ブログ:「才能」の見つけ方

前回は八木仁平さんの本を紹介しましたが、
今回は彼の2冊目の本、
世界一やさしい「才能」の見つけ方
(KADOKAWA)を
紹介させていただきます。

前回の本では、
「得意なこと」(才能)という形で
才能に触れていましたが、
今回は「才能」を独立させ、
それについてもう少し
深掘りした内容になっています。

どんな人にでも「才能」はあるのですが、
実は、そのことに気づいていない人が
ほとんどです。

ましてや、
自分の才能の見つけ方など知りませんし、
その方法を学んだこともありません。

なぜ、自分の才能に気づかないのか、
そこには才能に対する
大きな誤解があるからです。

才能とは、人よりもうまくできることでも、
努力して身につくものでもありません。

才能とは、
「努力せず自然とできてしまうこと」であり、
「無意識のクセ」です。

つまり、あなたが、
「当たり前にやっていること」の中に
あるため、自分でも気づかないのです。

例えば、
「必要な情報を集める」のが好き
「計画を立てる」のが好き
「新しい体験をする」のが楽しい
といった具合です。

情報収集や計画を立てるというのが
好きだという人は、
これらを苦もなく自然としてしまうのです。
だから才能なのです。

また「新しい体験をする」のが
楽しいという人にとっては、
「新しいことに飛び込む」才能を持っている
可能性があります。

でも、本人はその才能に
気づいていないことが
多いのではないでしょうか。

端から見ると、
「そんなことよくできるね」と
言われることでも、
本人にとっては
当たり前にできることだからこそ
その人の才能なのです。

ただし、そのままの形では
うまくいかないことも多々あります。

そこで、多少手を加えることで、
「才能」を役立つ「強み」に
変えることが必要になってきます。

そのさいに重要になってくるのが、
才能は長所にも短所にもなるという視点です。

一見、短所と思えるものでも、
それを活かすことができれば
「才能」になるのです。

そのための最大のポイントは「環境」です。
つまり、才能が長所として活きる環境に
自分の身をおけばよいのです。

私の場合、
協調性がないというのが
短所といえば短所です。

でも見方を変えれば、
「自分独自の道を進める」
という「才能」でもあります。

私は、会社での仕事のように
みんなで協力しあって
仕事をするという環境は
好きではありません。

幸い、30年以上もの医者人生で、
ほとんどが一人でした。

現在、「緩和ケア内科部長」という
それなりの肩書きをもらっていますが、
私の下には誰もいません。
一人部長です。

部下がいないというのは、
すべて自分がやらないと
いけないということですが、
私はその方が合っています。

他の医者と一緒にするとなると、
意見や考え方が合わないことが
しばしば起こるであろうことが
容易に想像できるからです。

反社会的勢力ならぬ、
反医学的思考の持ち主なので、
それは当然のことです。

また、私は今の病院に就職して
5年目くらいに「嘱託医」になりました。
つまり、契約社員です。

そのため当直の義務もありませんし、
病院の管理業務にかかわる必要も
ありません。

また、公務員ではありませんので、
利益を上げる仕事をすることも可能であり、
そのため、セミナーの開催もできるのです。

ですから、「独自の道を進める」という
私の「才能」が発揮できる場として、
今の環境はとても好都合なのです。

さて、才能を強みにするためには
もう一つ大切なことがあります。

それは、才能を活かすための
スキルや知識を身につけるということです。

私の場合は、
「心の治癒力」を活性化するための
様々な考え方や方法を学び、
身につけました。

心療内科時代は、
自分が気に入った心理療法を学び、
それを治療に取り入れ、
経験を深めていきました。

今は、いろいろな本を読んで、
「心の治癒力」を活かすための
考え方やヒントを探しています。

今回取り上げている八木仁平さんの本も、
その一環として読んだものです。

なお、スキルや知識を
先に学ぼうとする人がいますが、
これはあまり成果が上がりません。

なぜならば、
自分の才能がわからないままに、
技術や知識を身につけても、
才能を活かしきれず、
小さな成果しか上げられないからです。

しかし、多くの人は
この間違いを犯しています。

ブログを書いたり、
YouTubeをしたりするのはよいのですが、
「情報発信をする」のが好きだという人は、
それが才能なのでいいかもしれません。

しかし、お金を儲けたいとか、
有名になりたいという理由でやり始めても、
そのうち苦痛になり、
何のために情報発信をしているのかが
わからなくなってしまいます。

そうならないように、
先ずは、自分の「才能」を見つけ、
それを活かし育てることが
大切になるのです。

そのための具体的な方法は
本書に詳しく書かれていますので、
興味のある方はそちらをお読み下さい。

最後にひとこと。
自分でも気づかなかったのですが、
私には「天才的ないい加減さ」が
あるようです。
これも才能なのでしょう。

    ブログ:「才能」の見つけ方” に対して2件のコメントがあります。

    1. 松岡温美 より:

      いつもきっかけを与えて下さりありがとうございます♪今回も即購入しましたー!なかなか前進できていないと感じているので才能を見つけて明確にし加速できる事を願って(≧∀≦)

    2. holicommu より:

      松岡さんへ
       いつもありがとうございます。是非才能を見つけ開花させて下さいね。

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