先週は、できるだけ加工食品を減らし、
健康的で質のよい食事を心がけること、
ただしその場合も我慢は不要であり、
加工食品でも食べたかったら食べてもよいし、
健康的な食事でも嫌なら食べなくてもよい
ということを話しました。

今回は、我慢しないダイエットを実践するための
もう少し上手な工夫の仕方について
書きたいと思います。

そのポイントは、
そんなことならできるかもしれないと思える
「ほんの小さな変化」を
食生活に上手に取り入れていくことです。

先ず大前提となるのが、
繰り返しになりますが
我慢しないということです。

体重を増やすような加工食品を
我慢したり制限したりするのではなく、
質のよい健康的な食事を
生活の中に少しずつ取り入れていくことを
意識するようにするということです。

例えば毎朝、
缶コーヒーを飲む習慣があったとしましょう。
これにはたくさんの砂糖が入っています。
もちろん砂糖は「超」加工食品です。

普通の缶コーヒーは100gあたり
約7.5gの砂糖が入っています。
ちなみに500mlのコーラは56.5g、
100%オレンジジュース500mlにも55gの
砂糖が入っています。

体重を減らすためには、
これらに含まれる「超」加工食品の砂糖を
できるだけ少なくした方がよいのですが、
その減らし方には、様々な方法があります。

例えばコーヒーを飲む前に
グラス1杯の水を飲むとか、
10分待ってから飲むようにするとか、
コーヒーの代わりに
コーヒー味の氷を食べる等々、
いろいろ工夫のしがいがあります。

でも、グラス1杯の水を飲んでも、
そのあとに缶コーヒーを飲んだら、
結局いっしょのことではないの?と、
疑問を持つ人もいるかもしれません。

確かに、結果だけを見たらそうです。
しかし、たた缶コーヒーを飲むのと、
水を1杯飲んでから缶コーヒーを飲むのとでは、
無意識への働きかけ具合が全く違うのです。

わざわざ水を1杯飲むということは、
心のどこかで、
それで缶コーヒーを飲まなくてもよくなれば、
いいんだけどなあ、という思いがあるのです。

実際、そのような行動を続けることで、
どこかで、今日は飲むのをやめよう、
という気持ちになり、
実際、水を飲んだだけで満足するように
なることがあります。

これは我慢して飲まないのとは全く異なります。
また、何日かは水だけで過ごせたとしても、
やっぱり今日は缶コーヒーを
どうしてものみたいと思うのであれば
その時は飲めばよいのです。

食事に関しても同様のことが言えます。
最初はどんなものを食べても結構ですが、
少しずつ野菜や果物を増やすとか、
一口ごとに30回噛むといったことを
取り入れていけばよいのです。
(ちなみに私は30回噛むというのは
ストレスを感じるのでやりません)

このような思いで取り組んでいると、
それは次第に他の食べ物にも波及し、
少しずつ食事が変わってくるというわけです。

これが、我慢することなく、
健康的な食べ物を取り入れていく方法です。

もう少し具体的なプランを紹介しましょう。
例えば、食事の度に何かひとつだけ、
健康的な食べ物に変更(アップグレード)する
というのが典型的なやり方です。

デザートのアイスクリームを
イチゴやバナナにするとか
菓子パンをご飯にするとか、
飲み物は水にするとか、
そんな程度でよいのです。

いきなり唐揚げを豆腐にしたり、
ハンバーグ定食を
ざるそばにする必要はありません。

人は大きな変化には抵抗を示し、
それをしようとすると我慢を強いることになり
結局はうまくいきません。
これくらいならいいかと思える程度で
変えていくのがポイントです。

また、3食のうち、1食だけを
「超」健康的な食事にし、
他はいつも通りに食べる
というやり方もあります。

1食(たいていは朝食)でも
しっかりと変えることができれば、
いずれどこかで昼食にも
挑戦してみようという思いになります。

これはBOOCSの食事法をさらに
緩めたやり方だと言えます。

なお、買い物の時にできる工夫もあります。
欲しいものをすべて買い物かごに入れて
レジに向かう直前に、
健康によくない食事をどれかひとつだけ選び、
それを元に戻すか、
健康的な食品と取り換えるかするのです。

いかがでしょうか。
これならできると思いませんか?

次回は我慢しないダイエットの最終回です。