ブログ:マスクが自由になったその後は?
11月17日より緩和ケア病棟では
面会者もスタッフもすべて
マスクの着用はすべて自由になりました。
ここに至るまでは
様々な交渉や働きかけをしてきました。
(詳しくはブログ参照)
また、ナースがすぐさま
マスクを外してくれるとも思えなかったので
事前にみんなを集めて飲み会を開き、
そこで15分程度のプレゼンをして
みなさんの理解も求めました。
その結果、11月17日の
朝のミーティングのときには
すべてのナースが
マスクを外してくれていました!
しかし、患者さんのところに行くときは、
結局マスクをする人がほとんどであり、
「失われた笑顔を取り戻す」という
私の思いを実現するのはそう簡単ではないと
実感した次第です。
それから1ヶ月が経った今では、
マスクを意識的に外しているナースは
3人だけであり、
残りの十数人は今まで通り、
マスクを常時しているというのが現状です。
12月はちょうど
インフルエンザが猛威を振るい、
学級閉鎖も相次いだ時期だったこともあり
多くのナースはそれを理由に
マスクをしているようでした。
私としては本当は
実証実験もしたかったのです。
他の病棟では皆さんマスクをしていますが、
緩和ケア病棟ではほとんどの人が
マスクをしていない状況がつくれれば
両者で感染状況がどう違うのかを
調べることができるわけです。
予想としては両者に差はなく、
結局マスクをしていてもしていなくても
同じだということが、
実証的に証明できるのではと思ったのです。
ところが実際には
数人のナースが外しているだけなので
それでは実証実験になりません。
そこで、今後の対応を考えるために
ナース全員にマスクについての
質問をさせて頂きました。
「なぜ病院だけがコロナ前に戻れず、
未だにマスクをしつづけているのか?」
この質問に対して多かったのは、
「一度習慣になってしまったものを
変えるのは難しい」
「病院で感染を広げるのはまずいから」
といった理由でした。
マスクには感染予防効果があるという
思い込みが完全に
すり込まれてしまった感があります。
日本は世界で最もマスクの着用率が
高かったにもかかわらず
新規コロナ感染者数が世界一に
なってしまったという事実などを伝えても
簡単にスルーされてしまいます。
みんな思考停止状態に陥っているので、
客観的な事実やデータを見せても
誰も振り向いては
くれなくなってしまいました。
また、
「どうなったらマスクを外そうと思うか?」
という質問に対しては、
「病院全体でマスクが自由になったら」
という答えが一番多くありました。
これは少し期待しておくことにします。
それはそうと先日、
感染対策室から緩和ケア病棟も
マスクをするようにという命令?が
突然下されました。
インフルエンザが
流行しているというのがその理由です。
コロナ前までは
インフルエンザの流行期でも、
無症状の人までが
マスク着用を強要されることは
ありませんでした。
しかし病院では、
その強要がまかり通るように
なってしまったのです。
病院にかけられた「マスクの呪い」は
いつになったら解かれるのでしょうか。
現実を変えるというのは
なかなか難しいことだと、
今回のマスクの件を通して
ひしひしと感じた次第です。
