ブログ:「獣」をコントロールする
前回お示しした
「報酬感覚プランニング」の設定をしたら
今度はそれをうまく実行に移すための
工夫が必要になります。
まずは日々行うタスクに対して
発生しそうなトラブルを書き出し、
それに対する対処法を考えておきます。
例えば毎日朝1km走るというタスクを
設定したとしましょう。
ところが、体がしんどいとか
やる気がでないといった「獣」の振る舞いに
タスクが実行されずじまいに
なってしまうこともしばしばです
人は、何かと理由をくっつけては
タスクをするのをサボろうとするからです。
そのため何がタスクを実行するための
妨げになっているのかを
明確にしておく必要があるのです。
どんな考え方がタスクの実行を
妨げているのか?
どんな行動が、どんな癖や習慣が、
どんな思い込みが、どんな感情が
タスクの実行を妨げているのか?と、
問うのです
あとは、その障害に対する
対策を考えておけばいいのです。
例えば、やる気が出ないのであれば、
とりあえず3分だけ
やってみるといった具合です。
タスクの実行を確実にするためには、
もうひとつ必要なことがあります。
それが「質問型アクション」の設定です。
質問型アクションとは
以下のような形の質問です。
[自分の名前]は、[時間]に[場所]で
[デイリータスク]をするか?
つまり[黒丸]は[朝5時]に[ジム]で
[トレーニング]をするか?
これは、自分に向けて書かれた質問文です。
なぜわざわざ質問形式にするのかというと、
「~をする!」といった宣言文よりも
「~をするか?」といった質問文の方が
影響力が大きいことがわかっているからです。
これが「問いかけ行動効果」です。
さらにデイリータスクに
時間と場所を設定することも重要です。
「獣」にとっては
「いつ」「どこで」がわからない作業は
抽象度が高すぎるため
行動につながらないからです。
あとはダメ押しとして
リマインダーを設定します。
「獣」は目の前のものにしか反応しないため
定期的に「質問型アクション」のことを
思い出させてやらないと
すぐに忘れてしまうのです。
リマインダーは常に目に入る場所に
置いておく必要があります。
その際、文字だけのリマインダーよりも
そこに好きなキャラクターやペットの写真、
お気に入りのイラストなど
視覚的な要素を組み込んだ方が、
リマインダー効果は上がります。
他にも「獣」をコントロールする
テクニックとして
「マイ儀式」があります。
例えばゴルファーが
ボールにキスをする仕草をすると
パットの確率が38%上がったという
研究報告があることからもわかるように、
その人なりの「儀式」は
集中力を高めてくれます。
「マイ儀式」の作り方は
①「この動作をしたら大事な作業に取り組む」
と決めておく
②決めた手順を何度も繰り返す
これだけです。
なお朝イチは簡単なタスクから
手を付けるのがよいと言われています。
なぜならば「達成バイアス」により
できたという満足感や自己効力感が生まれ、
物事に集中して取り組む姿勢が
高まるからです。
なお儀式が自動化されるためには
最低でも週に4回は行なう必要があります。
それを6週間は続けることが大切です。
そうしないとまたもとに
戻ってしまうからです。
