ブログ:自分の法則

人は、様々な知識や経験をもとに
知らず知らずのうちに
「自分の法則」を作り上げています。

一度これが形成されてしまうと、
それに反することが起こっても
そう簡単には変わりません。

例えば、
「風邪を引いたら早めに薬を飲む」という
「自分の法則」があったとしましょう。

そのような人は、
「風邪を悪化させないためには、
早めに治療をするべきだ」という
思い込みがあります。

この思い込みがまさに
「自分の法則」なのです。

それが形成されるまでには
小さい頃から親に
ちょっとでも鼻水が出ていたら
すぐに薬を飲んで早く治しなさいと
言われていた経験があったかもしれません。

また、風邪気味かなと思って、
すぐさま医者に行って薬をもらって飲んだら
次の日にはよくなったという
経験があったのかもしれません。

さらにはテレビなどで
「くしゃみ3回○○三錠」といった
コマーシャルを繰り返し見ることで、
薬は早めに飲んだ方がいいという
思いが確かなものに
なっていったのかもしれません。

一度、「自分の法則」ができ上がると、
薬を飲まなかったのに
風邪はすぐによくなったという経験は
スルーされます。

なぜならば、
自分が正しいと思っていることが
否定されるのは心地よいことでは
ないからです。

本当ならば、そこで立ち止まり、
これは単なる例外的なことなのか、
それとも「自分の法則」が間違っていたのか
しっかりと見つめ直す必要があります。

しかしほとんどの人は、
現状維持バイアスが働くため、
よほどの衝撃的な事実にでも遭遇しない限り
なかなか自分の法則を改めることは
しません。

ですから、もし私がその人に、
「風邪症状は悪いものではなく、
侵入してきたウイルスを
身体がやっつけているというサインであり、
防衛反応の結果なんです」とか、
「熱を下げると治るまでの期間が
長くなるというのは医学の常識です」
といった話をしても、
多分受け入れられないでしょう。

「確かにそうかもしれないけど、
でも自分の場合は薬を飲んで
早めに治した方が
風邪を悪化させないですむと思う」

そう言って私の話などは
スルーされるのが落ちであり、
逆にそんな話をすればする程反発を買い、
より思い込みを頑なにさせるだけです。

今夏のように35度を超える
猛暑日がつづいているにもかかわらず、
相変わらず日中、マスクをしながら
外を歩いている人が一定数います。

この人たちも、
「マスクをしていれば
感染リスクが軽減できる」という
「自分の法則」を持っているので、
国民の7~8割の人が、
マスクなしで過ごしていても、
感染爆発が起こっていないという事実は
スルーされてしまうのです。

政府が「マスクは任意」と言ったのは
つけなくてもよいという意味です。

しかし政府がそんなことを言おうと、
熱中症のリスクが高まろうと、
そう簡単に「自分の法則」は
変わらないのです。

多分、今もマスクをし続けている人は、
マスクの有害性について発表されたり、
「できるだけマスクは外しましょう」と
繰り返しのマスコミ報道がなされない限り、
一生涯、マスクはし続けることでしょう。

それくらい「自分の法則」は
確固たるものなのです。

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