ブログ:競争は止めた方がいい!?
現代社会は変化のスピードが
あまりにも早く、
私も時代について行くことができません。
実際、今の資本主義社会では
もっとがんばれと競争を煽られ、
常にさらなる変化や成長をしなければ
社会から取り残されてしまうと
多くの人が思っているのではないでしょうか。
私はこのような社会に対して
反発心を持っていましたが、
前回紹介した
『社会は、静かにあなたを「呪う」』
を読んで、少々考えが変りました。
この本では「経済成長より脱成長」は
果たしてよいことなのかと、
疑問を呈しています。
確かに先進国ではモノがあふれ、
これ以上の成長を求めても
競争が激しくなるだけであり、
人々の幸福はむしろ下がっているのだから
今後は物質的な豊かさよりも
人間関係や生活の質を重視すべきだというのは
十分にうなずけます。
では、成長を求めなくなれば
私たちは本当に幸せになるのでしょうか。
そこで先ず経済成長とは何かが
はっきりしないと話が進みません。
著者は経済成長とは、
「人」「モノ」「技術(知恵)」の
三つに分けて捉える必要があると言います。
つまり経済成長を考える上で、
人やモノだけではなく、
技術や知恵という側面も重要だと
言っているのです。
例えば、広告を工夫したら
売り上げが伸びたとか、
新しいレシピを取入れたら
パンの売り上げが伸びたなどです。
つまり経済成長を押し上げているのは
私たちがしている「工夫」なのです。
また私たちは、
小さな工夫に成功したとき
満足感が高くなります。
つまり人は工夫を楽しむ生き物であり、
その総和が経済成長につながるのです。
そう考えると、
脱成長は人が工夫を凝らす場が
なくなるということであり、
それは社会から活力が失われることを
意味しています。
旧ソ連が創意工夫を歓迎せず、
上層部が決めたノルマを忠実に
達成することが求められる社会でした。
その結果、労働者の意欲は失われ
最終的には国を崩壊させてしまったことは
皆さんがよく知っているところです。
ですから脱成長を願うというのは
そんな危うさを覚悟する必要が
あるということです。
また競争はやめて、
自分らしさが発揮できる分野で
やっていけばいいとも言われます。
競争に巻き込まれないためには
ブルーオーシャン戦略が有用です。
ブルーオーシャン戦略とは
競争が激しい市場は避けて、
戦わずして勝てそうな場所を
探すというものです。
確かにこの戦略はいいのですが、
もしそれが成功したら他から注目され、
再び競争に巻き込まれることになります。
つまり現代社会で生きていく限り、
競争からは逃げられないということです。
そこから逃げようと思ったならば、
自給自足の生活に変えるか、
簡単な仕事をして最低限の収入を得て、
それで満足するという生活を
していくしかないのです。
もっとも競争に関係なく、
自分がやりたいことを
しているという感覚を持っている人は、
そこに多少なりとも喜びや
工夫があるでしょうから、
それはそれでやっていける気もしますが…
私などはそのタイプだと思うのですが
みなさんはどう思われますか?
