人はやる気があるから行動に移せると
思っている人が多いようですが、
実際にはその逆で、
行動するからやる気が出てくるのです。

もちろん、やる気や意欲があれば、
当然、勉強でも仕事でも行動に移せます。

だからこそ、やる気が先で
それに行動が伴うと思いがちですが、
しかし、ほとんどの場合、そうではないことは、
われわれが日常生活の中で
よく経験するところです。

例えば、掃除や片付けなど、
気が乗らないことは、
なかなかやる気が起こりません。

たいていの場合、
嫌々ながらも仕方ないからやるというのが
実際のところだと思います。

ところがいざやり始めてしまうと、
何か知らないけどペースに乗って、
いつの間にかやり遂げてしまうといった経験は
誰でもあると思います。

つまり、行動を起こせば、
あとからやる気がついてくるということです。
これは、コペルニクス的転回です。

よく、「楽しいから笑うのではなく、
笑うから楽しいのだ」と言われますが、
これも同じことです。

笑うという「行動」をとることで、
自ずと楽しいという「心」が
ついて来るようになるという意味です。

このように、行動には、
人の心に変化をもたらし、
意欲や楽しさというポジティブな心の状態を
引きだす力があるのです。

では、どうしたらやる気よりも先に
行動を起こすことができるのでしょうか。
これにはコツがあります。

それは、
それくらいならできるかもしれないと思える程の
「ほんの小さな行動」から始めればよいのです。

例えば、夕食後の食器洗いなども、
なかなかやる気にならないことの
代表選手だと思いますが、
最初から全部やろうと思うと、
うんざりしてしまい、
なかなかやる気が起こらず、
ついつい先延ばししてしまいがちです。

ところが、
「お皿を一枚だけ洗う」というのであれば、
それくらいならやってもいいかなと
思えるのではないでしょうか。

そう思えたのであれば、
お皿を一枚洗うという「行動」は
取ることができます。

一枚洗ったら、
もう一枚くらい洗ってもいいかと思い、
二枚目を洗えるかもしれません。

二枚目も洗ってしまったら、
ついでにもう少し洗ってしまおうと思い、
気がついたら全部洗い終わっていたということは
十分にあり得ることです。

このように最初の一歩をできるだけ小さくし、
それくらいならできるという気になる「行動」を
設定するのがポイントです。

しかし、そうは言われても、
人はつい欲張ってしまい、
「これくらいできたらいいなあ」という、
ちょっと背伸びをした「行動」を
設定しがちなのです。

例えば、資格試験の勉強を
しなくてはいけないと思いながらも、
なかなか手がつけられないというのも
しばしばある状況です。

これなども、
毎日30分勉強するなどと決めても、
なかなか手がつけられず、
ついつい先送りしてしまい、
今日はやめて明日にしよう、
ということになりがちです。

とにかく、
「それならできる」と思えることでない限り、
行動には移せないのです。

例えば、「机を前にして座る」とか、
「テキストを開く」とか、
その程度からで十分です。

それができて初めて、
勉強がスタートできるのですから、
先ずその準備をすることが、
「行動」の第一歩です。

椅子に座ってテキストを開くことまでできれば、
次の段階で初めて、
「先ずは1分だけテキストを読む」
という「行動」を設定すればよいのです。

とにかく人は、
第一歩を踏み出すまでが一番大変なのです。
最初の一歩さえ踏み出してしまえば、
あとは勝手に行動はついてきます。

だからこそ、
いかに第一歩を踏み出せるか、
そのための工夫が最も大切なのです。

私もこの方法を利用することで、
ブログを週二回(このブログです)、
書くことができるようになりましたし、
机や部屋の片付けも
毎日できるようになりました。

何を「ほんの小ささ行動」に
設定したかというと、
ブログは「毎日50文字は書く」、
片付けは「毎日何か1つだけ片付ける」、
たったこれだけです。
でも、その威力はすごいものがありました。

まずは、やる気よりも行動です。
そのためには、ほんの小さな第一歩を
上手に設定することです。

皆さんも是非やってみて下さい。