ブログ:芸能人格付けチェック

私が毎年とても楽しみにしている
芸能人格付けチェックの放送が
元旦の夕方5時からありました。

普段は早くても6時過ぎにしか
家に帰らない私ですが、
この日ばかりは5時前には戻り、
酒の準備を整え、
放送が始まるのを
今や遅しと待ちかまえていました。

もっとも、わが家のお正月は
それらしき料理は
6時以降にしか食べられないという
暗黙のルールがあるため、
酒のつまみは、
賞味期限切れになった缶詰でした。

元旦の夜のおかずが缶詰というのも
少々寂しいものがありますが、
私にしてみれば飲めればよいので、
そこは何の問題もありません。

この番組を見るたびに思うのですが、
人の味覚や聴覚、視覚というものは
決して客観的に判断しているのではなく、
あくまでも主観的なものであり、
かつ自己中心的であることが
よくわかります。

1問目のワインの問題は
100万円と 5,000円のワインを
飲み比べるというものです。

でもこれは、なぜ100万かというと
希少価値がつくからであり、
おいしいか否かはまた別ですよね。

特に、おいしいと感じるのは
あくまでも主観であり、
自分がおいしいと思ったものが
おいしいのです。

私は、れっきとしたバカ舌です。
以前、家にあった日本酒を飲んだら、
今までにない味わいであり、
これはおいしいと思いました。

すぐさま、瓶のラベルを見たら
なんと芋焼酎でした。

焼酎だと知れば、
確かに焼酎だとわかるのですが、
日本酒だと思って飲むと、
今まで飲んだことのない
特上の日本酒に感じてしまうのです。

それくらい主観とはいい加減なものであり、
自分の勝手な思い込みにより、
おいしくもまずくもなるものなのです。
(私の味覚が特に鈍感なのかもしれませんが)

味覚を試す問題は他にも2つありました。

その一つが「ミシュラン」寿司でした。
比べるものは、くら寿司と、
「絶対アカン食材」を含んだものの、
3択問題でした。

芸人グループの二人はくら寿司のネタを選び、
濱田岳だけが高級マグロを選んだつもりが、
「絶対アカン食材」のマンボウを
選んでしまいました。

見ている方は抱腹絶倒、
十分に楽しめますが、
当の本人はいささか?ショックでしょうね。

もっとも、全く味が違うのであれば
間違えるはずはないのでしょうが、
微妙に似ていたりすると、
間違えることもありますよね。

私が焼酎を日本酒と間違ったように。

最後の問題も味覚を試す牛肉問題でした。

黒毛和牛の最高峰ブランドの「米沢牛」と
100グラム200円の
スーパーで購入したメキシコ産牛肉、
そして「絶対アカン食材」である
アライグマの肉からの三択問題です。

これらの肉をすき焼きにして食べるのですが、
この問題も二組がスーパーの肉を選び、
一組がアライグマの肉を選びました。

上沼恵美子やEXILEのTAKAHIROは
結構自信ありげに語っていましたが、
スーパーの肉でした。

芸人チームの岩尾望は正解を選び、
もう一人の後藤輝基は「絶対アカン食材」の
アライグマを選んでしまいました。

二人一組で出る場合は、
意見を統一しないといけないのですが、
結局、アライグマを選ぶことになりました。

よく、話しあうことが
大切とだと言いますが、
話し合った結果、
最悪の選択をしてしまったわけです。

話し合いでうまくいくのは、
賢い人同士が話し合う場合です。

今回のように、
「絶対アカン食材」を選ぶような
バカ舌(人のことは言えませんが)の人が、
自己主張をして相手を丸め込むというのが
最悪のパターンです。

これは会議で、
あまり賢くない上司が
むやみやたらと自分の主張を言い張るので、
仕方なくそれに従った結果、
組織をとんでもない方向に
行ってしまったというパターンは
よくあります。

私たちも気をつけないといけないですね。

残りの三問のうち二問は、
プロとアマのビックバンドおよび、
総額70億円と600万円の
弦楽六重奏曲の演奏の聞き比べ問題でした。

音楽のプロである
和田アキ子やEXILEのTAKAHIROは
ビッグバンドの問題を、
EXILEのSHOKICHIは
弦楽六重奏曲の問題を間違えていました。

音楽のプロが散々偉そうなことを言って
間違えてくれるところが、
格付けチェックの面白いところです。

それにしても味覚と同様、聴覚も、
微妙な違いまで聞き分けるのは、
かなり耳が肥えた人だと思います。

結局、アマの演奏でも安い楽器でも、
普通の人が聴く限は十分に満足が
できてしまうということです。

私はクラシック音楽が好きで、
よくコンサートに行きます。

4年前から、
京都市ジュニアオーケストラの
コンサートに足を運ぶようになりました。

これは、10~22歳までの青少年が対象の
オーケストラです。

通常、コンサートは5~6,000円くらいは
かかるのですが、
これは全席自由で1,000円です。

演奏者がみんなジュニアですし、
値段も安いので、
さほど期待もせずに行ってみたのですが、
聴いてびっくり!

プロの演奏を聴いているようで、
本当に感動しました!

以来、すっかりはまって、
毎年行くようになりました。
もちろん、今年も行きます。

何が言いたいのかというと、
私のようなレベルであれば、
プロの演奏家ではないジュニアの演奏でも
十分に感動できるということです。

プロからすれば
その違いは一目瞭然かもしれませんが、
多くの一般人は、
そこまでの微妙な違いにまで
こだわってはいないと思います。

ですから、十分楽しめて感動できれば、
それでよいのではないでしょうか。

残る一つはダンスの問題でした。
これは回答が半々に分かれました。

それくらいアマのダンスも
十分に上手だったということでしょう。

ちなみにチームEXILEは
音楽の問題は散々でしたが、
この問題に挑んだTAKAHIROは
正解してくれたのでよかったです。

もし間違っていたら、
笑えなかったかもしれません。

ちなみに、GACKTは
今回はチームではなく一人での参加でした。

ですから、6問すべてに答え、
すべてを正解し、
個人の連勝記録を71まで伸ばしました。

これは信じがたいことです。
きっと、目も耳も舌も
繊細な違いを区別できるセンサーを
兼ね備えているんでしょうね。

来年もまた楽しみです。

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