前回書いたように、
私はたいてい、夜は9時に寝て、
朝3時台に起きます。

ほぼ3時台に起きるようになったのは
この1年くらい前からですが、
それまでも4時台には起きていましたし、
5時頃に起きるという早起きの習慣は、
すでに15年以上になると思います。

そんな私ですが、以前は典型的な夜型でした。
高校や大学時代はもちろんのこと、
医者になってからも、当直などがあったため
規則正しい生活など皆無でした。

それでも何度か早起きにトライしたのですが、
朝早く起きても眠いだけで、
全く仕事になりませんでした。

本に、朝起きてからの数時間が、
最も一番頭がさえ、
集中力が高まる時間帯だと
書かれているを読んだことはありましたが、
全く信じられませんでした。

そんな私が変わってきたのは、
心療内科医になって
何年か経ってからのことでした。

駅前のビル内にクリニックが新設され、
そこで週4回、朝から一日中
外来をすることになりました。

診療は9時からだったので、
近くの喫茶店に8時頃に入り、
そこでモーニングを食べながら、
1時間ゆっくりと過ごすのが習慣となりました。

今思えば、このように朝ゆったりと過ごす
心地よさの経験が、
私の早起きの習慣の始まりでした。

そうは言っても、
その頃の起床時間は高々7時頃であり、
早起きとはとても言えない時間でした。
しかし遅寝遅起きの私からすれば、
十分に早い時間でした。

転機が訪れたのは
彦根への転勤が決まったことでした。
当時は電車通勤であり、
通常の時間で行くと全く座ることができず、
まる1時間もの間、立つことになるため、
それはつらいなと思い、
座れる電車に乗ろうと決めました。

そうすると、
5時45分の電車に乗らなくてはならず、
自ずと5時過ぎには起きざるを得なくなりました。

最初の頃は、電車の中で
寝ればいいかと思っていたのですが、
そのうち5時過ぎに起きるのにも慣れてきて、
電車の中では本を読むのが常となりました。
また病院にも7時過ぎには到着するので、
朝の時間にも余裕がありました。

数年後、彦根に引っ越しをすることになり、
朝早く起きる必要がなくなっても、
近くにある24時間営業のファミレスで
朝の6時頃からモーニングを食べるのが
楽しみとなり、それ以降もずっと
5時頃に起きる習慣は続けていました。

そのうち、朝にDVDを見たり、
録画していた番組を見るのが楽しみになり、
それを見るための時間を確保するために、
4時30分に起きるようになり、
さらにはそれが4時になりました。

朝に原稿を書いたり、
講演やセミナーの準備をするためには、
もう少し早く起きる必要性を感じ始め、
一年前くらいからは3時30分に起きることを
意識するようになりました。

しかしそうは言っても、
なかなか起きられないときもあります。
また、目覚ましを使うよりも、
自然の目覚めを大切にしようと思うようになり、
それからは目覚ましを
使わないようになったこともあり、
起床が4時台になることもしばしばでした。

しかしだんだんと体が慣れてきたせいか、
今では目を覚ますと3時台のことがほとんどとなり、
そのまま起きるという生活パターンが
いつのまにかできあがりました。

たとえ4時過ぎに目が覚めたとしても
十分に早起きなので、まあいいかと思えますし、
3時58分に目が覚めたときには、
3時台に起きることができたという思いと、
十分に寝ることができたという思いから、
ちょっと得をした気分になります。

逆に、4時01分に目が覚めたりすると、
あと2分目覚めるのが早かったらと、
ちょっと残念な気分になりますが、
実際には、さほど気にはなりません。

このように、ちょっとゲーム感覚に
なっているところもありますが、
それが肩肘を張らずにすむので、
かえってよいのかもしれません。

こうして振り返ってみると、
夜型の私が朝方になれたのは、
モーニングを食べたりDVD鑑賞のような
楽しみを作ったというのが
ひとつの大きなきっかけだったと思います。

皆さんも、まずは朝の楽しみを作り、
いつもより30分早く起きて
朝を楽しむことから
初めてみてはいかがでしょうか。