ブログ:珍道中⑤~白川郷偏

今回の旅も今日で最終日。
今日はさすがに天気予報も晴れ。

朝5時に起き、温泉に入った後、
一人、車で散歩?に出かけました。

晴れてはいたものの雲も多く、
結局、妙高山の裾野だけで、
山全体は見えずじまいでした。

あきらめてホテルに戻り、
7時30分からは朝食。

先日の夕食はあれほど盛り上がったのに、
今朝の朝食は再び黙食へ。
やはり、お酒の力が絶大だったんですね。

今日は、世界遺産にもなっている
白川郷と五箇山に行く予定でした。

妙高高原から白川郷までは
車で飛ばしても3時間くらいかかるので、
出発時間を早めて
8時にはホテルを出ました。

そこから上信越自動車道~北陸自動車道、
さらにはトンネルがめちゃめちゃ多く
なおかつ工事のため一車線走行の
東海北陸自動車道を
えんえん3時間かけて走り、
ようやく白川郷へ到着。

ところが駐車場には車はあまりなく、
人影もまばら。

??と思いながらも、
目の前の施設に入ったのですが、
どうもここは私たちがめざしていた
白川郷ではない気がしてきました。

それでも嫁さんは、
ナビはここだと言っているんだから、
この駐車場から少し歩いたら
着くんじゃない!と、
地理に弱い嫁さんにしては
めずらしく強気でした。

しかし、目の前に施設には
道の駅「白川郷」と書いてあるし、
これはやはり違うと判断、
ナビを再度白川郷に設定すると、
案の定、本当の白川郷は
ここから数キロさらに走ったところでした。

白川郷は、三角屋根の合掌造りの家屋が
今も残っているということで
世界遺産にも登録されたところです。

観光案内所らしきところに行くと、
合掌造りの集落の場所を細かく記した
A5で白黒の紙1枚の案内図があるだけでした。

普通は、白川郷の説明が書かれた
パンフレットがあったり、
案内図にせよ、
せめてカラーだったりするものですが‥

文句を言っていても仕方がないので、
その地図を頼りに歩き始めました。

晴れと言っても6月の平日、
観光客も多くはありませんでした。

そのせいか、
お店や見学可能な家でも
「本日閉店」と書かれているところが
いくつも見られました。

それでも、いくつかの家は
中に入って二階や三階まで上がって
見学することができます。

しかし、一つの家に入るたびに
400円の入場料がかかる仕組みに
なっていました。

一つくらいは入ろうと思い、
「永瀬家」に入りました。

農機具などの展示物も
置いてありましたが、
さほど私の関心を引くこともなく
見学は10分ほどで終了。

あとはぶらぶら周り、
お土産が売っているところもあったので
そこに寄ろうとしたのですが、
入館料200円?と書いてあったので
やめました。

結局、今ひとつ感をぬぐいされないまま、
白川郷めぐりは終了しました。

この後は、同じ合掌造りの集落がみられる
五箇山にも行く予定でしたが、
白川郷は今ひとつだったこともあり、
五箇山にはもう行かないことにしました。

ちょうどお昼頃だったので、
昼食どうする?と嫁さんにたずねると、
ソバなら食べたいとのこと。

たまには嫁さんの言うことも聞こうを思い、
駐車場を出たすぐのところに
「そば処」という看板を見つけ、
そこに入ろうと思いました。

しかしあいにく駐車場がいっぱいで
車を停めることができず断念。

ところが、
高速のインターに向かって少し走らせると
なんと、「そば」の看板がでている
比較的大きめなお店があるではないですか!
しかも、駐車場も空いています!

「白川郷から少し離れているから
ここは空いているんだね!」と
声が弾んでいるのがわかりました。

車を停め、意気揚々とお店へ。
すると目に飛び込んできたのは
「本日休業」の文字!

ガ~~ン!

「休業だから
こんなに駐車場が空いているんだ」と、
せっかく復活した嫁さんの声の張りも、
再びしぼんでしまいました。

やむを得ず、そのまま車を走らせ、
1時過ぎには金沢まで到着、
そこでレンタカーを返して
はれて自由の身になりました。

13時30になっていましたが、
帰りの電車は17時48分でしたので
まだまだ4時間もあります。

ここで金沢の観光という選択肢も
あったのですが、
特に行きたいところはなかったので、
先ずは腹ごしらえということで
駅のお土産屋さんの奥にある
居酒屋さんへGo!

私はおでんなど、
酒のあてになるものを数種類、
嫁さんは牛筋定食を注文。

ここでは私だけが酒を楽しんでいました。
初日以来の昼飲みです。
いつものようにビールと日本酒を注文。

30分もすると嫁さんは退屈になったせいか、
お土産屋さんを見てくると言って
出て行ってしまいました。

残された私は、
チビチビと酒を飲みながら、
一人の時間を楽しんでいました。

1時間半ほど飲んだところで、
嫁さんも戻ってきたのでお店を出ました。

結局、早く帰ろうと言うことになり、
1本前の16時48分発の列車に変更。

それでも1時間ほど時間があったので、
嫁さんは
孫に見せる新幹線の写真を撮ると言って
新幹線のホームに向かいました。

私はと言うと、
駅の地下にあるベンチで寝ているという
やや退廃的な時間の過ごし方をしていました。

1時間後、再び嫁さんと合流、
特急しらさぎに乗って一路、米原へ。

車内はハイボールとつまみのみで
2時間持たせました。

家の最寄り駅に到着、
あとはタクシーで帰ろうとしたのですが、
タクシーはいません。

電話で呼びましたが、
近くにいないので行けませんとの
つれない返事。

仕方なく、また降ってきた雨の中を
スーツケースを引きずりながら、
重い足取りで約30分の道のりを
歩いて家まで帰りました。

今年の旅行は「雨」や「休業」、
「行き止まり」と
さんざんいじめられた旅行となりました。

まあ、4日間、病院から離れ、
携帯電話も持たない生活ができたので
それはそれでよしとしましょう。

今年は、こんな旅でした。
以上、報告を終わります。

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