年末の彦根は
記録的な大雪に見舞われました。

にもかかわらず、
大みそかから元旦にかけて
再び大雪が降り、
車も動かせない状態になってしまいました。

そのため仕方なく、
今年の元旦は、何十年ぶりかで
一日中家で過ごすことにしました。

いつも通り4時20分に起き、
ルーティンワークをこなし、
午前中は部屋で書きものに専念していました。

ちなみに、私の部屋は物置を兼ねています。
ほとんど入ることもないので
仕方ないのですが‥

途中、トイレに行ったのですが、
その際、洗濯物を干している
嫁さんに出会ったので、
「明けましておめでとうございます」と
新年のあいさつをしました。

すると、とても気だるそうな声ながらも、
「おめでおうございます」と
返してくれるではないですか。

返事が返ってくるなんて、
新年早々、幸先がいいと思いました。

昼食は、
年越しそばの残りがあるというので
それを食べました。

それにしても、昼食を家で食べたのも
何年ぶりでしょうか。

昼食後、今日はジムに行けなかったので、
運動がてら家の前の雪かきをしました。

これは結構、重労働でしたが、
お陰でいい汗がかけました。

一仕事終え、家に入ると
嫁さんと娘がリビングにいました。

もちろん、「お疲れ様」とか
「ありがとう」などという
ねぎらいの言葉はありません。

二人とも一言も発することなく、
私の存在など見えていないかのように
スマホをボーっと見ているだけでした。

まあこれが、黒丸家の住人の
典型的な対応の仕方です。

午後は読書三昧の時間を過ごし、
夕方5時からは、
私が毎年楽しみにしている
「芸能人格付けチェック」を見ました。

これは私が一年で最も楽しみにしている
番組のひとつです。

これを見ながら、
年末に取り寄せた
ズワイガニのカニみそをあてに、
熱燗をチビチビ?飲むのは、もう最高です!

本当は、すでにスタンバイされている
正月料理も一緒に食べながら
酒を楽しみたかったのですが、
まだ時間が早いという理由で、
出してもらえませんでした。

結局、料理が出てきたのは
7時過ぎであり、
その頃にはすでに
お腹はいっぱいだったので、
あまり食べられませんでした。

きっと、
正月にあまり食べ過ぎないようにという
嫁さんの優しい心遣いだと思いま‥す。

もっとも、格付けチェックを
大笑いしながら見ていたので、
そんな仕打ち‥いや、心遣いには
あまり気づかずに、
一人、愉快に酒を飲んでいました。

さて、格付けチェックですが、
やはりこれを見て
感じたことや考えたことを
書かずにはいられないので書きます。

毎年、見て思うのですが、
人間の味覚、視覚、聴覚というものが
いかにあてにならないのか、
またそれらは、いかに状況や環境に
大きな影響を受けているかが
よくわかります。

1本100万円のワインと
5,000円のワインとでは、
明らかに味は違うと思います。

ただ、どちらが美味しいかは
主観の問題であり、
必ずしも高い方が美味しとは限りません。

もちろん、
これが100万円のワインです、と言われたら
誰でも美味しいと感じると思います。

無意識レベルで、
美味しくないはずがない、という
心の声が聞こえるからです。

キャビア、フォアグラ、トリュフの
最高級品と冷凍ものとの区別もしかりです。

100グラム32,000円のトリュフだろうが、
3,200円のトリュフだろうが、
一般の人にはどちらが高級なのかなど
わかりません。

当然のことながら、
どんなお店で食べるか、
誰と一緒にたべるかにより、
美味しさは全く違ってしまうというのが
人間の味覚です。

高級料亭で冷凍ものを出されても
十分に美味しいと思えるでしょうし、
たとえ本物の高級品を出されても、
嫌いな上司に
無理やり誘われたという状況であれば
美味しいわけがありません。

私などは、
気の置けないメンバーと居酒屋に行き、
そこで食べる1本170円の焼き鳥が
一番おいしいと感じます。

話を戻しましょう。
味覚に関しては最後の「肉」の問題も
大いに楽しませてもらいました。

近江牛と豚肉とカエルの肉のうち
どれが近江牛かを当てるというものです。

ちなみに近江牛は100グラム8,000円、
豚肉は100グラム150円、
カエルの肉は値段不明です。

この問題では6組中、
3組が「絶対ありえへん」カエルの肉を
選んでいました。

私もカエルの肉は食べたことがあります。
家の近くにあるお店のメニューにあり、
珍しいから食べてみようと思い食べました。

全く問題なく食べられましたし、
結構おいしかったように記憶しています。
ちなみに、このお店は潰れました。

さらに、聴覚を試す問題も出されました。
ただ、聴覚に関しては、
よほど耳が肥えていないと
区別などできないと思いました。

例えば、総額65億円の弦楽器六重奏と
500万円のそれとの音色の違いを
当てるという問題です。

これも味覚と同様、
音の違いは分かったとしても
どちらが好みかは全くの主観の問題です。

そもそも、
これが高級楽器の音色で、
これが一般楽器の音色だという、
その基準となる音がわかっている人であれば、
比較のしようがあります。

しかし、基準となる音色がわからなければ、
相対的な違いはわかったとしても、
どちらが高級楽器による演奏なのかなど、
わかりようがありません。

第一、音楽は楽しむものですから、
プロでもない限り、
そこまで微妙な音色の違いまで
こだわる必要はないというのが
ド素人の私の思いです。

音にせよ味にせよ、
30点と60点の違いであれば、
60点の方がよいと感じるかもしれません。

しかし、90点と95点の違いは、
よほどその道に精通している人でない限り、
どちらが95点の方なのかなどわかりません。

人が物事を判断する場合は、
総合的に見て最終的な評価を下します。

料理と同様、音楽もそうです。
音楽そのものの音色だけではなく、
どんな人が演奏しているのか、
どんな会場で、
誰と一緒に聴きに行っているのかにより
感動の度合いは大きく異なります。

もっとも、この格付けチェックは
人間の感覚は様々な要因により
大きな影響を受けるものだということを
はっきりと認識させてくれるという意味では
十分に楽しめる番組だと思っています。

来年も楽しみにしています。
と同時に、来年こそは、
正月料理も一緒に食べながら
見られることを願ってやみません。