ブログ:マスクへのコメントは矛盾!

病院で「マスク着用の適正化」の話をし、
その後に取ったアンケート結果でも
私と同じように考えている医者が
半数以上いることがわかったという話を
先月のブログでしました。

10月に行なわれた医局会では
ブログに書いたような結果になったことを
医者の皆さんに報告しました。

そのさい、
①緩和ケア病棟ではスタッフも含め
マスクの着用を緩和してもいいか?
②今後はマスク問題について
感染対策室とじっくりと話し合う機会を
持ってもらえるか?

この二つの事項についてその場で
同席していた感染対策室のトップの医者に
確認しました。

答えは二つともOKとのことでした。

その際、感染対策室として
以下のようなコメントももらいました。

「今も院内で小さな感染が起こっているし、
厚労省も院内では
マスクが必要と言っている以上、
マスクの着用ルールを変更する予定は
ありません」

その場では何も言いませんでしたが、
このコメントは自己撞着をきたしていることに
どうも気づいていないようでした。

なぜならば、今でも院内で
感染が起こっているということは
マスクをしていても
感染は防げないということです。

にもかかわらず、
「だからマスクは必要」というのは
明らかに矛盾です。

このコメントには
もうひとつ問題があります。

それは「厚労省は院内ではマスクは必要」と
言っているとのことですが、
実際にはそんなことは言っていません。

医療機関でのマスクの着用は
あくまでも〈推奨〉であり、
義務だとも必着だとも言っていません。

推奨ということは
お勧めしますということであり、
勧められても嫌なら
それに従う必要はないという意味です。

つまり、
個人の判断に任せるということであり、
マスクの着用は必要だということでは
ないのです。

こういった誤った前提と、
自己矛盾をしている発言をもって
「だからマスクは必要」と言われても
全く説得力がありません。

ですから、この点に関しては
「じっくりと話し合う機会」を
持ってくれるという約束をしたので
そのときに話し合いをしたいと思います。

なおその準備として、
マスクの着用がすでに任意となっている
大阪大学病院、順天堂大学病院と連絡を取り
マスク着用を任意にできた経緯などについて
教えてもらったので
その結果をもって感染対策室との話し合いに
臨もうと思っています。

その報告を見る限り、
両病院とも科学的根拠と
しっかりとしたデータに基づいて
マスクの着用を任意としたことがわかります。

本来の医療はそうあるべきでしょうが、
多くの病院は「なんとなく」とか
「不安だから」といった、
全く医学的、科科学的とは言えない理由で、
ダラダラとマスクの着用を続けています。

順天堂大学病院の堀賢教授は、
「私たちが守るべき対象は患者であるべきなのに
『病院を風評被害から守る』ような事態に
陥っていないか」と言っていましたが、
まさにその通りだと思いました。

なお、大学病院からの報告については
次回、このブログで紹介したいと思いますので
お楽しみに。

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