6月2~3日にかけて、
熱海で一泊セミナーを開催しました。
参加者は私を入れ総勢19名、
旅館を貸し切っての一泊セミナーでした。
ひと言で言うと、とにかく楽しさと充実感のある
実り多い?セミナーだったと思います。

当日は13時に熱海駅に集合し、
14時から2時間、
私が特別レクチャーをしました。

実は、内容については、事前には
一切明かしていませんでした。

今回企画をしてくれた市岡さんから
レクチャーを依頼されたときに、
マジックやメンタリズムの実際を
体験してもらいながら、
いかに人の心は読み取られ、操られ、
思い込まされるのかということを
実感してもらうという内容のものができたら
面白いのではと思い、
そんな内容のものをすることにしました。

題して「メンタルマジックと心理療法」です。
(実際には演題はつけませんでした)

そのために約3ヶ月の間、
空いている時間は全て、
これに費やしたと言っても過言ではないくらい
かなりの労力と時間をかけて準備をしました。

当日も朝から最後の練習をし
行きの新幹線の中でも
イメージトレーニングをしながら、
細かいところまで最終確認をしていました。

本番では、導入は軽めのものから入り、
時々、ネタばらしを混ぜながら
15種類以上のマジックを披露しました。

今回は、一般的なマジックではなく、
おもに予言や予知、透視といった
いわゆるメンタルマジックを中心に行いました。

夕食の際に、皆さんから
どれが一番印象に残ったかを聞いたのですが、
それによると、メンタリズムによるカード当てが
一番受けたようでした。

今回はマジックだけでなく、
メンタリズムにも初挑戦してみました。
マジックは当然、トリックがありますが
このメンタリズムにはトリックがありません。
そこにインパクトを感じたのかもしれません。

今回見せたメンタリズムによるカード当てとは、
先ず一人、前に出て来てもらい、
私の指示のもと、イメージの中だけで、
52枚のカード(トランプ)を
赤と黒とか、クラブとスペードとか
偶数と奇数といった具合に分けてもらい、
最後に3枚のカードを残し、
そのうちの1枚を自由に選んでもらうのですが、
それが事前に紙に書いてあったものと
一致するというものです。

これは、言葉を巧みに使いつつ、
心のクセや無意識をうまく利用して、
相手が思い浮かべたカードを読み取る
というテクニックを使います。

私も人前でやったのはこれが初めてだったので、
本当にうまくいくのかどうか
とても不安だったのですが、
最後にイメージしてくれたカードと
私が紙に書いたカードとが一致していて
本当にホッとしました。

また、特別レクチャーの最後の〆として、
文庫本の小説の言葉や内容を
読み取るマジックを見せましたが、
これも結構受けました。

これには色々な方法があるのですが、
今回は、とてもシンプルなものと、
ちょっと複雑なものを見せました。

シンプルな方法は、
文庫本の好きなページの
最初に出てくる漢字を読み取るというものですが、
本番ではちゃんと、相手の持っている本の中の
「演説」という漢字を読み取ったのですが、
後ろの方に座っている参加者の一人が、
きっとこうしているんだと言わんばかりに、
隣の人に対してコソコソ話をしているのが
目に入りました。

ここは一発、ギャフンと
言わせてやらなくてはと思い、
敢えてその人を指名し、彼に対して、
今度はもっと複雑な「読み取り」をやりました。

それは、
任意のページを他の参加者に決めてもらい、
そのページの最初の数行を黙読してもらい、
そこに書かれている光景や状況を
イメージしてもらい、
それを読み取るというものです。

今回読み取るのは文字ではなく内容でした。
最終的に私は
「元気に振る舞う女性が空を見上げている」
といった内容の読み取りをしたのですが、
8割方は合っていました。
どうだい!エヘン!と、内心鼻高々でした。

これ以外にも、
普通に売っているペットボトルのラベルが、
目の前でボトルの内側に張り付いてしまうという
マジックも結構受けました。

当然、事前にセットする必要がありますが、
どうやってキャップを開けずして、
ラベルをボトルの内側に貼り付けるのかは、
多分誰も想像がつかないと思います。

マジックを考える人というのは、
本当に奇想天外でアイデアを思いつくものだと
いつも感心させられます。
その発想や視点にはとても刺激を受けますし、
それがコミュニケーションスキルの向上にも
十分に役立っていると思っています。

他にも、52枚のカードのうち、
まとめて5~6枚を一度に抜き取ってもらい、
それが何のカードなのかを
後ろを向いた状態で全て当てるという
マジックも結構驚いてくれました。

これは全く普通のカードを使ってやります。
通常は選んだカードを元に戻してもらい、
そのカードをうまく操作して読み取るのですが、
今回は複数のカードを、
選んだ人の手元に持ってもらったままで
そのカードを全て読み取りましたので、
そのような「操作」は不可能です。

そんな、極めてシンプルでフェアな状況で
1枚のみならず、抜いた6枚全てを当てたので、
ちょっと衝撃的だったかもしれません。

今回見せたものは全て、
マジックだと言わなければ、
どう考えても超能力としか思えないような
ものばかりだったと思います。

いかに、人の心は騙されやすく、
また常識という思い込みの枠から
なかなか自由になれないものだということを
今回のマジックを通して
参加者の皆さんに感じて頂けたなら、
今回の「特別レクチャー」は
大成功だったと思います。

こうして、今回の一泊セミナーで
私がやるべき全てのことは終わりました。
あとは、温泉につかり、
楽しみな夕食ですが、
それについては、次回ご報告させて頂きます。