ブログ:青森道中膝栗毛1日目

6月7日午後から10日までの3日半、
嫁さんと二人で青森旅行(秋田経由)に
行ってきました。

昨年はコロナの影響で、
結局、旅行は取りやめとなって
しまいましたので、
今年はコロナだろうがなんだろうが
絶対に行こうと思っていました。

ホテルや飛行機、レンタカーの予約など
準備は2月から始めました。

2月上旬に、嫁さんに
「旅行は6月の第2週にしたいけどどう?」
とたずねると、
「そんな先のことわかるわけないし」と
冷たい一言。

ちなみに一昨年は、
阪神の試合を甲子園に見に行くので、
その週はダメ!と断られたため、
やむなく日程を変更しました。

嫁さんのつれない言葉にめげず、
きっとこの日程で大丈夫だろうという
希望的観測のもと、
粛々と準備を進めていました。

そうは言いながらも
五月の連休明け頃、
本当に行ってくれるのかどうか心配になり、
家のカレンダーの予定を見てみると、
案の定、予定には入ってはいませんでした。

夕食時に嫁さんに、
「6月7日から旅行に行くって言ったよね」と
確認すると、
きょとんとした顔をし、
クー(飼い犬)を撫でながら、
「こんな時期に、旅行に行くなんて
信じられないよね~」と、
聞こえよがしにクーに話しかけていました。

でも、そんな言葉に私はめげません。
その後も予定通り着々と準備を進めました。

1週間前になっても、
嫁さんからは「今年はどこに行くの?」などという
旅行に関する質問は全くありませんでした。

このことからも旅行に対する
関心の低さがうかがわれます。

もっとも、長男の嫁が私に
「今回はどこに行くんですか?」と聞いてきたので、
「青森にいくよ」と答えた会話を聞いていて、
青森に行くことを本人も知ったようです。

前日は夜に福岡から戻り疲れていたので、
私のスーツケースも準備しておいてと伝え、
すぐに寝ました。

当日の午前中は病院の仕事をこなし、
出発15分前の12時15分頃に
家に戻ってきました。

携帯電話も電源を切り、
これからはすべてから解放され、
これから3泊4日の旅が始まるかと思うと、
ちょっとウキウキしてきました。

いざ出発と思い、
用意されていた私のスーツケースを持ち上げると
いやに軽いのです。

念のため嫁さんに、
下着とか洋服とか入れておいてくれた?と
たずねると、
「入れるわけないやん!
そんなこと自分でやったらいいやん!」の一言。

仕方なく、
出発まで残り10分を切ったところから、
大急ぎで下着と洋服を用意して、
スーツケースに詰め込みました。

すると、
「なんで冬服を持っていくの!」と怒られ、
「洋服ダンスに入っていたものを持ってきた」と言うと、
「ケースの中に夏物を入れておいたじゃない!」
「そんなもん、わかるわけないやんか!」
とまあ、出発前からトラブル発生です。

出発まえから、気分が落ち込みましたが、
とりあえず、必要最小限のものだけを
スーツケースに詰め込み、
娘の車で最寄りの駅まで送ってもらいました。

すると、駅のアナウンスから
「現在、電話は動いておりません」
という放送が流れてくるではないですか!

スーツケース事件で気分が盛り下がっていたのに、
さらに追い打ちをかけるような事態に直面し、
気分はダダ下がりです。

伊丹空港まで在来線で行く予定でしたが、
急きょ、米原まで車で行って
新幹線を使うことにしました。

それにしても、旅行が始まる前から、
こんなに陰鬱な気分になったのは初めてです。

もっとも、どこかで陰鬱な気分になるのは
いつものことですので、
それがたまたま出発前だったと
いうだけのことと考えれば
特別なことではありません。

そう自分に言い聞かせ、
気を取り直して一路、秋田空港へ。

それにしても
空港はガラガラで、
コロナの影響をもろに受けていることが
よくわかりました。

秋田行のJALの乗客も20人足らずで、
窓側の座席に自由に変われたくらいです。
飛行中は、ほとんど
窓から外の景色を眺めていました。

ホテルに着いたのは19時ころでした。
本日、唯一の楽しみであった夕食の時間です。

ガイドブックに載っていた
お刺身がとてもおいしそうなお店へGO!

私はお酒が大好きなので、
秋田の酒を飲み、
刺身や焼き鳥に舌鼓を打ちながら
今日一日の嫌だったことは忘れようと思いつつ
店に到着すると、
なんと、臨時休業ではないですか!

秋田は緊急事態宣言もなければ、
感染者数もここ何日かは「ゼロ」です。
にもかかわらず臨時休業??

せっかく陰鬱とした気分を一掃しようと
期待に胸を膨らませて来たのに、
カウンターパンチを食らった気分でした。

仕方なく、
近くの開いている居酒屋さんを探し
何となくよさそうなお店に入りました。

お客は1人だけでしたし、
メニューも本来のものではなく、
コースメニューしかありませんでした。

秋田も、コロナの影響をもろに受けて、
居酒屋さんも開店休業状態が
続いているとのことでした。
気の毒としか言いようがありません。

とりあえず3,000円の
刺身と比内地鶏がセットになった
割烹コースを注文し、
先ずはビールで乾杯しました。

かなり落ち込んだ気分の1日でしたが、
このお店の料理はすごくおいしく、
大当たりでした!

ここで嫁さんの気分を盛り上げなければと、
孫や子供の話を振ると、
楽し気に話し始めたので、
とりあえずホッとしました。

たんまり食べて夜9時には
そのお店を後にしました。

ホテルで9時半からは
「夜鳴きそば」のサービスがあるとのことで
楽しみにしていたのですが、
部屋に戻るといつの間にか寝てしまいました。

結局、夜鳴きそばは食べそこね、
私の1日目は終わりました。
(続く)

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