書き捨てること

先週からノート術に関するブログを
書いてきましたが、
今回は一歩進んだ方法について
紹介させて頂きます。

私が最近はまっているのが
「書き捨て」です。
今年に入ってから毎日しています。

「書き捨て」のことは、
フミコフミオ著「神・文章術」
(KADOKAWA)に書かれていました。

頭の中にあることを
どんどん書き出すというのは
どの本でも共通したやり方ですが、
ここでは「書き捨て」を推奨しています。

書き捨てとは文字通り、
書いたものを残しておくのではなく、
そのまま捨ててしまうという方法です。

つまり、捨てる前提で書くのです。
そうすることで、
頭の中にあることを文字にはしますが、
それを残さず捨てるからこそ、
余計なことや体裁などは考えず、
自分の言葉で自由に書けるのです。

面白かったのは、
書き捨てをすることで、
自分の中の価値観や世界観が
どんどん築き上げられていくという
考え方であり、
それが書き捨ての目的だと言うのです。

つまり、世界観があるから書くのではなく、
書くからこそ世界観が作られていくのです。

でも、せっかく思いついたアイデアや考えを
そのまま捨ててしまうのはもったいないと
思う人も少なくないと思います。

実際、私もそう思いました。

でも、それについては以下のような
説明がされています。

あるテーマについて書き捨てし、
また別の機会に
同じテーマで書き捨てした場合、
その間に多少なりとも
思いが熟成されるため、
最初よりも違った視点や角度で
そのテーマを見ることが
できるようになるというのです。

逆に、書いたものを残しておき、
それを見てしまうと、
どうしてもそこに縛られてしまい、
置いていた熟成の期間が
無駄になってしまうというのです。

自分の思いを熟成させることで、
自分の中で書くものがどんどん築き上げられ、
それを「物語る」ことができるように
なるのです。

書き捨てを続けることで
最終的に得られる成果は、
思い通りに文章が書けるようになり、
人生をよりよいものにすることが
できるようになることです。

また、前田裕二著
「メモの魔力」(幻冬舎)も
なかなか面白いと思いました。

ただし、少々思考力を必要としますので、
思考力を鍛える練習という意味で
実践してみるのもよいかもしれません。

どういうことかと言うと、
日常の出来事や考えたことを書くというのは
従来のものと同じです。

その出来事を「抽象化」し、
「転用」するというのが、
この「メモの魔力」の大きな特徴です。

例えば、
コミュニケーションの講演をしたら、
参加者から好評だった、
という事実があったとしましょう。

次に、その事実には
どのような特徴があるのかを
探っていくのが「抽象化」です。

抽象化する作業をした結果、
「質問力」に重点を置いた
コミュニケーションが大切という要素が
抽出されたとしましょう。

さらに、これを何かに応用できなかを考え、
一人でも質問が可能な
「質問カード」を作ればいい、
というアイデアが「転用」です。

こうして、日常の気になる出来事や、
ふと思いついたことをメモし、
それを基にアイデアをどんどん
膨らましていくという作業を
繰り返していくのです。

ここで一番難しいのが「抽象化」です。
これは物事の本質を考える必要が
あるからです。

だからこそ、頭を使いますし、
考えるトレーニングにもなるのです。

他にも興味深い本が色々あります。
DaiGoも「人生を変える記録の力」
(実務教育出版)を書いています。

DaiGoらしく、
たくさんの研究論文をもとに、
有効性の高いと思われる方法を
33種類も紹介しています。

やりたいことを見つける、
モチベーションを上げる、
優柔不断をなくす、
問題解決力をつける、等々、
記録をすることでこれらに対処する方法を
具体的に紹介してくれています。

自分にあう方法を見つけて、
それを実践してみるというのも
いいかもしれません。

なお、様々なアイデアを関連付け、
それをもとにして
本や論文を書こうと思っている人には、
ズンク・アーレンス著、仁木夢子訳
「TAKE NOTES!」(日経BP)が
いいかもしれません。

これは、たくさんのメモやアイデアを
体系的にまとめ、
それを基にアウトプットが
自然とできるように
なるためのやり方について
詳しく書かれています。

また、アプリを使って、
同じようなことをしたいと思っている人には
「そろそろNotion(ノーション)」
いいかもしれません。

これは情報を整理するためのアプリである
Notionの解説書です。

個人でNotionを使うのであれば
以下のところから
アプリを無料でダウンロードできます。
https://notion.jp.uptodown.com/windows/download?msclkid=8b1a301acff911ec89a29becce9b7873

興味のある方は使ってみて下さい。
私も使い始めましたが、
まだ使いこなせていません。

まあ、気長に
付き合っていこうと思っています。

4回にわたりノート術について書きました。
ノート術に関しては、
今回紹介した本以外にも
たくさんのものが出ています。

これを機に、皆さんも
気分や感情、思いやアイデアを整理し
それを発展させるために、
自分にあったノート術を
実践してみたらいかがでしょうか。