ブログ:我慢しないダイエット①

ダイエットと言うと、
カロリーを減らすとか、
炭水化物を摂らないようにすればいいとか
思っている人が多いかもしれませんが、
実はそうではありません。

人は「心」を持った生き物です。
「食べたい」という欲求は本能であり、
これを我慢するような
「心」に配慮のないダイエットは
決してうまくいきません。

食事を制限する従来型のダイエットは
最初は体重が減っても、
そのうち体重は減らなくなります。

なぜならば
摂取カロリーの減少は
消費カロリーの減少を招き、
結果的には体重減少は最小限にとどまるように
人間の体はできているからです。

また、心の面での問題もあります。
それは我慢を続けることのストレスです。
食べたいのに食べないことを続けると、
次第にストレスが溜まり、
半年~1年以内に我慢の限界が来ます。

一度、「まあいいか」と思って食べてしまうと、
もう歯止めはきかなくなります。

その時にはすでに、
身体は以前よりも少ないカロリーで
体重を維持できるように変わっているので、
前と同じ量を食べたとしても太ってしまい、
結局、ダイエットを始めたときよりも
体重が増えるという結果になってしまうのです。

つまり、「食べたい」という気持ちを
我慢するダイエットはどんな方法であれ、
うまくいかないということです。

そこで大切になってくるのが、
「食べたい」という欲求を満足させつつ、
いかに体重が減るような食事の仕方が
できるかということです。

その意味でダイエットは、
食事を使った心理療法だと言えます。
その際に押さえておくべきポイントは、
食事内容と我慢を強いない賢いプランです。

今回はまず、食事内容について
書いてみたいと思います。

このダイエットのブログを書くにあたり、
とても参考になったのが
スティーブン・ガイズ著、田口未和訳、
「小さなダイエットの習慣」(ダイヤモンド社)です。

また、どんな食事内容がよいのかを知る上で
ジェイソン・ファン著、多賀谷正子訳、
「世界最新の太らないカラダ」(サンマーク出版)も
役に立ちました。

ただしこれらの本は、
お互い矛盾するところや主張の違い、
また日本人と西洋人の食習慣の違いもあるため、
ここでは、いいところ取りをしながら
私が同意できるところを中心に、
話をまとめてみました。

まず、どんな食事をしたら
よいかということですが、
ポイントは
炭水化物とか脂肪といったことに
こだわるのではなく、
いかに加工食品を食べる割合を少なくするか、
いかに炭酸飲料水など砂糖が入った飲み物を
少なくするかということに尽きます。

なお、カロリーについては
あまり気にする必要はありません。

どういうことかと言うと、
例えば、砂糖とオリーブオイルとでは、
同じカロリーを摂ったとしても、
全く異なる代謝やホルモン反応を
引き起こすため、
砂糖は体重増加の原因になっても、
オリーブオイルはなりません。

また、ポテトチップス100gと
ブロッコリー1576g、イチゴ1624gは
同じカロリーです。

ポテトチップス100gは
容易に食べてしまいますが、
イチゴやブロッコリーを1.5kgも食べることは
通常できません。
その前にお腹が一杯になってしまうからです。

このように、何を食べるのか、
また満足感はどうなのかということを考えると、
ただ単にカロリーを減らせばよい
というものではないことが
わかるのではないでしょうか。

ここで押さえておくべき重要なことは、
食品は加工すればするほど
カロリーの密度が高まり、満腹感が低くなり、
その分食べ過ぎてしまうということです。

炭水化物そのものは、
本来太るものではありませんが、
加工することで「有害」になります。
特に精製された炭水化物は
中毒になりやすいので要注意です。

では、確実に体重を増やすと思われる
典型的な「超」加工食品とは
どのようなものでしょうか。

それは、ポテトチップス、クッキー、ケーキ、
アイスクリーム、精白パン、炭酸飲料、
果物ジュース(果汁100%のジュースも)
などがその典型です。

逆に体重増加につながらない
「超」健康食品とはどのようなものでしょうか。
それは、果物や野菜全般、魚
種子、マメ、ナッツ、
酢、卵、発酵食品、オリーブオイル、
それと水や緑茶などです。

なお日本人に欠かせない白米は、
超健康食品ではないものの、
超加工食品よりははるかに優れているので、
これを無理に制限する必要はありません。

他にもグレーゾーンの食品は
たくさんありますが、
理想ばかりを求めていると、
私の大好きな焼き鳥と唐揚げでビールを飲む
ということもできなくなってしまいますし、
また「我慢」を強いることになってしまうので、
よくありません。

繰り返しますが、食事内容も大切ですが、
心の要因、つまり満足感も大切にしないと
ダイエットは続かないのです。

食事内容について、
もう少し割り切った
わかりやすい言い方をするならば、
和食を中心とした食事がお薦めです。

例えば、旬の野菜や魚料理、
里芋、にんじん、ゴボウ、レンコン、
ブロッコリーや小松菜、ほうれん草、
味噌汁や納豆、豆腐料理、海藻類などです。

ちなみに私の家では、
枝豆、納豆、豆腐が三種の神器として
必ず夕食には出てきます。
これをおかずにビールを飲むのがたまりません。

ちょっと長くなりすぎたので
続きは次回にします。

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