去る3月14日に神戸で開催された
日本心身医学会近畿地方会で、
発表をさせて頂きました!

心療内科医のときは、
心身医学会の総会や近畿地方会で毎年、
演題を発表していましたが、
緩和ケア医になってから
当然のごとく心身医学会での発表は
なくなりました。

ですから、心身医学会での発表は
平成15年以来、17年ぶりになります。

それにしても、
あまりの反響に驚きを禁じえませんでした。
な、な、なんと、内輪の2人以外、
聴衆は誰もいないではないですか!

こんな経験は初めてです。
学会参加者のあまりの反応のなさに
思わず笑ってしまいました。
でも、現実とはこんなもんです。
世の中、そんなに甘くはないですね。

それはそうと、発表演題ですが、
「ブリーフセラピーのセミナーでの学びにおいて
有益だったと思われる要因の検討」と、
学会ならではの硬めの表現になっていますが、
発表内容は至ってシンプルなものです。

私が行っている
ホリスティックコミュニケーション
実践セミナーのどのような点が、
参加者にとって有益であり、
影響力が大きかったのかについて
アンケート調査をした結果を
発表しただけです。

それに伴って今までのデータを
いろいろとまとめてみました。

ホリスティックコミュニケーション
実践セミナーは平成19年12月に
京都で開催したのが初めてです。

以来、京都、東京、福岡で合計54回を開催、
受講者数は新規が386名、
再受講者数は延べ546名で、
合計932名でした。

男女比は女性が85%と、
圧倒的に男性を上回っていました。

参加者の職業別割合ですが、
医師やナースといった医療従事者は
合計で30%を占めており、
そのうちのの半分以上がナースでした。
やっぱりナースが多いですね。

またアロマセラピストや鍼灸師といった
セラピスト関連の仕事をしている人は
30%程度いました。

残りの40%は
会社員や主婦といった一般の人です。

こうしてみると、
医療従事者やセラピスト関係の人が多いのが
このセミナーの特徴なのかなと思いました。

また、再受講回数も
少なくとも1回以上再受講した人は54%と
受講生の半分以上が再受講をしていました。
最も多かったのは16回です。

アンケート調査ですが、
セミナーの中で、
とても役立ったとことや
自分自身のものの見方や考え方に
大きな影響を与えたものは
何かという質問をしました。

その結果は
「私のデモンストレーションを見る」と
「デモの体験」が一番多い答えでした。

やはりセミナーの中で
デモのインパクトはとても大きいし、
学びや気づきも多いことがよくわかりました。

もちろんワークや講義も役立ったようですが、
朝一番で行う、
参加者一人ひとりの話を聴き、
それに対して私がコメントや関連話をする時間が
参加者のものの見方や考え方に
殊の外、大きな影響を与えていたようです。

他の人の考え方を聴いたり、
私のミニレクチャー的な話を聴くことで、
気づかされることも多いのだと思いました。

これ以外にも
このセミナーの特徴は
何だと思いますかという質問もしました。

「安心できる癒される場」
「気楽で自由なゆるい雰囲気」
「自分の問題も解決され楽になれる」
といった答えが多く返ってきました。

これ以外にも、
5時からセミナー(飲み会)の存在が
大きな特徴のひとつだと答えている人も多く
このセミナーでは、
いかに5時からセミナーが
重要な?位置づけなのかがよくわかりました。

お酒を飲んでへべれけになる私を見て、
「人間は不完全で問題だらけの存在であるが、
それでよいのだと勇気づけられた」という
コメントがすべてを物語っているように
思われました。

最後の質問は、このセミナーを受けて
自分はどのようなところが変わったのかを
自由に書いてもらいました。

いろいろな答えがありましたが、
「物事の考え方が自由になり、
生きるのが楽になった」
「いい塩梅でいい加減になれるようになった」
「他人と比較することがなくなり、
自己肯定感が高まった」
などといった答えがありました。

今回の学会発表のおかげで、
長年やってきたセミナーを
振り返ることができました。

そこでわかったことは、
目から鱗が落ちるような話も
インパクトがありますが、
それ以上に、デモンストレーションを
実際に見せたり、体験したりしてもらうことの
大切さでした。

特に、デモンストレーションを受け、
自分自身の悩みが解決したり、
ものの見方や考え方が変わる経験は、
何にも代えがたい体験になるということが
よくわかりました。

そして、私のいい加減さや
てきとうで、へべれけになるところが、
場に安心感を与え、気楽に学べる
雰囲気を作っているのだということも
よくわかりました。

これらの点を大切にしながら、
今後もこのセミナーを
続けていきたいと思いました。

お忙しい中、私の発表を聴くために
わざわざ来て下さった二人の受講生の方、
本当にありがとうございました。

二人がいなかったら、
前代未聞の観客ゼロの中での発表に
なるところでした。

サクラであろうが何だろうが、
来てくださって本当によかったです。
この場をお借りしてお礼申し上げます。