ブログ:体験セミナーで思うこと

1月11日と12日に福岡で
ホリスティックコミュニケーション
体験セミナーを開催させて頂きました。

毎回、70~80分の講義と、
15~20分程度のデモンストレーションを
お見せするという構成でやっています。

体験セミナーは、
すでに100回以上やっていますが、
以前に比べると話の組み立て方や
内容はずいぶんと変わってきたように思います。

昔は、悩みや問題を解決するための
コミュケーション法という位置づけで、
ホリスティックコミュニケーションの説明を
していました。

しかし最近は、
本人が持っている無意識の力を
上手に利用することで問題を解決する
コミュケーション法という説明の仕方を
するようになりました。

やっているコミュニケーションは同じでも
説明の際の重点の置き方で
印象は大きく異なります。

前者は、セラピストの
コミュケーションテクニックで、
相手の悩みや問題を解決するような
印象があります。

一方、後者は
クライエント自身が持っている
心の治癒力(無意識の肯定的な力)を
十分に発揮してもらうことで、
悩みや問題が知らず知らずのうちに
解決へと向かっていくというイメージです。

コミュニケーションスキルを用いて
クライエントが持っている
心の治癒力を活性化させるという意味では、
どちらも同じです。

ただ説明の際、
セラピストのアプローチに重きを置くか、
クライエントの力に重きを置くかの違いだけです。

でも、私にとっては大きな違いがあります。
同じことをやっていても、
セラピストのテクニックで
問題を解決しているという思いには
どうしても傲慢さが伴います。

本来、セラピストができることは、
クライエントの絡まった心をほぐし、
ほんのわずかな希望や可能性を
イメージしてもらうような、
そんなかかわりをするくらいです。

つまり、日常生活の中で
クライエントが心の治癒力を発揮し、
問題解決に向かって動いてもらえるよう、
その下地作りをしているに過ぎないのです。

そんな思いでクライエントにかかわると、
セラピストの傲慢さや強引さはなくなり、
ただ、クライエントの可能性を信じ、
あとはすべてを相手に託すという思いで
いられるのです。

このような視点を持って関わる方が、
クライエントの心の治癒力を
最大限に発揮してもらえるようになるため、
結果として、
問題解決にたどり着きやすくなるというわけです。

また、デモンストレーションの見せ方も
以前とはだいぶ変わってきました。

参加者の中から、誰か一人に出てきてもらい、
その人の実際の悩みに
私が対応するというスタイルは
以前と変わりありません。

当初は、そのデモを
ただ見てもらっているだけでしたが、
ある時から、
解説を入れながらやるようになりました。

なぜならば、
見せるだけだと、
ごく普通のやり取りにしか見えず、
ホリスティックコミュニケーションの良さが
全く伝わらないと感じたからです。

しかし、解説を入れながらのデモでも
不十分だということに数年前に気づきました。

解説をすれば、
なるほどと理解はしてはもらえるのですが、
それだけでは、私が最も伝えたい、
通常のコミュニケーションとの視点の違いや、
普通の人はいかに、勝手な思い込みで
コミュニケーションをしているのかということが
伝わらないのです。

そのため最近は、デモをしながら参加者の人にも、
どのように考えるのかを直接たずねることで、
私の視点との違いを浮き彫りにします。

また、一般の人がついやってしまう
勝手な思い込みによるかかわりを、
私が実際にやることと比較して見てもらうことで
ホリスティックコミュニケーションとの違いを
理解してもらえるような工夫をしています。

もっとも、デモの時間は
15~20分程度と決めているので、
その中で参加者とのやり取りをしながら、
かつ、その人自身が悩みを解決できるよう、
下地作りをしてまとめまでもっていくのは、
多少の苦労はあります。

それでも、ただデモを見せたり、
解説を挟むという形よりは、
私の伝えたいことが、
より伝わるのではとないかと思っています。

福岡での体験セミナーは
明日1月18日(土)13時から、
京都での体験セミナーは
1月19日(日)、25日(土)15時から
あります。
https://kuromarutakaharu.com/taikenseminar/
特に福岡は、今年はこれが最後で
次回は来年になってしまいます。
ですので、興味のある方はぜひお出で下さい。
お待ちしております。

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