ブログ:もう、大変!

先月は久しぶりに大変な月でした。
私の母が様々なトラブルを
起こしてくれたからです。

母は昭和8年生まれですから
今年で87歳になります。

それでも数年前までは、
お盆になると毎年、
埼玉にある自宅から
父の墓がある秋田まで
一人で車を運転して
墓参りに行くほど元気でした。

そんな母でしたが、
4、5年前から、しゃべりにくさが出てきて、
今では会話が
かなりのスローペースになっています。

それに伴い、記憶障害も出てきました。
財布などをどこにしまったかも
すぐに忘れてしまうようになり、
ものもよくなくなるようになりました。

認知症の可能性や
何かの神経疾患があるのかもしれないと思い
脳のMRIも撮ったのですが、
はっきりした異常は見つかりませんでした。

おまけに、若いころに結核の手術を受け、
左肺はありません。

そんなこともあり、この年齢になって
少しずつ呼吸困難を訴えるようになり、
医者の強い勧めもあり、
今年の1月に在宅酸素を始めました。
(実際には酸素なしで買い物にも行けますが)

そんな自分の身体の変化に不安が募ったのか、
今年に入ってから、
頻回に電話がかかってくるようになりました。

多くは「息苦し」という訴えですが、
ほとんどの場合は一時的で、
酸素をつければそれで済んでいました。

にもかかわらず、
何度か救急車を呼んだようで、
結局、私が救急隊と直接電話で話し、
そのまま帰ってもらうということも
2度ばかりありました。

こんな状況ですので、
一人暮らしを続けるのも、
そろそろ限界かなと思うようになり、
6月下旬に、私の家の近くにある
サービス付き高齢者向け住宅に引っ越し
してもらうことにしました。

母は、はっきり言って、
あまり性格がよくありません。
まあ、一言で言えば
きわめて身勝手といったところでしょうか。

例えば最近ではこんなことがありました。
引っ越しをするにあたり、
事前に下見をしてもらう目的で数日間、
私の家に泊まってもらったのです。

家に連れてくる当日、東京駅で転倒、
大したことはないと思ったのですが、
念のため病院で診てもらったところ
左手首を骨折していました。

年齢のことも考慮し、
結局、ギブスを巻まいて
様子を見ることになりました。

ギブスを巻かれると
当然、煩わしく不便なものです。

それは十分に理解できますが、
骨折をしているので致し方ありません。

しかしそんなことはお構いなく、
家に帰ってからは、
「何でこんなもんつけるんだ!」
「これを取ってくれ!」と
わめきたてて騒ぐのです。

一か月は取れないと伝えましたが、
文句ばかり言って、
何かと「取れ!」とうるさいのです。

だからと言って、どうしようもないので、
そのまま放っておきましたが、
ギブスがよほど嫌だったのでしょう、
翌日の午前中には玄関から飛び出し、
「誰か助けて!」と叫びながら
近所を歩き回ったそうです。

慌てて妻がなだめて、
なんとか家に戻しましたが、
こんなことは日常茶飯事です。

とりあえずギブスはつけたまま、
いったんは埼玉に戻したのですが、
そこでもまた大騒ぎをしたようです。

結局、たまりかねた友達が、
近くの整形外科に連れて行き、
そこでギブスを外してもらいました。

4週間はつけておくようにと言われたのに、
結局、2週間ももちませんでした。

でも、この程度ならまだかわいい方です。
6月21日から施設に移り、
新しい生活が始まりましたが、
そこでもトラブルの連続でした。

この施設は5階建ての高齢者住宅で
40名くらいの入居者がおり、
スタッフも24時間常駐しており、
何かあればすぐに
対応してくれるシステムになっています。

初日の夜は、こんなところに放り込んで!
などと、文句を言いながらも、
それなりにおとなしくしていてくれたようですが、
それから数日後の夜中に、
スタッフの隙をみて、さっそく脱走しました。

しかし、見ず知らずの土地であり、
なおかつ夜中なので戻れなくなり、
夜道をふらふらしているところを通報され、
警察に保護されました。

夜中の1時に突然警察から電話があり、
何事かと思いきや、
母を保護したとの連絡でした。

その後、パトカーに乗って、
私の家まで連れてきてくれたので、
施設には連絡をして、
その日は自宅に泊まってもらうことにしました。

もちろん、迷惑をかけたという自覚などなく、
当たり前ですが、謝罪の言葉もありません。

出てくるのは、
保護してくれた警察官への文句と、
一人で帰れたなどという言い訳ばかりです。

翌朝、施設に連れて帰り、
今晩は何事もないことを祈りつつ、
スタッフに母を託しました。

すると翌日の昼に、施設から連絡があり、
夜にあった出来事を教えてくれました。

どうも夜中の2時に、
今度は他の部屋の戸を次々に
ドンドンと叩いて回ったそうなのです。

当然、皆さんから苦情があり、
スタッフの方もだいぶ困っているようでした。

電話口で何度も頭を下げならが、
さすがの楽天的な私も、
もしかしたら1週間もしないうちに
施設を追い出されるのではないかという不安感が、
頭をよぎりました。

施設の方との相談の結果、その日は、
私が母の部屋に泊まることにしました。
この先が思いやられるなあ…

しょげ込んでいる私を見て母は、
「お前は何でそんな顔してんだ!」と
逆に文句を言われる始末です。

寝る前に、夜はもう部屋の外には出ないと
固く約束をしましたが、
結局、3回出ようとしました。
当然、私がすべて阻止してベッドに戻しました。

夜間頻尿もあるため、
30分おきに10回程度は
トイレに行っていました。
どうも、昼夜が逆転しているようでした。

そんな状況でしたので、
私もほとんど眠むれませんでした。

それでも翌朝はいつものように
4時過ぎには起きて、いったん自宅に戻り、
そのまま病院に行きました。

その後も、夜に1階まで下りてきて
ゴソゴソしたりすることはあるようですが、
先日ように、人様に迷惑をかけるようなことは
していないようです。

こんなことが続いていたこともあり、
携帯が鳴ると、また施設や警察からではと、
ビクッとしている自分がいます。

これから先、どうなるかわかりませんが、
せめて、1か月は追い出されることなく、
いさせてもらいたいものです。

    ブログ:もう、大変!” に対して1件のコメントがあります。

    1. 高橋一浩 より:

      おはようございます。自分の母親は昭和6年生まれです。よくわかります。抑肝散エキス2.5gを1包、夜に内服されたらいかがでしょう。睡眠など何か変化があるかもしれませんね。

    高橋一浩 へ返信する

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