ブログ:セルフカウンセリング

私はカウンセリングのセミナーを
定期的に開催し、
悩みや問題を解決するための考え方は
コミュニケーションスキルを
教えています。

ただしこれは、
あくまでも第三者の悩みや問題への
対処スキルです。

しかし実際は自分自身も
何かしらの悩みや問題を抱えている人が
ほとんどです。

そこで今後は、
自分で自分の問題を解決する
セルフカウンセリングの考え方や
方法について教えるセミナーを開催するのも
いいなと思うようになりました。

もちろん、
自分で自分に質問をすればいいだけなので、
今教えている方法でも十分可能です。

ただし自分で自分に質問する場合
うまくいくか否かは人によって異なります。

なぜかというと、
相手から質問される場合は、
答えざるを得ないので
あれこれ思いをめぐらせて
なんとか答えを絞り出します。

その作業が、実は気づきをもたらし、
問題解決のための重要なヒントになります。

上手な人にカウンセリングを受けると、
的確な気づきをもたらしてくれるので、
とても有用です。

でもこの作業は結構、
心的エネルギーを必要とします。

相手がいるので、
途中で投げ出すわけにもいかず、
なんとか質問に答えようと
努めてくれるからです。

しかし、自分一人でする場合は
そうではありません。

自分の質問に答えようとしても
それなりのエネルギーがいるので
途中で考えるのが面倒くさくなることも
しばしばです。

それでも根気のある人は
続けることができるでしょうが、
私のような根気のない人間は
すぐに嫌になってしまうのです。

途中でやめても
誰からもとがめられることはなく
誰にも迷惑をかけることもないので、
多くの人は途中で
簡単に投げ出してしまうのです。

そのため一人でやるカウンセリングは
あまりうまくいかないことが多いのです。

ただし、
一人でする場合のメリットもあります。

それは、いつでもできるし、
何度でもやり直しがきくため
とても融通が利くということです。

また、全く別の視点から
質問をしたりすることもできるので
気づきが得られる可能性も高まります。

もちろんそのためには
核となる基本の質問以外にも、
様々な切り口からの質問や、
方向性の異なる質問も
知っておく必要があります。

私が教えている
ホリスティックコミュニケーションでは
まず「どうなったらいいか」という質問をし
問題のゴールを最初に設定します。

その後、過去や未来の視点から
今できる具体的な行動に
気づいてもらうような質問をします。

これが核になる考え方です。
しかし実際にはこれだけでは
有用な気づきに至らない場合も
しばしばです。

例えば自分の思い込みが
悩みにつながっている場合などです。

その思い込みは人により異なりますが、
例えば「頑張らなくてはいけない」
「自分にはできない」
「もっと変わらなくては」などが
よく見られる思い込みです。

セルフカウンセリングの場合、
まずこのような思い込みがあることに
気づくことも重要になってきます。

さらに、
仕事の意味を見出すための質問や、
仕事を辞めたいけど辞められないといった
相矛盾する思いの落とし所を
見つけるための質問などもあります。

人の悩みは、単純な質問で
解決の方向性が見える場合もありますが、
思いも寄らない視点からの質問で
初めて気づく場合もあります。

私は過去と未来に視点をおいた質問以外にも
思い込みや感情、環境の視点に立った質問も
しばしば使います。

そのためには、
場所や状況、頻度、関係性、
好き嫌いや得手不得手といった情報が
必要になります。

ですから、
一人で自分の問題を解決しようとする場合、
このような多岐にわたる方向性から
自分を見つめ直す視点が
必要になってくるのです。

これらのことを一度整理し、
それを教える場として
セルフカウンセリングのセミナーを
開催してもいいかなと思っているのです。

なんとか今年中に
一度は開催したいものです。

そのときには是非皆さんお出で下さい。

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