今までは、どのようにして
スマホを手に取りにくい状況を作るか、
いかにしてアプリを開く回数や時間を減らすか、
ということについて書いてきました。

「スマホのダラダラ見をやめる」の最終回は、
小さな成功体験を積み重ねる工夫についてです。

この方法ならば、
今まで書いたことがなかなか実行できない人でも
取り組むことができるのではないかと思います。

具体的に説明をしていきましょう。

例えば、食事中でも
もいつもスマホをテーブルの上に置き
事ある毎にスマホを手に取るような人がいます。

いけないと思いながらも
つい見てしまうというようなパターンの人です。

何をするかというと、
「それならできる」と思えるくらいの
小さな行動を積み重ねていくことで、
少しずつ「自分はできる」という思いを
膨らませていくのです。

例えば、三食の食事のうちどれか一食を選び、
その時だけは、スマホをカバンにしまうなり、
見えないところに
置くということをするのです。

一食中のすべての時間が難しいようなら、
最初の3分でも1分だけでも構いません。
これならできると思う時間を設定して
やればよいのです。

それを毎日やっているうちに
知らず知らずのうちに5分や10分、
ときには食事中、
ずっとスマホをカバンの中に
入れておけたというときも出てきます。

もちろん、食事中、ずっとできたからと言って、
毎回同じように食事中は
スマホをカバンの中に
入れなければならないと思う必要はありません。

最初に決めた、
これならできると思った1分でも3分でも、
それさえできればOKとしておきます。

こうすれば、毎日必ず
小さな成功体験を積むことができるので、
スマホをカバンにしまうという意識も
持続します。

その過程の中で、
スマホを手にする時間を
少しずつ少なくしてみようという意識が
いろいろなところに波及し、
様々な場面でスマホをしまうということが
できるようになってくるのです。

この方法は、他のことにも応用できます。

例えば、LINEの通知機能を
3分だけオフにするとか、
スマホの画面に「人生を無駄にするな!」
といった張り紙をしておき、
意味もなくスマホを開けてしまったら、
その張り紙を見て
3分だけスマホを閉じるとかです。

ただし、これらのことをする際に、
もうひとつ大切なことがあります。
それは我慢はしないということです。

やりたいことを我慢しようとすると
いずれどこかで爆発してしまい、
「えーい、もうやめた!」と
投げやりになってしまいかねません。

ですから、我慢をするのではなく、
何か他の有益な「行動」に置き換えると
考えてもらった方がよいかと思います。

例えば、食事中であれば、
スマホを見るのを我慢するのではなく、
食事を味わうという「行動」を楽しむのです。

またはスマホを手にする代わりに
本や新聞を読んだり、
ちょっとした運動やストレッチをするなど
何でもよいのですが、
自分に取って有益な「行動」に
置き換えればよいのです。

目の前にあるケーキを見つめながら、
食べてはいけないと我慢するよりも
その間、部屋の掃除をしながらやり過ごす方が、
ずっと楽なのと同じ原理です。

そんなことを繰り返していくうちに、
15分でも30分でもよいから
スマホを持たずに外出することに
チャレンジしてみようという気になれば
しめたものです。

そのチャレンジにより、
スマホがない方が
かえって解放された気分になって
いいもんだなといった体験が
できるかもしれません。

そんな体験の延長線上には、
今日の休日は
スマホの電源をオフにして
過ごしてみようと思って
それが実行できる日もあるかもしれません。

このように「小さな成功体験」を重ねていくと、
だんだんと思いに変化が現れ、
取り組みへの意識も変わってきます。

そうすれば、もう少し積極的に
スマホを手に取りにくいところに
置こうと思うようになったり、
ロック機能を取り入れることも
できるようになるかもしれません。

何事もそうですが、
一気にやろうとしても
なかなかうまくいきません。

これならできそうと思えることから
取り組んでいき、
小さな成功体験を少しずつ積んでいけば
それでよいのです。

三回にわたりスマホのダラダラ見をなくす
具体的な方法について述べてきました。
いかがだったでしょうか。
実際に取り組めそうでしょうか。

なお、最初にも述べましたが、
スマホを使ったことがない人間が
書いていることですので、
トンチンカンなことを言っているかもしれませんが、
その点は寛大な心でご容赦願います。

お付きあいありがとうございました。