ブログ：ノーマスク社会を取り戻すために①

過去2回にわたり、
マスクの着用は不要だと言われても
多くの人は今までどおりマスクをし続け、
状況はあまり変わらないのではと
思われる理由についてあれこれ書きました。

では、そう簡単に
変わりそうにない現状を変えるには
どうしたらよいのでしょうか。

それには、
今のコロナ環境を変えていくのが
一番の近道だと考えています。

すでにマスク依存症やコロナ恐怖症に
なってしまった人に、
何を言っても聞く耳を持ちません。

ですから、彼ら彼女らへの
直接的なアプローチは無駄です。

でも、環境が変われば、
人はそこから影響を受け、
次第に変わる人も出てきます。
そこに期待するのです。

とにかく、少しずつでもよいので
コロナによって作られてしまった
過剰、不要な感染対策を減らし、
われわれの日常から
コロナを意識させることを
少なくすることが先決だと思っています。

まず無意味なことはやめるべきです。
飲食店におかれている仕切りは不要ですし、
ソーシャルディスタンスも不要です。

当然、お店や映画館でも、
座れる席を
ひとつおきにする必要などありません。

そもそもソーシャルディスタンスとは、
お互いにマスクなしで会話をするときに、
直接飛沫を浴びない距離が
2メートル程度というところから来ています。

つまり、一人、お店で並ぶような場合、
ソーシャルディスタンスなど、
全く意味がないのです。

緊急事態宣言の真っ最中でも
通勤電車での密は許されているのですから、
いい加減、意味不明な
ソーシャルディスタンスなる概念は
早く忘れ去られて欲しいものです。

とにかく、一人で黙って過ごす場合、
飲食店であろうが、施設であろうが、
電車の中であろうが、
感染のリスクは極めて低く、
本来マスクは不要です。

食事をするときは当然マスクを外し、
食べ物を口に運びます。

食事中はマスクを外しているのと、
お店でマスクをせずに
黙って本を読んでいるのとでは
どこに感染リスクの違いが
あるというのでしょうか。

さらに、飲食店に入る際に
体温測定とアルコール消毒の強要も
早くなくしてもらいたいものです。

以前、37.5度以上のお客さんが来たら、
入店を断るのですか？とたずねたら
店員さんは笑っていました。

体温測定はすでに形骸化していますし、
アルコール消毒もしたい人がするものであり
強要するのは逸脱行為です。

また、毎回テーブルを
アルコール消毒するのも不要であり、
このことは研究でも明らかになっています。

毎日コロナでたくさんの人が
亡くなっている時期に行われた
アメリカでの研究では、
テーブルやドアノブなどに触れることで
コロナに感染するリスクは
ほとんどないことがわかり、
頻回の消毒は不要ということになりました。

にもかかわらず
日本では過剰で無意味な消毒を
未だに続けています。

これも早くやめてもらいたい
不要な習慣です。

また、スーパーなどのレジ前に
つり下がっているビニールシートも
汚染の可能性や
シート内の空気の流れが遮断されることで
十分な換気ができない可能性があり、
かえって有害だと言われていますので
これも不要です。

一日に何回も手をアルコールで消毒するのは
不要どころか有害ですらあります。

手が荒れることも問題ですが、
皮膚に潤いを与えたり、
細菌の侵入を防いでくれる常在菌まで
減らすような過剰で頻回の消毒は
逆に感染しやすい状態を
作ることになるからです。

以前、石けんでの洗いすぎによる
「清潔病」も話題になりましたが、
それと同じようなことが起きるのです。

そもそも、細菌やウイルスへの
知識や認識が間違っています。

私たちは細菌やウイルスを悪者だと
思っているかもしれませんが、
そうではありません。

実際、生物の細胞内の中で、
必要なエネルギーを生産するという
重要な役割を担っている
「ミトコンドリア」は、
進化の過程で細菌が取り込まれた
結果生まれたものです。

また、腸内細菌は100兆もあると
言われており、
これは人間の全細胞数の37兆よりも
はるかに多く存在しているのです。

また、人の胎盤の形成に必要な遺伝子は
ウイルス由来のものですし、
そもそも人間の全遺伝情報の8％は
ウイルスに由来するものです。

このように、細菌やウイルスは
人類が生存するうえにおいて
必要不可欠な存在なのです。

ときとして、
有害なウイルスが
出現することがありますが、
身体に備わっている
免疫システムがうまく対処し、
結局は弱毒化し、生物と共存できるように
変異をしていくのです。

ですから、細菌やウイルスを
悪者や不要なものという間違った認識を改め、
共存していく道を考えていくことが
本来の進むべき道なのです。

ほとんどの日本人がマスクをしているのに
世界で一番、コロナ感染者数が
多くなってしまったのも、
マスクを初めとする
異常なほどの感染予防対策の結果ではと
私は思っています。
（続く）