ブログ:居酒屋は休業しない方がいい
私はお酒を飲むのが好きなので、
セミナーを終えた後などは、
必ずみんなで飲みに行っていました。
ところが、今回の
新型コロナウイルス(以下CV)の騒ぎで
セミナーはなくなってしまい、
みんなで飲みに行くこともできず、
ちょっと寂しい気分になっています。
もちろん、世間ではそれどころではなく、
医療崩壊も現実になりつつあります。
これ以上の感染拡大を防ぐために、
とりあえず5月の連休明けまでは、
不要不急の外出や3密を避ける行動を
政府は強く求めています。
また緊急事態宣言に基づき、
全国の映画館やパチンコ店など、
3密(密閉・密集・密接)の
可能性の高い娯楽施設などは
軒並、休業要請が出され、
実際、多くのお店が休業しています。
これはやむを得ないことだと思います。
その一方で、
スーパーやコンビニなど、
日常生活に必要なものを買うお店は
通常通りの営業を続けています。
これらは人が集まるところだとは言うものの、
仕方ないと思われます。
ところが、
必ずしも必要とは思われない居酒屋は
閉店時間は早まったものの、
休業要請は出されていません。
政府と小池都知事との間で、
あれこれあったようですが、
最終的には
休業しなくてもよいことになりました。
ここには当然、
経済的視点からの駆け引きがあったと思われます。
つまり、居酒屋を閉めることになったら、
生活困難に陥る人がたくさん出てくるでしょうし
そうなればその人たちへの
経済的援助も必要となってきます。
当然、その分、国の支出もかさむため、
それならば今回の休業要請は
見送りにしようということになったと思われます。
しかし、これは明らかに矛盾です。
不要不急の外出や3密を避ける行動を
国民に要望している一方で、
居酒屋には行ってもいいですよと
言っているようなものだからです。
そうは言っても、
19時までしかお酒が飲めないのであれば、
行っても仕方ないので、
わざわざ居酒屋には行かないという人も
多いでしょう。
結局、店を開けていても
お客さんはほとんど来ないというのが
現実だと思います。
そうだとわかっていても、
でもやはり私は、
居酒屋は開けておいてほしいのです。
それはなぜかと言うと、
何でもかんでも制限してしまうと、
人は耐えられなくなり、
いつかどこかで爆発してしまうからです。
いろいろな人が、
政府は宣言を出すのが遅すぎたとか、
海外からも中途半端な対応だと
批判されていますが、
私はそうは思いません。
早めに宣言を出したところで、
感染が広がらずに済むとは思えず、
逆に、行動が制限される時期がその分長くなり
より一層、心理的にも経済的にも
ダメージが募るだけです。
海外のようにロックダウン(都市封鎖)をしても、
短期間であれば、何とかなるかもしれませんが、
これが何か月も続くと、
我慢の限界を超えることになり、
暴動も起こりかねません。
人はモノではありません。
心を持った生き物です。
感染拡大の防止という、
生物学的次元でしか物事を考えず、
ただ制限することばかりに目が向きすぎると、
いつしか人々の心は疲弊し、
うつになるか、イライラの限界を超えて
爆発するかのどちらかです。
それによる自殺や事件、事故、
さらにはストレスによる病状の悪化が、
CV感染で亡くなる人の数を
はるかに上回る事態にもなりかねません。
つまり、こんな状況だからこそ、
息抜きができる時間や場所が
絶対に必要になってくるのです。
お酒が好きな人にとっては、
居酒屋はまさにそのような空間であり、
憩いの場であり、オアシスなのです。
今の時期、
3密を避けた行動を取ることは必要です。
しかし、日常生活を営む上で、
それを100%実行することは困難です。
現実問題として、
人と接する機会を8割減らすと、
感染は終息に向かうと言われています。
裏を返せば、今までの2割程度であれば
人と接する行動はやむを得ないということです。
その2割を、休みの日の昼や夕方に
居酒屋で飲むことにあてがっても
よいのではないでしょうか。
もっともたくさんの人で行くのは、
やはり憚られます。
一人飲みか、
せめて2人でといったところでしょうか。
多分、ほとんど人もいないので、
3密を避けることは可能だと思われます。
スーパーで買い物をするよりは、
ずっと3密を避けた行動になっているのでは
ないでしょうか。
何事もそうですが、
何でもかんでも制限されてしまうと
そこには大きな負担やストレスが生じます。
2割くらいは
目をつぶってもらえると思うからこそ、
何とか我慢できるのです。
車のハンドルと一緒で
「遊び」の部分がないと運転もままなりません。
私たちの生活も、
2割の「遊び」の部分があるからこそ、
自粛を強いられた生活をしていても
何とか維持できるという側面があるのです。
新型コロナウイルスへの対応は
長期戦になることが予想されます。
だからこそ、
より一層「遊び」が重要になってきます。
もちろんその際、
3密を避けるような行動をとるというのは
基本としてしっかりと
意識しておく必要があります。
ちなみに私は、
夜は家でゆっくり飲むのが好きなので、
普段、外で飲むことはありません。
普段からお忙しい中、学べてゆったりさせてくれるblog、ありがとうございます。(学んでいるつもりです。)
心身のセルフケア
脆弱なバウンダリーであることを踏まえ
希望をもって取り組んでいきたいと思います。
いつも勉強になる話題をご提示くださり、ありがとうございます。
「やめる」「避ける」「耐える」「我慢する」という、日々大量に見聞きするフレーズ。頭では必要と理解しつつ、人間の本能に反するメッセージであるが故、よけいにストレスが溜まります。
休日、一部の場所やお店に大量に人が集まる映像を見ると、ダイエットにおけるリバウンドやモラルライセンシングを思い出します(もちろん、生活パターン上しかたない方や、マスコミの煽り映像という要素もあると思いますが)。
また、家でじっとしていると、森田療法で言うところの「精神交互作用」が働いて、ストレスが上がる方や具合が悪くなる方も少なからずいらっしゃると思います(検査対象から漏れたり、自宅療養中の”軽症者”の方が急速に悪化してお亡くなりに・・・というニュースを聞けば余計に)。
ストレスを”減らす”、”上げない”というと、「~しない(=ストレス源)」というサイクルにはまっちゃいそうですので、私は「免疫力を上げるために〇〇する」「この行動は、免疫力が上がるのに役立つ」と思い浮かべて過ごしています。家でただ静かに過ごしていることにも、積極的な意味づけをして、「免疫貯金」「免疫育成中」とイメージすると、ちょっと気分が柔らぎます。
山田さんへ コメントありがとうございます。感染拡大には注意が必要ですが、その一方で免疫力をあげるためにできることを実行することも重要です。ぜひ、免疫貯金、免疫育成をしてください。