5月21日から24日まで、
毎年恒例の三泊四日の旅に行ってきました。
年一回のこの期間だけが唯一、
大嫌いな携帯電話を持たずにいられる、
解放感に満ちあふれた至福のときなのです。

今年は道東シリーズの3回目の旅でした。
釧路から根室、中標津を経由し、
摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖、
サロマ湖の大自然を満喫、
最後は女満別空港から
名古屋経由で戻ってきました。

これ以外にも、
広大なピンクの絨毯を敷き詰めたような
ひがしもこと芝桜公園や
チューリップが一面に咲き誇る
かみゆうべつチューリップ公園など、
北海道の大自然を存分に味わってきました。

旅の報告の詳細は、
もうひとつのブログを見ていただくとして、
ここでは、旅を通して
感じたことや気づいたことを中心に
書かせて頂きます。

先ず、最初に感じたのは、
習慣の恐ろしさ?です。

緩和ケア医は私一人しかいない関係上、
勤務時間帯はもちろんのこと、
夜間や土日もすべて、
常に連絡が取れる状態に
しておかなくてはなりません。

そのため、つながれていることが
人一倍嫌いな私にとって、
携帯電話やピッチは
ストレス以外の何ものでもありません。

呼び出し音が鳴ったり、
携帯の振動を感じたりする度に、
いまだにドキッとしますし、
それがとてもストレスになります。

そうかと言って、
時には音や振動に気づかないこともあるため、
ことある毎に携帯に連絡が来ていないかを
チェックする必要があり、
この作業も私にとってはストレスになります。

そんなストレスフルな日常から解放されることは、
私にとって喜び以外の何ものでもありません。

ただ、習慣とは怖いもので、
最初の日などは、
携帯を持っていないにもかかわらず、
ふと携帯が振動したのではという錯覚にとらわれ、
思わずポケットに
手を入れてしまうことがありました。

この現象のことを「ファントム振動」と言い、
多くの人が経験していることが知られています。
これは、脳が携帯の振動に過敏になってしまい、
ちょっと擦れただけでも、
それを振動と感じてしまう現象です。
知らず知らずにうちに、私も携帯の振動に
過敏になってしまっていたということです。

今回の場合、携帯など持っていないのだから
プルプル震えるわけがないと気づいてからは、
この現象はなくなりました。

それからは本当の意味で、
病院のことから一切解放され、
ようやく快適な時間を過ごすことが
できるようになりました。

もうひとつ感じたことは、
環境の恐ろしさ?でした。

私は基本的に朝食は食べず、
一日二食の生活をしていますが、
普段はそれで全く問題ありません。

ところが休みのときや、
セミナーをする日などは、
今日くらいはいいだろうと思い、
喫茶店でモーニングなどを食べてしまいます。

それでも、やはり多少の意志力が働くせいか、
それくらいでコントロールが利き、
ご飯ものを食べることはまずありません。

セミナーで東京や福岡に泊まるときでも、
ホテルの朝食は食べず、
外に出てファミレスなどで
軽めの朝食をとるのが常です。

ところが旅行となると、
ガラッと変わってしまいます。
朝食をホテルのバイキングで食べてしまうのです。

しかも、見るもの全てが
おいしそうに思えてしまうため、
ついつい色々なものをお皿に盛ってしまい、
気がつくと、お皿が山盛りになっています。

おまけに、ご飯とおかゆがあると、
どうしても両方とも食べたくなってしまうため、
自ずとご飯の量も増えてしまいます。

当然、盛ったものは全て食べるので、
お腹はパンパンになります。
そのときになって初めて、
食べ過ぎたと思うのですが、
すでに後の祭りです。

だから私はバイキングが嫌いなのです!
自分でコントロールができないと
分かっているからです。

でも、バイキングで何を食べようかと
あれこれ選んでいるときの気分って、
本当にワクワクしますね。

だからこそ、意志力をもって
コントロールすることが
大切になってくるのですが、
自分が置かれた環境というものが、
とても重要だということを
再認識させられました。

空腹時に、自由に食べられる環境に置かれると、
よほど強い意志力がない限り、
食べるものをコントロールすることは
かなり難しいと感じました。

24時間営業のコンビニができて
いつでも食べ物が手に入るようになってから、
肥満の人が増えたというのも
うなずけます。

環境を上手に調整することは
意志力や習慣力を身につけるためには
とても重要なことだと
再認識させられた体験でした。