全く原因はわからないのですが、
5月7日の夜から、右足甲の軽い痛みと
左内ももの痛みを感じました。

これくらい放っておいたら
治るだろうと思っていたのですが、
5月8日の朝も痛みがありました。

習慣としている朝の運動は
無理かなと思いながらも、
走ってみると特に問題なく
そのまま病院でいつも通り
仕事をしました。

内ももの筋肉痛と思われる痛みは
次第によくなってきたのですが、
右足甲は時間が経つにつれて
だんだんと痛みが増し、
夕方には歩行が困難になるほどの
状態になってしまいました。

よく見ると、右足甲の一部が
赤く腫れていました。
通常は炎症や骨折などを考えるのですが、
全く思い当たる節がありません。

薬を飲むのが嫌いな私は、
薬以外で、何とか痛みを軽減させる
方法はないかと考え、
ふと思いついたのが切り絵でした。

私は結構、細かい作業が好きで、
最近は切り絵にはまっています。
切り絵は0.5mmの世界なので、
かなり集中力が必要になります。

何かに集中していると
痛みが軽減することは、
知識としては知っていましたし、
患者さんにもよくそんな話はしていました。

これをぜひ試してみようと思い、
早速切り絵に取りかかりました。

1時間ほどやっていましたが、
その間、確かに痛みは軽減し、
痛みそのものも
あまり気にならなくなっていました。

しかし、ちょっと歩こうとすると痛みが走り、
とてもまともに歩ける状態ではなかったので、
やはり一度、
整形外科の先生に診てもらおうと思い、
医局にいた先生に声をかけしました。

結局、原因ははっきりせず、
あとは湿布や鎮痛剤で安静を保ちながら
様子を見るしかないと、
予想通りの返事でした。
もちろん非公式の診察ですので、
診療費はかかりません。

そろそろ帰宅しようと思っても、
駐車場まで歩いて行くのが
困難だったため、
結局、娘に迎えに来てもらい、
家まで連れて行ってもらいました。

室内はハイハイで移動し、
階段はお尻をつきながら、
一段一段後ずさりするような格好で
上がっていきました。

夜間うずいて眠れないと嫌なので、
眠前にロキソニンを1錠飲みました。

私が薬を飲んだのは、
扁桃腺を手術したときが最後ですから、
十数年ぶりになります。

お陰で夜間は、あまり痛みを感じることなく
寝ることができました。
こういうときは、薬は助かりますね。

朝目が覚めると、足が痛くない気がしました。
しかしちょっと歩くとやはり激痛が走り、
いつもはつれない妻も、
私が玄関を出ようとすると、
「送っていこうか」と
声をかけてくれました。

妻にこんなに優しく声をかけてもらったのは、
結婚して初めてです!…のような気がします。
ちょっと、感動しました。

病院に着き、
手すり歩行や片足跳びといった大技?を駆使して
やっとの事で医局になる自分の机まで
辿り着くことができました。

先日の切り絵の鎮痛効果を思い出し、
すぐさま1時間ほど切り絵をしたところ、
やはりその間は痛みが軽減しました。

ただ切り絵をやめると
また痛くなり始め、
通常の歩行でも、
かなりの時間とエネルギーがかかるため、
診察が始まる前の整形外科外来にお邪魔し、
とりあえず松葉杖だけ借りることにしました。

松葉杖があるだけでずいぶんと楽です。
でも、健側の脚がひどく疲れることを
松葉杖を使って初めて気づかされました。

健康であることがいかにありがたいことか
改めて痛感した次第です。

5月9日に正式に整形受診し…
と言っても外来が始まる前だったので、
通路の空きスペースにある椅子に座って、
ちょろっと見てもらっただけです。

レントゲンも撮りましたが、
まあ、関節炎でしょうという話で
落ち着きました。

関節炎は、
60歳を越えるとよくあるようですが、
私はまだ59歳なのにと思いながらも、
渋々関節炎説を受け入れることにしました。

でも、松葉杖を使うだけで
歩行はもちろんのこと痛みもだいぶ楽です。
あとは自己治癒力による日にち薬といった
ところでしょうか。

明日、明後日と京都でセミナーがあります。
何とか乗り越えられるかとは思いますが、
5時からセミナーが少々不安です、
もし、いけなかったらどうしようかと。

痛みが強いときには、
何かの作業に集中することで、
どれほどの鎮痛効果があるのか、
みなさんも試してみませんか。