ブログ:慢性痛の治し方
前回は伊藤かよこさんの著書、
「痛みの迷路を抜け出したい!」
(青春出版社)の内容をもとに
前半部分の話をさせていただきましたが
今回はその続きです。
慢性痛は安静にしていると
かえって痛みを悪化させてしまいます。
ではどうしたらよいのでしょうか。
まずは、
慢性痛は脳が作り出しているということ、
不安や恐怖が痛みを強化するという事実を
知ることです。
幻肢痛という現象がありますが、
これは切断されてなくなった足が
痛むという現象です。
この事実からも
痛みは脳で作り出されているということが
わかります。
また慢性痛の人は
動かしたら痛いという不安や恐怖があるため、
動くとことを避け、安静を意識します。
それがより一層、
痛みに意識を向けさせ、
脳の神経回路を強化してしまうため、
より痛みを感じやすくなってしまうのです。
ですから、いかにして
痛みに意識を向けないようにするかが
大切になってきます。
痛みがありながらも
無理をしない程度に散歩や運動をすることは
痛み以外のことに意識が向くため
とても有効な方法です。
一方、「痛みを気にしない」と思うことは
逆効果です。
なぜならば、
気にしないと思えば思うほど
気になってしまうものだからです。
そうではなく、
先ずは痛みを客観的に観察することから
始めればよいのです。
痛みは「感じる」ものですが、
これは主観的な感情です。
主観的な感情は
痛みに「巻き込まれている」状態であり、
痛みに意識が向いてしまっているのです。
一方で、痛みを「観察する」というのは、
自分から離れたもう一人の自分が、
痛みを第三者的に眺めている状態です。
このように痛みから距離をおいて
眺めることができるようになると
自分で痛みを小さくするといったことも
できるようになります。
また安心感やくつろぎも大切です。
イライラや落ち込みといった
ネガティブな感情は症状を悪化させ、
逆にやすらぎや癒やしとった
ポジティブな感情は症状を軽減させます。
家庭環境や職場環境の問題で
なかなかほっとできる時間が
持てないという人も少なくありません。
そんな場合は、
自分の両腕を交差させ、
自分をそっと抱きしめてあげるのも
有効です(バタフライハグ)。
その際、自分に対して
「よく頑張ってきたね」と
声をかけてあげるのです。
そうすることで
自分で自分を癒やしてあげることができます。
もちろん生活習慣も大切です。
運動はもちろんのこと、
睡眠や栄養、ストレスのコントロールは
慢性痛を軽減させるための
重要な要素になります。
一方で、医療に頼りすぎたり
過度の健康志向も問題になります。
医療はビジネス化が進み、
過剰医療により患者さんの判断力を奪い、
過度の依存を生み出す傾向にあります。
また医者は慢性痛に対する知識や対処法を
ほとんど知らないという現実もあります。
だからこそ医療に依存し過ぎるのではなく、
自分の自然治癒力や心の治癒力を信じ、
完璧を目指すことなく、
自分のペースで対応していくことが
大切になるのです
慢性痛に悩んでいる方には
是非とも読んでもらいたい本です。
小説ですので読みやすく、
最後は驚きの展開になります。
前著「人生を変える幸せの腰痛学校」も
一緒に読むとより理解が深まりますので
こちらもお勧めです。

黒丸先生、2回目の紹介もありがとうございます!
痛みがあっても安心してくつろいで生きていただきたいと願っています。
最後のシーンで驚いてもらえてよかった。
小説なのでどんでん返しを一生懸命考えました。
伊藤さんへ
もっとこの本が多くの人に読んでもらえるといいですね。
ありがとうございました。