ブログ:珍道中①~新潟市偏
私は毎年1回、嫁さんと二人で
三泊四日の旅行に行くことにしています。
これは私が自分に課した義務です。
嫁さんは必ずしも行きたいと
思っているわけではないことは
よ~くわかっています。
旅行前日の夕食時も、
昨年の7月に亡くなった
クー(飼い犬)のことを思い出し、
「今年はクーがいなくてよかったなあ~」と
言いました。
実は、毎年この旅行中は
子どもたちが何とか都合をつけて
散歩や食事の世話を手分けして
やってくれていたのですが、
今年はみんな家を離れてしまい、
クーの世話をする人が
いなくなってしまったのです。
でも、クーが亡くなり、
その心配がなくなりました。
そう言う意味で
「クーがいなくてよかった」と
言ったのです。
すると、嫁さんは真顔で一言。
「クーがいたら、旅行なんか行かないし」
私との旅行よりも、
クーの方が大切なのはわかります。
ですから、私はそんなことを言われても
めげませんし、全く気にもしません。
さて、今年の旅行ですが、
新潟に行こうと思い立ち、
3か月前から計画を立て始めました。
私は都会が嫌いなので、
自然豊かな田舎へと行く傾向があります。
その方がのんびりできてよいのです。
1日目は月曜日だったので
朝早くから病棟の回診をし、
10時頃には病院から戻り、
10時20分には家を出ました。
病院から戻ると、予想どおり、
私のスーツケースの準備は
全くされていませんでした。
でも大丈夫です、これは想定内。
昨年は、ここで早くも喧嘩になりましたが、
今年は、昨年の教訓を生かし、
自分で淡々とシャツや下着の準備を
5分ですますことができました。
世の中には、
そんなことは自分でやるのが
当たり前だと言う人もいるようですが‥
私は気にしません、私は私の道を行きます。
今日は朝からあいにくの雨。
でもめげません。
まず、新幹線で名古屋まで行き、
名古屋からは飛行機で新潟へ直行。
名古屋空港にはお昼頃に着き、
出発までに1時間半ほど時間があったので、
早速昼飲みを始めました。
とは言っても、時間も短かったので、
瓶ビール2本と日本酒2合だけでした。
いつもは飛行機の窓から
外の景色をず~と見ているのが
好きなのですが、
今回はずっと雨雲の中を飛んでいたため
何も見えません。
仕方なく持参のナンプレを始めました。
ところが、簡単なナンプレが
なぜかできないのです!
同じものを2回やったのですが、
結局、2回とも行き詰ってしまいました。
やはり少し?酔っていたせいだと思い、
ナンプレはあきらめ、
結局、ボーっと過ごしていました。
飛行機が新潟空港に到着し、
シートベルトを外そうとすると、
今度はシートベルトが
外せないではないですか!
何回やってもうまくいかず、
1分以上格闘した末、
ようやく外せました。
ナンプレといい、シートベルトといい、
酔うとこんなにも
頭が働かなくなるということを
改めて実感した次第でした。
その後は何事もなく、
新潟空港からはバスで新潟駅まで移動。
当初の計画では、
チェックイン後にすぐ
レンタサイクルを借りて、
新潟の街をあれこれ回ろうと
思っていました。
しかし、新潟も雨だったので、
その気は完全に失せました。
また、新潟駅に隣接したところで
利き酒コーナーがあるので、
そこにも行こうと思っていたのですが、
酔いがまださめない状況でしたので、
これまた行くのをやめました。
結局、ホテルに入った後は、
1時間ほど何もせずボーっとしていました。
そろそろ飲みたいという気持ちに
なってきたので、
17時過ぎにはホテルを出て、
ガイドブックで見つけた
美味しそうなお店まで
傘をさしてテクテク歩くことにしました。
しかし、探せど探せどその店は見つからず、
結局あきらめ、
近くにあった居酒屋「よさ来い」に
入ることにしました。
店内には私の好きな
坂本龍馬のポスターが貼ってあったりして、
「おっ、いい!」と思いました。
あとで気づいたのですが、
ここは「高知」の料理を売りにしたお店でした。
だから、坂本龍馬なのだと合点。
まあ、新潟に来て高知の料理を食べるのも
よいのではないでしょうか。
どこの料理だろうが、
酒が飲めたらよいのです。
嫁さんと二人で飲むと、
黙食を意識しているわけではないのですが、
沈黙の時間が長くなります。
そんなこともあり、
2時間もかけずに夕食は終了、
そのままホテルに戻って
バタンキューでした。
今日は、朝から晩まで、
彦根も名古屋も新潟もすべて雨でした。
まさに、今回の旅行の
前途を暗示しているかのような天候でした。
(続く)