メンタリストDaiGoの新刊
「超影響力」(祥伝社)を読みました。

DaiGoの本はほとんど読んでおり、
とても勉強になります。

この本には、知らず知らずのうちに
相手に影響を与えるためのノウハウが
たくさん書いてあります。

相手に対して上手に影響を与えるためには
まずは準備を整える必要があります。

人は信用している相手の話には
耳を傾けますし、
また、自分と関係があると思った話にも
興味を持ちます。

つまり、いかに信頼感を持ってもらい、
相手に、この話は自分に関係があると
思ってもらえるような話ができるかが、
人に影響を与えるための基本として
とても大切になってきます。

もっとも準備と言っても、
信頼感や関係性を持つことができたら
これだけでも十分に相手に対して
影響を及ぼすことができるようになります。

私がセミナーで教えている
ホリスティックコミュニケーションは
まさにこの作業をしているのです。

例えば、自分の話をネタにすると
相手もそれに関する話をし始めます。

お金や健康の話、趣味はハマっていること、
自分の弱点やマイナス面、
恥ずかしかった体験などを話すと、
相手も心を開き、距離感が縮まるため
信頼感も高まります。

さらに、自信を与えたり、
行動しやすくするための反応を
返すことも有効です。

例えば「あなたの話を聴いていると、
以前よりも今の方が、要領よく仕事が
できるようになったみたいですね」
といった返しです。

このような反応を返してあげることで、
相手は「あっ、そうか」と、
自分の変化や成長を再発見できます。

その結果、やる気が高まり
行動にも変化が起こるというわけです。

さらに、そんな反応を返してくれた人には
自ずと信頼感を持つようになるため、
このような反応を返すことで、
影響力を及ぼす土台づくりができるのです。

また、相手が
「これは自分に関係している話だ」と
思ってもらえるようなかかわりも大切です。

当然のことですが、
人は自分に関係のない話には
興味がありません。

どんなに一生懸命に話をしても
関心のない話には
聞く耳もたずの状態になります。

だからこそ、今は話していることが
あなたにとても関係があるということを
伝える必要があるのです。

例えば、運動嫌いの人に、
健康のために運動をした方がいいと言っても、
全く興味を持ってもらえません。

ところが、その人が血圧が高いことを
気にしていたならば、
「運動は血圧を下げる効果がある」
という話をすれば、
これは興味を持ってもらえます。

このように相手のニーズに沿った話を
していくことで、
この話は自分に関係があると思って
もらえるようになるのです。

さらに、関係性を強調するための
テクニックも紹介されています。

例えば「社会的証明」を利用する方法です。
これは、「多くの人がしていることならば、
それは正しいこと」と思ってしまう
人間の心理をうまく利用した方法です。

「早期食道がんの患者さんの多くは、
手術ではなく放射線療法をされています」
といった言い方がそれに当たります。

こんなことを言われると、
さっさと手術をして
スッキリしたいと思っている患者さんでも、
ならば、放射線療法にしようかな、
という気になってしまうものです。

このように「社会的証明」を利用することで、
相手の無意識にやんわりと揺さぶりをかけ、
自分にも関係がある話だという思いを
強化することができます。

その一方で、
相手はそんなことをされていることなど
これっぽっちも思っていません。

つまり、知らないうちに
影響を受けてしまっているということです。

このようなことが
自然とできる人もいます。
そういう人は、
人に影響を及ぼす達人なのでしょうが、
凡人はそんなわけにはいきません。

でも、こうして知識として蓄え、
実際に実践することで
今よりもずっと、
影響力を発揮できる人にはなれると思います。