前回は、
生活習慣病予防改善セミナーの開催を
思い立つまでの
私の心の変遷について書きました。

今回はそのセミナー内容の
特徴的な点ついて書きたいと思います。

テーマが生活習慣病ですので、
運動や食事、心のケアを
生活にいかにうまく
取り入れられるかがポイントになります。

そのための具体的な方法や考え方を伝え、
それを実践してもらい、
さらにはそのフォローアップを
していくというのが
このセミナーの大まかな構成です。

ただし、
従来的な運動や食事指導などを
するつもりはありません。

運動や食事の重要性などは
誰もが知っています。

また、健康的な食事を
バランスよく摂りましょうなどと言っても、
さんざんお菓子や加工食品を食べている人に
そんなことができるわけありません。

ですから、
毎日30分は歩きましょうとか、
間食はやめましょうといった
できないことを提案しても
意味がないのです。

大切なのは、
どうしたら運動や食事の取り組みを
継続し習慣化できるのか、
その考え方やコツを伝えることです。

あとはそれを実践してもらい、
試行錯誤を繰り返しながら
成功体験を少しずつ積んでもらえば
よいのです。

ですから、あわてて
運動や食事の改善を促すようなことはせず、
まずは習慣化する方法を
身につけてもらうことを
主眼に置いています。

ここで大前提となる考え方は
これならできると思える「小さな行動」を
毎日実行し、
それを少しずつ
増やしていくというものです。

例えば、
1日1分の運動でもよいのです。

ポイントは
「それならできる」と思える行動であり、
「これをしなければダメ」という行動では
ありません。

つい、毎日10分くらいは歩かないと、
と思いがちですが、
それでは続かないのです。

「小さな行動」とは、
熱が38度あったとしても
これならできるという程度のものです。

これならば続けられますし、
続けられれば
もう少しやってみようと思えてきますし、
その繰り返しが習慣化につながるのです。

また調子の悪いときや
やりたくないときもあります。

そんな時は最初に設定した
「小さな行動」をやればそれでOKです。

これならば継続することが可能です。
習慣化で最も重要なことは継続です。

だからこそ、継続ができる仕組みが
大切なのです。

実は食事についても同様です。
最初から理想的な食事などできませんし、
今までの食生活をそう簡単には
変えられません。

だいいち、食事制限や
食べるのを我慢したりするアプローチは
すぐに耐えられなくなるので
ほとんどの場合、うまくいきません。

ですから、我慢することはせず、
いままでのように食べてよいのです。

もちろん、それだけだと
いつまでたっても
生活習慣病は改善されません。

ですから、食習慣にも
これならばできると思える
「小さな食習慣」を
取り入れていくことを考えます。

例えば、毎朝起きたら
水を1杯飲むとか、
納豆をひとパック食べるといった具合です。

そのような健康的な食事を
意識して取り込むことで、
次第に不健康な食事と
入れ替えていこうという気持ちに
なっていくものです。

そんな気持ちになったら、
今度はお菓子や間食、
超加工食品と言われるものを
少しずつ健康的な食事に代えていけば
よいのです。

また心のケアや
ストレスへの対処も重要です。

実を言うと、
これはそう単純なものではないのですが、
最初の一歩としては
ノートを使ったセルフケアの方法を
取り入れようと思っています。

家庭や職場での人間関係の問題といった
厄介な問題に対しては、
はやりカウンセリングのような
第三者の協力が必要になってきます。

今は、セラとぴあという
Zoomによるカウンセリングルームもありますし
今度新たに始める
ホリスティックコミュニケーションカードを
使ったカウンセリングも
有効だと思っています。

いずれにせよ、
心のケアについては
もう少し中身を考えていくつもりです。

このセミナーは1回では終わりません。
2週間~1か月ごとに
フォローアップをしていく必要が
あるからです。

その際に、
生活習慣病に関するミニレクチャーも
毎回していく予定です。

ここでも、皆さんがよく耳にするような
高血圧症や脂質異常症などの
ありきたりの話をするつもりはありません。

人は、検査値に一喜一憂し、
言われたことをそのまま信じています。

しかし、ここには様々な問題点や誤解、
さらには基準値の決定をめぐる裏話などが
たくさんあります。

それらのことを知ることで、
巷の情報に振り回されることなく、
また、余計な心配をせずに、
習慣化にじっくり取り組めるようになると
思っています。

このセミナーは、
まだ完成されたものでも
有効性が実証されたものでもあません。

ただ、長年にわたり
心療内科医として治療経験を積み、
またコミュニケーションセミナーや
習慣力を身につけるセミナーを
十数年にわたり積み重ねてきました。

これらの集大成として、
この生活習慣病セミナーを考えているので、
それなりに有効性の高いプログラムが
つくれるのではと勝手に思っています。

いずれは、これを指導できる指導者も
養成していきたいとも思っています。

習慣力を身につけ、
運動や健康的な食事を習慣化させるためには
希望や喜び、満足感、達成感といった
心の働きも大切になってきます。

これはまさに
「心の治癒力」の働きに他なりません。

この「心の治癒力」を呼び覚まし、
それを活性化することで、
運動や食事の習慣化にイキイキと
取り組んでもらえるように
なってもらうことが
このセミナーの最大のポイントです。

とりあえず今月から
内輪のメンバーを対象として
実験的なセミナーを開催します。

それを基にして10月からは
本格的に生活習慣病予防改善セミナーを
始動させたいと思っています。

生活習慣病が気になっている方、
こうご期待を。