ブログ：映画「月の満ち欠け」を見て

何年ぶりかで映画に関するブログを
書きますが、あまりの感動に
つい酒を飲みながら？
このブログを書いてしまいました。

いや～感動しましたね～
映画「月の満ち欠け」、
ずっと泣いていました。
（感動のあま2回も見てしまいました）

実は「月の満ち欠け」は
最初、文庫本で読みました。

その後、映画化されることを知り、
もう一度読みました。

そして今回、満を持して
映画を見に行ったというわけです。

私がこの映画に惹かれたのは
いくつか理由があります。

とにかく私は、時空を越えるが
たまらなく好きなのです。

この映画も「生まれ変わり」の話です。

私は高校時代や大学時代は、
生まれ変わりや死後の世界に
すごく興味を持っており、
この類いの本はかなり読みました。

映画の中でも
「前世を記憶するこどもたち」という本が
出てくるシーンがあります。

これは新しい版の本ですが、
私が読んだのは古い版の
「前世を記憶する20人の子供」で、
これはまだ家に残っていました。
昭和56年の第4刷のものです。

この本を見ただけでも、
なんか、すごく懐かしくなりました。

でも、生まれ変わりを
信じるのかと言われると、
「信じたい」としか言えません。

ただ、生まれ変わりが本当であれば、
私の妻や子供たち、
今一緒に仕事をしている仲間や
仲のいい友人などが、
いったい前世で
どのようなつながりだったのか、
そんなことを考えるだけでも
楽しいではないですか。

江原啓之さんとは何度もお会いして
プライベートでも話をしていますが、
スピリチュアルなことに関する話は
一切しませんし、
たずねたこともありません。

なぜか、そのような話は、
自分の思いの中だけにしまっておき、
前世を知りたいなどとは思わないのです。

以前、前世がわかるという人と会い、
と言うか紹介されてしまい、
その人に「前世を知りたいですか？」と
たずねられたので、
「いいえ、知りたくありません」と答えたら
激怒されたのを思い出しました。

その人が言うには、
私はある使命を持って
この世に生まれてきたというのです。

それも教えると言われましたが断りました。

なぜならば、
そんなことを聞かされてしまったら、
それが真実か否かに関わりなく、
知らず知らずのうちに、
言われたことにこだわりを持ってしまうと
思ったからです。

私は、そんなことに引っ張られず、
今の世の中を自分の思ったとおりに自由に
生きたいと思っているので、
そのような余計な先入観は
入れたくはないのです。

話を戻します。

この映画は、悲しいシーンも
たくさんあるのですが、
その一方でとても幸せなシーンも
いくつかあります。

映画では、夫婦役の
大泉洋と柴咲コウの二人が、
18歳になった娘の瑠璃とその友達と一緒に
誕生パーティーをするシーンがありますが、
これが本当に幸せそうなんです。

たわいもない会話や笑いが
あるだけなのですが、
その日常の平凡なひとときに、
大きな幸せを感じるのです。

最後に大泉洋が新幹線の中で、
ビデオを見返すシーンがあります。

このときに柴咲コウが、
ワインを飲んで少々赤ら顔で
語っているシーンがあるのですが、
これがまた涙が出そうなくらい
幸せそうな表情をしているのです。

私も最近、
「日常の些細な喜び」が
「大いなる幸せ」だと
感じるような年になってきたせいか、
こういうシーンはいたく感動します。

先日も、母の一周忌で
久しぶりに子供4人全員が集まったので、
近くの居酒屋で夕食を食べました。

次男の嫁も来たので
総勢7名が集まりました。

私はひたすら飲むだけで、
さほどしゃべることもしませんでした。

でも、子供たちがたわいない話で盛り上がり、
ケラケラ笑っているのを眺めていると、
まさにこのような平凡な日常の喜びが
幸せなんだなあと、
しみじみと感じたのを思い出しました。

失礼、また話を戻します。

それともうひとつ
この映画のお気に入りのシーンがあります。

私は有村架純のファンなので、
彼女が出ている映画はできるだけ
見に行くようにしています。

今回、この映画にも出るというので
すごく楽しみにしていました。

特に、部屋で三角（みすみ）君が
手持ちのビデオカメラで、
外を眺めている彼女の姿を
撮影するというシーンがあるのですが、
その映像に映っている
有村架純のはにかんだ笑顔が
なんとも言えず美しいのです。
本当に癒やされます。

これだけで幸せになります。

ラストシーンも感動です。
ネタバレになるので詳細は言いません。

映画ならではの見せ方であり、
小説では決して味わえない、
映像だからこその感動でした。
もう、涙腺爆発です。

そして最後の最後、
みずきちゃんのシーンも
目に焼き付いて離れません。

前世がどうのこうのとか、
幸せがどうのこうのとか、
有村架純がどうのこうのとかは
どうでもよいので、
ぜひ、映画を見て感動を味わってください。

あなたの身近な人が、
もしかしたら前世の恋人？と
思うかもしれませんよ。