私は休みの日などは、
午前中は喫茶店で本を読んだり、
ブログを書いたり、
今後の活動の具体的な内容を
考えたりしています。

午前中は、頭が冴えているので、
かなり集中して仕事ができます。
でも、3~4時間もすると、
やはりかなり疲れてきます。

そこで、頃合いを見て切り上げ、
そのあと映画を見に行ったり、
昼食を食べに行ったりします。

そのあとの午後の時間は
たいていボーっと過ごしています。

もっとも昼飲みをすることもよくあるので、
多少、酔いが回り、いい気分で
ボーっとなっているということもしばしばです。

実は、このボーっとした時間が
私にとってはとても有意義なのです。

なぜならば、その時に
いろいろなアイデアや考えが
浮かんでくるからです。

また、午前中はまとまらなかった考えも、
そうだ、こうすればいいんだと、
突然まとまることもあります。

私は常にメモ帳を持っているので、
歩いているときでもお酒を飲んでいるときでも、
ひらめいたアイデアはすぐに書き留めます。
これが後でとても役に立つのです。

実は、何もせずにボーっと過ごしている時間は
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という
脳の神経回路が一番活発に働きます。

DMNは、気づいたりひらめいたり、
また、ふとアイデアを思いついたりするのに
重要な役割を果たしている部分だと
言われています。

午前中は集中的にインプットしたり、
あれこれ考えたりして、
あとは、そのまましばらく置いておきます。

そのあと、ボーっとして散歩をしたり、
お酒を飲んでほろ酔いになったりしていると、
DMNの働きで、インプットされた情報が
頭の中がうまく整理され、
その結果、良い考えやアイデアが
ひらめいたりするのです。

午後の時間以外にも、
朝風呂で湯船につかっているときとか、
移動時のときなどに電車に乗って、
車窓から外を眺めているときとかにも
DMNが働くため、
思いも寄らないアイデアが浮かんだりします。

私はこのようなボーっとしている時間を
大切にしているのですが、
最近は、このボーっとして時間を過ごしている人が
少なくなったように思います。

その最大の原因がスマホです。
少しでも空き時間があると、
すぐさまスマホを手に取り、
あれこれ見ている人がほとんどです。

昔は一人で電車に乗ると、
新聞や本を読んだりする以外は、
ボーっとして過ごすしかありませんでした。

ですから、意外とボーっとする時間がありました。
しかし、今では電車に乗っている人を見ても、
スマホを触っている人がほとんどで、
何もせずにボーっとして過ごしている人は
本当に少なくなったと感じます。

先ほども言ったように
何もせずボーっとしている時間は
DMNが最も活発に働くときなのですが、
スマホを持っているために、
その時間がほとんど持てなくなっているのは、
とても残念なことです。

最近は(以前から?)、
道を歩きながらスマホを見ている人も
しばしば目にします。

普通、外を歩いているときも、
ボーっとしていることが多く、
そのためDMNも働いてくれるのですが、
スマホを見ながら歩いている人は、
そんな時間をも奪われてしまうというわけです。

ちなみに、ゲシュタルト心理学の創始者、
ウォルフガング・ケーラーは、
「偉大な発見は三つのBでなされる」と言っています。

3Bとは、風呂やトイレ(Bathroom)、
移動(Bus)、寝床(Bed)です。
これはまさにボーっとしている時間であり、
DMNが活発に働く時間に他なりません。

皆さんも、もう少し頭の中を整理し、
よい考えやアイデアを思いつきやすくするために
3Bで過ごす時間を大切にしながら、
意識的にボーっとする時間を
作ってみてはいかがでしょうか。