ブログ:本当にマスクが外せるのか?

4月1日(5月8日!?)から
新型コロナウイルス(以下コロナ)は
「2類」から「5類」になり、
それに伴い、屋内外にかかわらず、
マスクの着用も不要になります。

ところが、学校や施設で、
以前のようにマスクなしで
過ごすことができるようになるのか、
はなはだ疑問です。

なぜならば、
長期的なマスクの着用により
素顔を見られるのが恥ずかしい、
人と話しをしないですむといった理由で
マスクを外せなくなってしまった
「伊達マスク症候群」の学生を
大量に生み出してしまったからです。

いくらマスクは不要と言っても、
一度、マスクで顔を隠すことの
安心感を覚えてしまうと、
自らマスクを外すことはしない、
もしくはできなくなってしまうのです。

また「現状維持バイアス」も働くので、
あえてマスクを外す人が少ないと、
同調圧力により
外したくても外せない人も出てきます。

一方、学校側も、
学生の精神的、情緒的発達の
過渡期であることを考えると、
強制的にマスクを外させるわけにもいかず、
結局、ずるずると今までと同じ状態が
続いてしまう可能性が十分にあります。

さらに、先生は積極的に
ノーマスクで過ごすようになるかというと、
これまた期待できそうにありません。

その理由のひとつに
モンスターペアレントの存在があります。

「もし感染したらどうするんだ!」
「絶対安全だという保証があるのか!」と
大きな声でまくし立てられると、
マスクを外してもよいと言われていても
学校側は躊躇せざるを得ません。

これは施設やお店などでも同じです。

学校と同様、
客の中にはクレーマーが必ずおり、
「スタッフがマスクをしないというのは
どうなんでしょうか」といった
クレームや投書が店に入ります。

客商売の立場上、
客からクレームがひとつでもあると、
波風を立てたくないという
日本人特有の思いが働くため、
その意見に配慮せざるをえなく
なってしまうのです。

結局、今までどおり
マスクをつけ続ける方が無難だと
上司や責任者が判断し、
「マスクはつけ続けろ」と言われれば、
外したいと思っているスタッフも
外せなくなってしまいます。

そのような、強要がなかったとしても、
他のスタッフがマスクをし続ければ、
同調圧力に負けて、
結局はいつまで経っても
マスクが外せないという状況が
延々と続くような気がするのです。

また日本では、感染に異常に気を遣う
「コロナ恐怖症」の人を
大量に発生させてしまいました。

以前、JRの車内では、
「周囲のお客様の不安軽減のため
マスク着用の御協力をお願いします」
といった放送が流れていました。

会話をしなければ、
医学的には感染リスクが
ほとんどないにもかかわらず、
コロナ恐怖症の人たちの不安軽減のために
どうして、自分の健康を犠牲にしてまで
マスクをつけ続けなければ
いけないのでしょうか。

一人で出かけることが多い私にとって、
甚だ迷惑な押しつけだと、
いつも腹立たしい思いで聞いていました。

このような同調圧力や現状維持バイアス、
コロナ恐怖症、マスク依存症の存在、
伊達マスク症候群の一般化、
クレーマーなどによる執拗な訴えなど、
マスクを外さない、外せない環境が
あまりにも多く存在しすぎています。

このような環境下では、
結局、マスクをつけ続ける人が
大半になってしまうのでは
ないのでしょうか。

もう大人に関しては、
どうぞご勝手にという思いがあります。

しかし、親が子供にマスクを強要するのだけは
やめてもらいたいものです。

ドイツの研究では、
パンデミック中に生まれた子供は、
それ以前に生まれた子供と比較し
言語能力、運動能力、総合的な認知能力が
著しく低下しているという結果が
出ています。

これは、親や周囲の人が
マスクをし続けることによる影響が
大きくかかわっていると推察されます。

マスクの持続的な着用は、
酸素の供給低下による頭痛やイライラ、
集中力の低下、精神不安といった
「マスク症候群」を引き起こします。

さらに、マスクは雑菌の温床であり、
接触性皮膚炎やニキビの悪化などを
もたらすことも多数報告されています。

子供は大人と違い、
心も身体も成長の過渡期にあります。

そんな心身の成長を妨げる
過剰なマスクの着用はできるだけ早く
やめてもらいたいものです。

私も、マスクの着用が不要になれば、
映画館もジムも堂々とノーマスクで
入ることができるので、
気持ちが晴れ晴れとします。

まさか、マスクが不要と言われてからも
「周囲の不安軽減のため
マスクの着用をお願いします」などとは
言われないですよね。

ワクチン接種は任意と言いながら、
多くの施設では
ワクチン接種を強要(ワクハラ)
していましたが、
マスクの着用が同じような事態にならないことを
切に願ってやみません。

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