ブログ:大学での授業を振り返って

今年の4月から始まった
心理学部での授業は
あと1回を残すのみとなりました。

前期は緩和ケアや心身医学について、
後期はホリスティックコミュニケーションの
実際について授業をしました。

大学で授業をするのは
20年ぶりのことであり、
どのようにやっていけばよいかわからず
最初はとても不安がありました。

緩和ケアの授業では
緩和ケアの実際の話とからめて
告知や尊厳死、
インフォームドコンセントなどの話も
しました。

それ以外にも
心の治癒力や認知バイアスなど
一見、緩和ケアと
関係がないと思われるテーマについても
緩和ケアにからめて色々話をしました。

とくに学生から評判だったのは、
クイズ形式を取入れたことでした。

例えば、尊厳死や安楽死の授業では
「一度つけた人工呼吸器を
外すと罪になるのか?」という質問をし
「なる」「ならない」の二択で
答えてもらうといった具合です。

昔なら、皆さんに手をあげてもらうという
形式をとっていたと思うのですが
今は違います。

各々が持っているスマホから
回答することができるのです!

私のパソコンにはその集計結果が
瞬時に出るので、
結果をその場で伝えることができます。

この形式だと、
周囲の目を気にしたり、
手を挙げる恥ずかしさがないため、
本音の答えが表れやすいと思いました。

出た結果はグラフにして
見せることもできるので、
どの答えが多かったかを視覚的に認識でき、
とてもインパクトがあり好評でした。

さらに誰が答えたのかも全部わかるので
出席のチェックにもなります。
大学も変りましたね。

心身医学の授業は
大学院生が対象でしたので、
ずいぶんとやりやすかったです。

もちろん私の講義もありますが、
学生が心身症の各疾患について調べ、
各々に発表してもらうという形式だったので
ずいぶんと楽でした。

発表そのものは15分程度ですが、
その疾患に対して、
私が経験した患者さんの話をしながら
コメントをするので、
結構、心身症の実際について
理解してもらえたのではと思いました。

なお、この授業を通して、
大学院生とも仲良くなり、
5回ほど数人で飲みに行きました。

飲みながらだと、
私のぶっちゃけた話が聞けるようで
皆さん結構楽しんでくれています。

また後期からは
ホリスティックコミュニケーションの
実際についての授業が始まりました。

ホリスティックコミュニケーションは
毎回、テーマ毎に簡単な講義をしたあと
誰か一人が前に出てきてもらい、
悩みや問題を解決るという形の
デモをしています。

その際、ただ単にデモを見せるのではなく、
どのように考えるか、
どんな質問をしたらよいかをたずね、
それについてコメントをすることで、
積極的に学生にも参加してもらっています。

当然、前に出てくる学生の悩みは
毎回異なりますが、
最終的にはそれなりのゴールにたどり着き、
ポジティブなフィードバックをして終わるので
みんなとても喜んでくれます。

来年度は、
心身医学の代わりに精神医学の講義を
持たされることになっています。

心療内科医である私にとって
精神科の患者さんは
ほとんど診た経験がなく、
また知識もほとんどありません。

ですから今からすでに
ストレスの種になっています。

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