先日、京都から地下鉄に乗り
烏丸御池まで行く予定でしたが、
中吊り広告を見た瞬間、
居ても立ってもいられなくなり、
急きょ予定を変更し、
四条駅で降りて京都大丸に行きました。

私をそこまで駆り立てたのは
「切り絵」展でした。

9月8日~28日まで
「7人のミューズ展」と称した
切り絵展が開催されていたのです。

実は私も2年ほど前から
趣味で切り絵を始めました。

もともと細かい作業が好きだった私は
高校時代などには
1センチ四方の紙で折り鶴を折ったりして
楽しんでしました。

しかし、切り絵には全く興味はなく、
やろうとも思ったこともありませんでした。

ところが、書店でたまたま
「切り絵」の本を見つけ、
作業がとても細かそうだったので、
一度やってみようと思い、
その本を買いました。

それが
「濱直史の花模様の立体切り絵」
という本でした。

この本には、
切って使える用紙が付いており、
本に載っている作品24点が
すべて作れるようだったので
ちょっとやる気が出てしまいました。

切り絵をやり始めると、
つい夢中になってしまい、
あっという間に
1時間くらいは経ってしまいます。

最初は、それほどうまい出来とは
言い難い作品でしたが、
次第にきれいに切れるようになってきました。

もっとも、立体切り絵ですので
切り絵をした後は、それを折って
鶴や蝶、バラ、椿、小鳥といった作品を
作るのですが、
切ることに興味があるせいか、
切り上げたらそれで満足してしまい、
ほとんどの作品は立体にはしていません。

また、立体にすると
置き場所にも困るということもあり、
多くの作品は、
未だに切りっぱなしの状態です。

そうこうしているうちに2年が経ち、
切り絵のプロの実際の作品を
見たいと思うようになっていたのですが、
なかなか見る機会がありませんでした。

そんな折、たまたま広告が目に入り、
これは行かなくてはと思った次第です。

この切り絵展は、名前が示すように
7人の女性切り絵作家の作品を
集めたものでした。

人それぞれ個性があり、
どれも心惹かれるものでしたが、
私が一番見入ってしまったのは、
福田理代(まさよ)さんの作品でした。

とにかく1枚の白い紙に下書きをし、
それをカッターナイフで切るだけなのですが、
その作品が、まさに超絶技巧作品なのです!

いくら私が説明しても伝わらないので
先ずは彼女のHPの載っている作品を
見てみてください。
作品&コレクション集 | 切り剣Masayo |

とにかく細かく、
細いところでは0.3㎜の作業になります。

彼女は、米粒の半分にも満たないような
小さな切り絵も作れてしまう人なので、
なかなか真似ができません。

でも、こういうのを見ると
ついやってしまいたくなるので、
彼女の作品が収録されている本を購入し、
作品のコピーを取って早速挑戦してみました。

やる前はできそうな気がしたのですが、
実際やってみる全くできませんでした。

0.3㎜の幅で6つの切れ目を入れ、
それをひとつ置きに切り取ろうとしたのですが、
どうしても0.3㎜を超えて切ってしまうため、
うまくいきませんでした。

それでも毎日少しずつ練習していると、
最初よりはできるようになってきました。

まだまだ、
きれいに切れるレベルではありませんが、
しばらく練習をつみ重ねれば、
少しはできそうな気になってきました。

他にも、たくさんの本を出している
蒼山日菜さんの作品もありました。

彼女の特徴はカッターではなく
ハサミを使って切ることです。

特殊なハサミを使うのですが、
私も一度、その鋏を使ってやってみたいと
思っていたので、
展示会会場でこれも購入しました。
1本4,400円でした。

確かに切り心地はよく、
0.3㎜の線でもこれなら切り出せるのですが、
実際の切り絵で使用しようとすると、
慣れないこともあり、
あまりきれいに切れませんでした。

ん~やっぱり私は、
カッターの方が
使い慣れている分、
いいかなと思いました。

他の5人の人もそれなりの特徴があり、
みなさん、それぞれが
オリジナルの下絵を描いています。

私は色をつけたり、立体にしたりするのは
あまり好みではないので、
すごい!と思っても、
惹かれる程度は福田さんの作品ほどでは
ありませんでした。

この辺りは好みの世界です。

京都では9月28日までやっています。
興味のある方はぜひご覧ください。
→日本の切り絵 7人のミューズ展