ブログ:マスクをし続ける三つのパターン

前回、「非常識が常識に!」という
ブログを書いたら、
また、マスクへの思いが
フツフツ(グツグツ?)と
湧き上がってきてしまったので書きます。

政府は今年の3月13日以降、
マスクの着用は屋内外を問わず
任意としました。

任意というのは、医学的に見て
あえてマスクをする必要は
ありませんという意味です。

にもかかわらず、
マスクをし続けている人がいるのはなぜか、
それは以下の3つの理由が
あるからだと思います。

1,感染への不安
2,顔を見せたくない
3,なんとなく現状維持している

以前は
周りがつけているからという同調圧力により
マスクをしている人もいましたが
今はマスクをしていない人も増えたので
その影響はあまりないと思います。

では、この三パターンについて
私なりの考えを述べさせていただきます。

先ずは感染への不安から
マスクをつけている人たちですが、
この人たちは潜在的な不安症が
顕在化してしまった人たちだと
思われます。

もともと日本人は
不安遺伝子の保有率が
欧米人よりもはるかに高いため、
不安を抱きやすい、
心配性の人が多いという特徴があります。

そこに、この3年にわたるコロナ報道や
緊急事態宣言などで、
最大限に不安感をあおられてしまい、
もともとの不安傾向が顕著になった結果、
コロナに対する不安や恐怖から
逃れられなくなったと考えられます。

一度不安に対するスイッチが入ってしまうと
なかなかそれをオフにすることが
できません。

これは性格や考え方のクセが
大きく影響している部分なので、
いくら論理的な説明をしても
なかなか受け入れられません。

そのため、
今はコロナよりもインフルエンザの方が
感染者数が多いというデータや
マスクをしてもしなくても
感染率は変わらないという論文を見せても
全く思いは変わりません。

医学的、客観的なデータよりも
主観や感情による判断の方が
優先されるため、
どうしてもコロナ感染=恐怖、
マスク=感染予防という思い込みから
逃れられなくなってしまっているのです。

ですからこの人たちは、
残念ながら、
生涯、マスクを外すことができない
可能性が高いと思われます。

マスクをし続ける
もう一つのパターンは、
顔を隠したい、コミュニケーションを
とりたくないという理由からです。

このような人たちは
「伊達マスク症候群」と言われ、
コロナ前から存在していましたが、
そのときはまだ少数派でした。

しかしコロナになってからは
堂々とマスクをし続けることが
できるようになったため
潜在的に存在していた
「伊達マスク症候群」の人たちが
顕在化してしまった可能性があります。

「こんな顔をしているんだ」
「思っていた顔と違う」と思われたくない、
と思っている人たちは、
まさにそのような人たちで、
特に学生に多いパターンです。

この人たちは、
もともと顔を隠したいという思いが
潜在的にはあったので
マスクをし続けることが
正当化されてしまった現在では
もう人前でマスクを外すことは
できないでしょう。

もっとも
自己肯定感が高まり、
素顔で生活する自信がついてくれば
その限りではありませんが。

また、
化粧をする手間が省けるなどの理由で
マスクをつけるクセが
ついてしまったという人もいます。

この人たちは、
自己肯定感が低いわけではないので、
これは不適切なマスクの使用法だと気づけば
近い将来、
外してくれる可能性はあると思います。

最後は、
なんとなく現状維持している、
という人たちです。

マスクをしている意味は
あまりないとわかっていながらも、
職場でマスクをするよう言われている人たち
(飲食業や医療現場のスタッフなど)は、
マスクをつけることが習慣となり、
あまり考えずにマスクをしているという人も
多いように思います。

しかしこの人たちは、
プライベートで外出したりする場合は
マスクをせずに過ごしている人も
ある程度はいるのではないでしょうか。

また、お年寄りも習慣的に
なんとなくし続けている可能性があります。

高齢者の場合、
感染リスクが高いという不安から
外でもマスクを
し続けている人もいるでしょうが、
一人で外を歩くときはマスクは不要ですよと
つい、言ってあげたくなってしまいます。

マスクをすることであえて呼吸を妨げ、
十分な酸素が取り入れない方が
不健康だと思うのですが‥

なんとなく現状維持している人たちには、
自分の健康を守るためにも
せめて外を歩くときくらいは
マスクは外した方がよいということに
気づいてもらいたいものです。

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