ブログ:動画を撮ってもらいました

先日、
ホリスティックコミュニケーションについて
お話をさせてもらいました。

実は今度、
おのころ心平さんのところから
動画を出すことになったのですが、
これはその撮影のためのものです。

ホリスティックコミュニケーション
(以下ホリコミ)の全体像について
まず2時間ほど話し、
最後はホリコミの実際を見てもらうために
デモンストレーションを
二人ばかりさせてもらいました。

全体を2時間でまとめようとすると
細かいことはお話しできませんが、
ポイントの部分だけなら話せます。

ホリコミの考え方の柱のひとつは、
「心の治癒力の存在」を
前提にしているということです。

壊れた機械は勝手に直ることはありませんが
人はそうではありません。

なぜならば人には
自然治癒力があるからです。

同様に、
心にも自然治癒力があるということ、
つまり心の治癒力があるということが
ホリコミの大前提にあります。

だからこそ、
悩みや問題を抱えている人に対して、
その原因を探すようなことはせず、
その人が持っている心の治癒力を
いかにうまく活性化し、
自ずと悩みや問題が改善するような
サポートができるかがポイントとなります。

心の治癒力が発揮されると、
安心感や信頼感、希望や可能性、
喜びや自信などを感じるようになります。

悩みや問題を抱え、
どうしていいかわからないと
思っている人が、
希望や可能性、喜びといった思いを
持ってもらうためには、
それなりのスキルが必要になります。

その中心となるのが、
「質問力」です。
これがホリコミの第二の柱です。

質問といっても、
ただ単に質問するだけではいけません。

なぜならば、
どのような質問をするかによって
天と地の差が生まれるからです。

例えば、問題の原因を見つけようと
「なんでうまくいかないんですか?」
といった質問をすると
往々にして相手を落ち込ませ、
結果的には失望感を抱かすことになります。

逆に、
「どんなときにはなんとかうまく
やれたんですか?」というような、
過去の成功体験や可能性に
気づいてもらえるような質問は
心の治癒力を刺激し、
希望や喜びに繋がる可能性が
高くなるのです。

しかし、たいていの人は、
知らず知らずのうちに
問題の原因を見つけようとするような
質問をしてしまいます。

「どんなときに喧嘩になるんですか」
「過去にはどんなもめ事がありましたか」
「争いのきっかけになるのは何ですか」

このような質問をしても
問題の解決にはつながらないということを
先ずは知ってもらいたいものです。

なぜならば、
たとえ原因がわかったとしても、
どうしようもないからです。

例えば、短気やルーズ、
すぐにクヨクヨするといったことが
喧嘩の根本原因だとわかっても
それらをすぐに変えることなど
できないからです。

要するに、
人の心は機械の部品ではないので、
悪いところが見つかったからといって
それを取り替えることなどできないのです。

結局、原因探しをしても最終的には
「自分の欠点を直すようにしてください」
といった全く意味のないアドバイスをして
終わることになり、
何のための悩み相談なのか
全くわからないということにも
なりかねません。

そうではなく、
質問に答えることで、
希望や可能性に気づき、
喜びを感じるような問いかけが
重要になってくるのです。

上手な質問をしさえすれば、
人は問題解決のヒントに気づき、
自ずと変わるきっかけが見つかるのです。

それがまさに
心の治癒力の働きでもあります。

さらに、ホリコミの根底にあるのが
「無意識に働きかける」という考え方です。

私たちの行動の9割は
無意識レベルでの判断により
行なわれていると言われています。

洗面や着替え、通勤といった
毎日のルーティーンはもちろんのこと、
何を食べるか、どこに行くかなど、
なんとなくそう思ったというレベルの判断は
すべて無意識の働きによるものです。

「なぜこの化粧品を使うと
肌がツルツルになるのか」といった
宣伝広告を見て、
ツルツルになるんだと思ってしまうのも
まさに無意識の働きなのです。

もしこの広告を意識的に見たならば、
本当にツルツルになるのか?
年齢による違いはないのか?
全く効果がないケースは何割くらいか?
といった疑問がすぐに出てきて
あれこれ考え始めるはずなのです。

このようなことからもわかるように
人は日常において、
思いついたことを疑うこともなく
すぐに受け入れてしまうという
心のクセがあるのです。

ですから、そのクセをうまく利用することで
心の治癒力の活性化を促すという視点が
ホリコミの根底にはあるのです。

まとめると以下のようになります。
・心の治癒力の存在を前提とする
・質問力の有無が状況を大きく左右する
・無意識に働きかける

この三本柱が
ホリコミの考え方の根底にはあるのです。

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