現代人の多くは、
仕事、家庭、お金、将来、健康など
何かしらの不安を抱えていると言っても
過言ではありません。

そのため、そのことが頭を駆け巡り
夜もなかなか眠れないという人も
少なくありません。

いわゆる「グルグル思考」と言われるもので
ふと気がつくと、
また同じことを考えてしまっており、
なかなかそこから抜け出られないという
状態に陥ってしまっているのです。

では、不安に苛まれ、
いつもあれこれ心配ばかりして
夜もろくに眠れないという場合は
どうしたらよいのでしょうか。

まず、大前提として大切になるのが
不安なことをあれこれ考えることを
やめようとしないことです。

不安な思いは
勝手にわきあがってくるものです。

それを考えまいと思っても、
そんなことできるはずがありません。

逆に「考えまい」と意識すればするほど、
不安なことに意識が向いてしまい、
より一層、考えてしまうという
悪循環に陥るだけです。

ですから、考えまい、などという
決してうまくいかない試みは
あっさりと捨て去り、
考えたら考えたでよいと、
自分に許可を与えることから
始めることが大切です。

それだけでも、
気持ちはだいぶ楽になります。

ただ、なすがままにしておくと
次から次へと不安な思いが
頭を駆け巡ることになります。

自分がまたあれこれと
考えていることに気づいたら、
「ちょっと待っててね」とか
「とりあえずわきに置いといて」
と心の中でつぶやけば
先ずはそれでよいのです。

そうすることで、
グルグル思考はその瞬間は収まります。

その際、大切なのは、
決して自分を責めないことです。

不安があれこれ出てくるときは、
同じ事を繰り返し考えてしまうのが
当たり前だからです。

ただ、それだけでは
なかなか気持ちは楽にはなりません。

もう少し、グルグル思考から
離れるためには、
今やるべき行動に
とりかかる必要があります。

掃除でも洗濯でも、
花への水やりでも
犬の散歩でも何でもいいのです。

とにかく、
何かしらの行動をするということが
重要になってきます。

なぜならば、
人は何か行動をしているときは
その不安な思いから
自ずと離れることができるからです。

何かに集中したり、
バタバタと忙しく動き回っているときは、
あれこれ心配する余裕などありません。

ですから、できるかぎり、
自分のやるべきことをするというのが、
不安な思いに頭を占領されないためには
重要になってきます。

ただ、そうは言っても
一人で何もせずに過ごす時間は
少なからずあります。

特に夜に布団に入った後などは
まさに、その状況になります。

すると、再びあれこれと考え始め
不安に苛まれることになります。

では、そのときは
どうしたらよいのでしょうか。

まずは、寝る前に
あれこれ考えてしまうことを紙に書き、
とりあえずの解決策を書きます。

解決策といっても
あれこれ考える必要はありません。
できる、できないとか、
するしないは別にして、
取りあえずの解決策です。

例えば、親友のAさんに相談に行くとか、
いざとなったら辞表をだすとか、
なんでもよいのです。

不安であれこれ考えてしまうということは
未完の仕事が残っているということです。

人は未完のことは、
どうしても気になってしまうものなのです。
それが思考のクセです。

だからこそ、
それを完結させる必要があります。
それがとりあえずの解決策なのです。

このように仕事を完結させると
グルグル思考がひと段落し、
眠りやすくなるというわけです。

また布団の中でやれる作業もあります。
最も有名なのは漸進的筋弛緩法です。

これは足の指なら指に数秒間
ギューッと力を入れ、
その後、パッと力を抜くという
リラクゼーション法です。

これを足や足、手、腕、肩、顔というように
順番にやっていくのです。

力を入れるので少し疲れます。
また手や足に意識が向きますので、
あれこれあまり考えないですみます。

ですからそのうちに
自然と眠ってしまうというわけです。

またタッピングという方法もあります。
眉毛の上や眉頭を人差し指と中指の二本で
トントンと軽く叩くだけです。

これにはリラクセーション効果がありますし、
横になりながらやるのは少々疲れます。
だからよいのです。

あれこれ考えてしまい眠れないという方は
一度、試してみてはいかがでしょうか。