今回は、クライエント側の話ではなく
ホリスティックコミュニケーションを
実践する自分自身と、
自己成長との関係性について
書いてみたいと思います。

ホリスティックコミュニケーションは
基本的には第三者の悩みや問題を
解決へと誘うためのアプローチです。

よく、他人の問題を解決できても
自分の問題は解決できないと言われますが、
それは真実です。

医者の不養生と言われるように、
人を治す医者は自分の健康に関しては
無頓着だったりすることはしばしばです。
また、人を癒すセラピストの多くは、
自分の問題を抱えて悩んでいます。

これは、第三者に対しては
客観的な対応ができても、
自分自身の問題に対しては、
どうしても主観や感情が入り込んでしまうため、
客観的な視点で自分を見るということが
なかなかできないという現実の表れです。

つまり、第三者の問題を解決するのと
自分自身の問題を解決するのとは
全くの別物だということです。

では自分の問題を解決するのに
ホリスティックコミュニケーションは
あまり役に立たないのでしょうか。

そんなことはありません!
ホリスティックコミュニケーションの
考え方を応用すれば、
自分の悩みや問題を解決することも
十分に可能です。

その際に重要になってくるのが
前回もお話しした「小さな変化」です。
この考え方をうまく取り入れれば、
主観や感情が絡むような自分の問題でも
十分に解決は可能なのです。

例えば、運動不足が気になり、
少しは運動をしなければと思うように
なったとしましょう。

ただ「よし今日から毎日30分歩く!」と
決めたとしても、
三日坊主に終わるのが関の山です。

なぜならば脳、
すなわち「無意識」は変化を嫌い、
何か違うことをしようとすると
すぐに抵抗してくるからです。

たとえ、30分歩く!と決意をしても
いざ実行に移そうとすると、
今までに「無意識」に蓄積されていた
「運動はしんどい」という体験的情報をもとに、
「ならば今まで通りでいいんじゃない」、
「しんどいから今日はやめよう」という判断を
下してしまう可能性が高いからです。

自分の問題の場合、
このように主観や感情が「無意識」を通して、
やろうとすることに抵抗するため、
なかなか前に進めないのです。

だからこそ、
無意識をその気にさせるための工夫が
必要なのです。

そのためには、
「そんなことだったらいいか」と思えるような
「小さな変化」に注目する必要があります。

例えば
「毎日3分だけウォーキングをする」であれば、
「それくらいならいいか」という気になるので、
これは続くのです。

これが「無意識」をその気になせるための
基本中の基本の考え方です。

たとえ3分のウォーキングであったとしても、
その小さな成功体験の積み重ねが、
「無意識」を書き換えていくのです。

その結果、「5分くらいなら歩けそう」
「休みの日は30分くらい歩いてみよう」
といった具合に少しずつ変化が積み重なり、
いつしか30分のウォーキングを
習慣化することが
できるようになるというわけです。

この「小さな変化」という考え方を
取り入れれば、
運動や早起きの習慣をつけたり、
ダイエットを成功させることも
十分に可能であり、
それを実行することにより
自己変革や自己成長を促し、
より充実した人生を
送ることができるようになるというわけです。

ホリスティックコミュニケーションは
人の問題を解決するためだけのものではなく、
自分自身を変えるためのツールでもあるのです。