ブログ:人に好かれるための方法
前回取りあげたD・カーネギー著、
「人を動かす」〈完全版〉(新潮社)には
多くの至言がちりばめられており、
かつ具体的な実例もたくさん載っています。
例えば「人に好かれる6つの方法」の章では
「人に関心を持つ」
「相手の関心事について話す」
「相手に価値があると感じさせる」
などがあります。
ほとんどの人は自分には関心がありますが、
他人にはさほど関心がありません。
それは当然のことです。
多くの人は世界が自分を中心に回っていると
知らず知らずのうちに思っているからです。
アフリカで100万の人が餓死するより
自分の歯痛の方が重要だと思うのは
そのためです。
また、自分に関心を持ってくれる人には
好意的になるというのもうなずけます。
アメリカの第26代大統領である
セオドア・ルーズベルトは、
とても人気のあった大統領で、
使用人さえ彼を敬愛していたと言われます。
ルーズベルトは、
ホワイトハウスの使用人から
キッチンのメイドまで
全員を名前で呼んで挨拶したというのです。
特に親しいというわけでもない人から
名前を呼んで話しかけられたりすれば、
自分のことを意識してくれている、
自分に関心を持ってくれていると感じ、
嬉しくなるでしょう。
ましてやそれが大統領であったりすれば
天にも昇るうれしさだと思います。
そんなことを意識的にしている人は
誰からも好かれるようになります。
ですから友達を作ったり
人と仲良くするのには、
先ず相手に関心を持てばいいのです。
もちろんすべての物事に
関心を持つ必要はなく、
関心がもてるものだけでかまいません。
そのためには相手に質問し、
相手に話をさせることです。
そうすれば自分でも関心が持てることが
一つや二つ出てくるもので、
それについて話をすれば
すぐに距離は縮まります。
さらに人は誰でも、
自分は有用でありたいという欲求を
持っています。
つまり自分は価値があり
優れた人間だと思われたいし、
それを人に認めてもらいたいと
思っているのです。
だからこそ、
その人に優れているところがあると思ったら
心から評価し、
惜しみなく称賛したらよいのです。
仕事ができるとか率先力があるとか
何でもいいのです。
たとえ、
さほど優れていると思えるものが
なかったとしても、
その気になって探せば見つかります。
例えば笑顔がすてきだとか
字がきれいだとか、
些細なことだと思えることでも
そういう意識を持っていれば
いくらでも見えてくるものです。
そんな人は常に相手に関心を持ち、
相手の中に見出した価値を認め、
評価し称賛することができるのです。
ある詐欺師が、
女性を自分に夢中にさせて
お金をだまし取ったとして捕まりました。
その詐欺師にある人が取材をし、
女性をあなたに夢中にさせる方法について
たずねました。
すると彼はこう言ったのです。
「その女性本人のことを話題にするだけさ」
そうです、
人は自分に関心を持ってくれる人に
興味をもつものです。
このことを実践すれば
誰でも人から好かれるように
なること請け合いです。
(ただし悪用はしないように)
