ブログ:また我慢できなくなった!

私のYouTubeがBANしたこともあり、
マスクに関するコメントは、
しばらく封印しようと思っていたのですが、
先日の新聞を読んで、
また我慢できなくなってしまいました。

5月8日から新型コロナウイルス感染症が
「2類」から「5類」に変更されるのに伴い、
政府は新たな健康習慣として、
感染防止の「5つの基本」を発表しました。

これを見て愕然としました。

「2類」から「5類」へ
変更するということは、
政府は医学的にも法律的にも、
コロナ前の状況にもどったと
認識しているということです。

そうであれば、
生活様式や感染対策に関しても
以前と同様に戻してもよいのに、
どうも、そうはしないようです。

なぜ戻さないかというと、
「コロナ恐怖症」や「万が一病」の人たちの
不安感に気を遣っているからです。

夏場でも外でマスクをしながら歩くような
「コロナ恐怖症」の人たちの不安を基準にして、
物事を考えているのです。

では、発表された「5つの基本」を
見てみましょう。

5つの基本の①と⑤は
①「体調不安や症状がある場合は、
無理せず自宅で療養あるいは受診をする」
⑤「適度な運動、食事などの
生活習慣で健やかな暮らしを」です。

これはコロナとは関係なく、
当たり前のことです。

問題は、②~④の項目です。
②「その場に応じたマスクの着用や
咳エチケットの実施」

咳エチケットも当たり前です。
敢えて人の顔に向けて
咳やくしゃみをしてはいけません。

問題は「その場に応じたマスクの着用」です。
マスクの着用は任意と言っておきながら、
結局、いろいろな可能性を列挙して、
マスクをすることを
考えろと言っているわけです。

さらには、
「マスク着用を呼びかけられている場面では
できるだけ着用に応じる」
「外出時もマスクを持ち歩き、
必要に応じて着用できることを推奨」
と言うのです。

コロナ前、インフルエンザの流行期であっても、
発熱や風邪症状がないのに
マスクを持ち歩いていたり、
マスクの着用を呼びかけられることは
決してありませんでした。

これはコロナ恐怖症の人の
不安感を和らげることが目的であり、
そのためには無症状の人でも、
いつでもマスクの着用ができるように
準備しておきなさいという意味です。

そうなると、
マスクの着用は任意という大原則は
なし崩し的に反故にされ、
結局は有名無実なものに
なってしまうのではないでしょうか。

なんのためのマスク緩和策なのか
全くわからなくなってしまいます。

③「換気、密集・密接・密閉(三密)の回避は
引き続き有効」も巧妙です。

これを読むかがり、
換気や三密の回避は引き続きやって下さいと
誤解するような表現になっています。

しかし実際には、
換気や、三密の回避をして下さいとは
一言も言っていません。

あくまでも、これらは
「呼吸器感染症の感染リスクを下げられる」
と、言っているだけです。

勝手な思い込みをうまく利用して
今と同じ状況を暗に続けさせようという意図が
透けて見えます。

もちろん、換気などは一切不要だとは
思っていません。

しかし、この3年間のような、
異常かつ過剰な換気や三密回避は
もうやめてもらいたいものです。

今は、患者さんやその家族と
病院の面談室で重要な話をする場合も
「換気」を理由に、
ドアは閉めないようになりました。

そのため、中で話されていることは
外から丸聞こえです。

それまでは散々、
プライバシーを守りましょうと
言っておきながら、
今は、面談室のドアは開けて
話をしましょうということになっています。

また、もし今年の冬も、
雪が舞い散る冬場のホームで、
電車が5分くらい止まるときも、
相変わらずドアを閉めて
もらえないのかと思うと、
もう、うんざりです。

昔のように、
「車内の保温のためドアは閉めますが
手動で開けられます」
というあのアナウンスは
いったいいつになったら
聞けるのでしょうか。

残る一つは
④「手洗いは日常の生活習慣に」です。

手洗いは当然のことですが、
ただ、「手洗いは20~30秒程度かけて
流水と石鹸で丁寧に洗う」という説明文には
笑ってしまいました。

現在、平均手洗い時間は6~10秒であり、
半分以上のひとは10秒以下です。

医学的には
最低でも20~30秒くらい洗わないと
手についた細菌やウイルスを
十分に落とすことはできないのに、
毎回そんなに丁寧に手を洗っている人など
ほとんどいません。

つまり、大半の人は、
不十分な手洗いをして
やった気になっているだけなのです。

でも、そんな手洗いの仕方でも、
実際には、ほとんど問題は起こりません。

最低20~30秒は洗いましょうなどという、
ほとんど実行されないことを
わざわざ言う必要はないと思うのですが、
「ちゃんと言いましたよ」という、
お役人のアリバイ作りのためには
必要なのかもしれません。

「5つの基本」のうち、
②のマスクの件を除き、
すべて自分でやるべき対策なので、
私がとやかく言う必要はありません。

しかし、②のマスクの着用に関してだけは、
他人への干渉を認めるような
文言になっています。

自分の健康を害してまで、
コロナ恐怖症の人たちの不安感に
配慮しないといけないかと思うと、
やりきれない気分になります。

今後、ノーマスクの人が増えても
何ら問題ないことがわかり、
その結果、次第にコロナ恐怖症の洗脳が解け
マスクをしない人が当たり前の世の中に
一日も早く戻ることを願ってやみません。

    ブログ:また我慢できなくなった!” に対して2件のコメントがあります。

    1. 江藤宏子 より:

      黒丸先生、同感です。
      ほんと、なんで不安症に合わせなきゃいけないんですかね?

      なんか覚悟も自律してない人にあわせるのバカらしいです

      ちなみに私はマスクしませんけど。

    2. holicommu より:

      江藤さん、コメントありがとうございました。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください