。

「心の治癒力」とは、
その人が持っている潜在的な力であり、
自分の可能性を広げ、伸ばし、活かす
原動力でもあります。

そうであれば、
悩みや問題の解決だけではなく、
自分自身を最大限に活かすために、
「心の治癒力」を活性化するというのも
よいのではと思ったのです。

巷には自己啓発系の本がたくさんあります。
夢を実現するとか、自己実現といった
類いの本です。

そこから学ぶことも多いのですが、
私自身、「もっともっと」と自分を煽り、
どんどん上に向かって進んでいくスタイルが
あまり好きではありません。

そうではなく、
自分のペースで、
今の自分の「やりたいこと」ができ、
そこに充実感や満足感があれば
それで十分だと思っています。

先週紹介した八木仁平さんの考え方は、
その点、共感が持てました。

そこで、セミナーでは今後、
「悩みや問題の解決」のみならず、
「やりたいことをやり今の自分を活かす」
という方向性も考えていこうかなと
思うようになりました。

この両者は、重なる部分も大きいですし、
どちらも「心の治癒力」の活性化により
実現できるものです。

今後の「やりたいこと」の
方向性が見えてきたので、
先ずは、これでやっていこうと思いました。