ブログ:悪い習慣を改善する

私たちは運動や読書といった
よい習慣を身につけることは
比較的容易なのですが、
スマホのダラダラ見や間食といった
悪い習慣を改善するのは
そう簡単ではありません。

ついついしてしまうことなので
よほどの工夫がない限り
なかなかやめられないのです。

ではどうしたら
悪い習慣を改善することが
できるのでしょうか。

もっとも重要で、かつ確実な方法は
悪い習慣がやりたくてもやれない環境を
作るということです。

例えば間食をしてしまうのであれば
間食するものが家になければ
したくてもできません。

ついスマホをダラダラ見てしまったり
ゲームをやり続けたりする場合は、
ゲームのアプリを削除したり、
スマホそのものを持たなければ
その悪習慣はなくなります。

もっとも、
そこまできっぱりと断ち切るのは
ちょっとできないなあと思っている人の方が
圧倒的に多いかと思います。

そういう人は、
まず、本気で今の悪習慣をやめたいと
思っているのか?
これを続けていると、
何か大きな問題が起こるのか?
といった問いを
自分に投げかけてみてください。

その結果、本気度が低かったり、
今の悪習慣を続けていても
大きな問題が起きないのであれば、
無理にやめようと思わなくても
よいのかもしれません。

物事にはタイミングがあるので
時期を見計らって、
よしやるぞ!という思いになったときに
再挑戦するというのもひとつの考え方です。

一方で、でもやはり自分は
悪習慣を改善したと思うのであれば
一気にやろうとするのではなく
少しずつ段階を経て
進めていく必要があります。

先ずは自分がどれくらい悪習慣を
してしまうのかについて
現状を把握する必要があります。

例えば、間食であれば
いつ、どこで、何を
どれくらい食べてしまうのかを
すべて記録するのです。

スマホのダラダラ見も同じように
先ずは実際の行動を細かく記録するのです。

現状を客観的に観察することで
自分が思っていた以上に、
悪い習慣にはまり込んでいることに
気づくと同時に、
改善へ向けての対応も考えやすくなります。

次にすべきことは
悪い習慣をやめると考えるのではなく、
その代わりになりうるよい習慣を
取り入れることを考えるのです。

例えば間食をしたくなったら、
まずは1杯の水を飲むとか、
野菜を食べるといった具合です。

どうしても間食をしたいのであれば、
そのあとにするのはかまいません。

ダラダラ見の場合は、
例えば30分経ったら
5分ほど自動ロックされるように
設定をするのです。

やはりまだ見たいのであれば、
ロックが解除されたあとに
再びスマホを見ればよいのです。

このような取り組みは
何もしないよりは悪習慣の頻度を
減らせる可能性があります。

なぜならば、そうすることで
ほんの少し立ち止まって
考えることができるからです。

そうこうしているうちに
自分をコントロールし、
間食やスマホをその段階で
やめるという行動を選択することが
できるようになるかもしれません。

そうは言っても、
そう簡単にはやめられないのが悪習慣です。

実際にはもう少し事細かな工夫が
必要になります。

例えば間食について考えてみましょう。

一日のうちに何回も
間食をしてしまうとしたならば、
そのうちの一番対応しやすいところから
取り組んでいきます。

職場で食べる3時のおやつだとか、
帰宅時にたべるチョコレートなどです。

ここならできると思えるところから
始めるのがコツです。

例えば職場での3時のおやつなら
取り組めるかもと思ったとしましょう。

それに対して
どのような対応をしたらよいのかを
考えるのですが、
先ずはその行動の「きっかけ」となるものを
特定し、取り除く作業をします。

例えば机の引き出しに
おやつを用意しているのであれば、
それをやめるか、
他の健康的なものに変更するのです。

同僚と一緒にお菓子を食べるのであれば、
その輪には加わらない、
もしくはペットボトルの水を持参し、
自分はそれを飲むといった具合です。

最初に言ったように
悪習慣を引き起こす「環境」が
最も問題になるので、
その引き金になるような環境を作らない、
もしくは避けるというのが原則です。

でも、それがどうしても難しいようなら、
他の健康的なものに変更するという方法を
考えてみてください。

スマホの場合はもっと難しいです。
なぜならば
すでに依存症レベルになっている人が
少なからずいるからです。

そういう人たちは、
スマホをオフにするとか、
スマホを持たないということが
なかなかできないのです。

まずは、5分でも10分でもよいので
スマホを自宅において
外に出る練習から始めるのが
よいかと思います。

スマホがない、
もしくはスマホを見ないということに
少しずつ体を慣らす必要があるからです。

皆さんも、できることから
トライしてみてください。

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