前回は、
食べたいものを食べたいときに
食べたいだけ食べる
BOOCSダイエットについて
お話をさせて頂きました。

今回は、
その根底にある考え方をもとに、
もう少しダイエットについて
考えてみたいと思います。

前回もお話しましたが、
ダイエットは身体面や食事内容ばかりに
目が向きがちですが、
実は、心の面も大切にしたダイエットが
うまくやるためには必要なのです。

そもそも食事は
「頭」で食べるものではなく、
「心」で食べるものです。

つまり、12時になったから食べようとか
1日1,800kcalに抑えようというのは、
頭で考えながら食べる食べ方であり、
これは「心」を無視した食べ方です。

本来の食べ方である「心」で食べるとは、
お腹が空いたから食べるとか、
「あ~美味しかった」と
美味しさを十分に味わって
食べるという食べ方です。

それをお腹が空いてもいないのに
お昼になったから食べるとか、
太っているから
食べたい食事を我慢して
嫌々サラダばかりを食べるというのは
「心」を無視した食べ方なのです。

ただし、現代社会は飽食の時代であり、
食べたいものは何でも食べられますし、
また、24時間いつでも食べ物が
手に入る環境下で生活をしています。

さらに、お菓子や甘いものの誘惑も多く、
またジャンクフードをはじめとする
不健康な食事も巷にはあふれかえっており、
「心」の赴くままに食べていたら、
まず太ってしまうのも事実です。

そんな環境下では、
食べたいものを食べていたら、
本来の「心」の機能が麻痺してしまい、
適切な食事ができなくなってしまうのも
無理はありません。

そのため、
本来の「心」の機能を取り戻し、
適切な食事ができるようになることも
現代社会では必要になってきます。

適切な食事ができるようになるために
大切になってくるのが、
我慢や制限をしないという考え方です。

これは逆説的に聞こえるかもしれませんが、
たとえ機能不全に陥っている
「心」であっても
食べたいという「心」の働きを無視し、
それを抑え込もうとすると、
そのうち我慢しきれなくなり
いずれ爆発してしまうのです。

すると、タガが外れ、
「どうにでもなれ状態」になってしまい、
すべては元の木阿弥となります。

ですから、
現在の食生活がどんなに悪くても、
それをいきなりやめたり、
変えたりするのではなく、
先ずはそのままにしておいたらいいのです。

では、
先ず何から始めたらよいのかと言うと、
悪い食習慣を改めるのではなく、
今の食習慣に、
「ほんの小さなよい食習慣」を
取り入れていくことを考えればよいのです。

例えば、
毎日缶コーヒーやコーラを
飲んでいる人がいたら、
一日1回はどこかで
水を飲んでみるといった具合です。

500mlのペットボトル1本を買い、
どこかで数口飲むでもよいですし、
1日かけて1本飲むでも構いません。

もちろん、大好きな缶コーヒーを
やめる必要もなければ
制限する必要もありません。
今まで通り飲んでいていいのです。

これならできそうな気がしませんか。

でも、そんな水を数口飲んだところで
食生活はこれっぽっちも変わりませんので、
全く意味がないのではと思った人は、
かなり機械論的思考に毒されています。

理論上は確かにそうです。
ほんの数口の水を
飲むようになったところで、
今までの食生活は
全く変わっていないのですから、
何ら意味がないと思われても
仕方ありません。

でも、そのそう考える人たちは、
人間は機械ではなく心や感情を持った
生き物だということを忘れています。

機械のように1+1は2にはならないのが
人間なのです。

どういうことかというと、
毎日数口の水を飲むという
健康的な食(?)習慣を身につけられたら
これが成功体験になるのです。

そうすると、
その成功体験に気をよくして、
もう少しやってみようという思いになり、
今度は毎日5本飲んでいた缶コーヒーのうち
1本は水にしてみようなどという気に
自ずとなってくるのです。

これも、缶コーヒーを1本は
水に代えなくてはいけないと
義務的に思うのではなく、
1本くらい代えてみようかなという
気になったら代えればよいのです。

それが潜在意識レベルからの変化であり、
「頭」で、代えなければならないなどと
考えて代えようとするとは大違いなのです。

これはとても些細な変化ですが、
この変化が大切なのであり、
これが、これからの変化の
原動力になるのです。

つまり、これならできそうだと思える
ほんの小さな「健康的な食事」を取り入れ、
あとは、もう少し健康的な食事を
取り入れてみようという思いが
自ずと湧き上がってくるのを待っていれば
それでよいのです。

そんな思いが少しずつ膨らんでくれば、
健康的な食事とはどんなものか、
なんとなく意識し始めます。

そのうち知識として、
野菜や海藻、豆類は健康によいものであり、
加工食品や白砂糖は
不健康な食事になんだといくくらいは
わかってきます。

ただ、この時も
どの食品が健康によく、
どの食品が健康に悪いのかと
いうことに関しては
あまり厳密に考えなくても
よいかと思っています。
この世界は、きりがないからです。

皆さんも、同じダイエットをするなら
健康的な食事を取り入れるダイエットに
トライしてみてはいかがでしょうか。