ブログ:会議でのマスク発言
私は今、病院内でのマスクの過剰着用を
従来の適切な形に戻したいと主張し
活動を続けています。
その結果、昨年の11月17日から
緩和ケア病棟においてのマスクの着用は
スタッフも面会者も
自由ということになりました。
ところが今年になり、
2回もインフルエンザ警報が発令され、
緩和ケア病棟も再びマスクの着用を
義務づけられてしまいました。
インフルエンザが流行するこの時期に
なぜマスクの自由化を求めたかというと
マスクをし続けている他の病棟と
感染状況を比較できるからです。
もしも一般病棟では感染が広がらず、
緩和ケア病棟では感染が広がったならば
これはマスクの着用が
感染予防に効果があったという
実証になります。
逆に、両者とも
感染状況が変らなかったならば
マスクをしてもしなくても
感染予防効果には関係がないということになり、
それはマスクの自由化を促進する
大きな原動力となると考えたからです。
そのような意図を最初からしっかりと
伝えていたにもかかわらず、
警報が発令されたからと言って
一方的に緩和ケア病棟も
全員マスクをして下さいと命令されたことには
納得がいきませんでした。
そのため、感染対策のトップと
上記の件で話しをさせていただきました。
その結果、感染対策の会議に私が参加し、
マスクについての意見や要望を
直接委員の皆さんに
話をすることになりました。
会議当日、
「マスク着用についてコロナ前の状態に戻す」
「緩和ケア病棟のマスク着用を任意にする」
この二点についてその理由とともに
簡潔に述べました。
参加者は15人くらいでしょうか。
医者やナースを始め、各部署の代表が
集まっていました。
私としては、
この会議はいろいろな人が意見を言い、
それに基づいて一つの結論を出すものだと
思っていました。
しかし、全くそうではないということが
わかりました。
話し合った内容の詳細については割愛しますが
要するに発言力のある医師が一人おり、
彼の一言ですべて決定されてしまうのです。
例えば、ある人が
マスク着用のルールをもう少し緩めても
いいのではという意見を言ったとしても
その医師が「今はその必要はないと思います」の
一言でシーンとなり、
あとは誰も何も言えなくなるというパターンです。
もちろん私の話に対しても予想通り、
「今はその必要はない」
「緩和ケア病棟も今はマスクをして下さい」
と発言していました。
当然、私は黙らずに、
それに対して言うべきことを言いました。
本来であれば、
司会者がみんなの発言を促したり、
ディスカッションを深めるために
それなりの質問をしたりするものですが、
そのようなことも全くありませんでした。
結局、同席していた院長が
ここでは結論が出ない話なのでと言って締め、
何も変らないまま会議は終わりました。
病院全体の感染対策が、
科学的根拠やデータに基づいて
決められるのではなく、
発言力のある医師の一言で
決ってしまうというのは
甚だ問題だと思います。
心理的安全性の大切さが言われていますが、
この会議を見る限り心理的安全性の欠片も
ありませんでした。
病院の感染対策を決定する
大切な会議ですので、
きちっとした話し合いができる場に
してもらいたいものです。

他の出席者の方々が意見を言わないのも良くないですね。