誰でもそうですが、
人は自分に都合のよいように
物事を理解、解釈するクセがあります。
これを「確証バイアス」と言います。

当然のことながら、
自分に都合の悪い情報は
そんなの間違った情報に違いないと
スルーする傾向もあります。

コーヒーが大好きな人からすれば、
コーヒーを1日3杯以上飲んでいる人は
そうでない人に比べ
大腸がんになりにくいという研究結果を信じ、
(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/302.html)
一日4杯以上飲む人はそうでない人に比べ
死亡率が高くなるという研究結果はスルーします。
(http://www.gizmodo.jp/2014/03/post_14210.html)

世の中にはたくさんの情報があふれており、
その中には、信頼性の高いものもあれば、
全くでたらめな情報もあります。

私たちはどうも客観的に物事を見て、
それに基づいて正確に判断するのではなく、
最初に、これが正しいのではないだろうか、
もしくはこれが正しいといいなという思いがあり、
そこから、それを裏付ける証拠や情報を探しだし、
ほら、やっぱり私の思った通りだ!と、
考えることの方が圧倒的に多いのです。

このことは私にも当てはまります。
先週、私は高尿酸血症であることが判明しました。
これを放置しておくと痛風になるという状態です。

尿酸は体内のプリン体から作られるので、
高尿酸血症はプリン体が多く含まれているものを
たくさん食べたり飲んだりする人になりやすいと
どこを調べても書いてあります。

当然のことながら、
プリン体を多く含んだ食品は
できるだけ避けるようにというアドバイスが、
これまたありとあらゆるところに書いてあります。

プリン体が多いものとして
魚卵やレバー、干し物、鰹節などです。
さらにビールは
プリン体がたくさん含まれていることで有名で、
高尿酸血症の人は当然のことながら、
ビールの飲み過ぎには
注意しましょうということになります。

私はビールが好きで毎日飲みますし、
飲み会の時などはずっとビールを飲んでおり、
中ジョッキなら7~8杯は飲みます。

おまけにウニなどの魚卵も好きですし、
あん肝やレバーも好物なので、
私の好きなものが
全部制限されてしまうと思うと、
かなりショックでした。

しかし、色々調べてみると
食事から摂るプリン体は全体の2~3割であり、
体内で合成されるプリン体は7~8割と、
食事から摂るよりも体内で作られるプリン体の方が
圧倒的に多いことがわかりました。

これを知っていきなりうれしくなりました。
なんだ、食べ過ぎさえしなければ
プリン体が含まれた食べ物を食べたって
大した問題にはならないんだと思ったからです。

またビールもそうです。
今はプリン体が少ないビールや
プリン体ゼロのビールも売り出されおり、
せめてプリン体の少ないビールに
代えようかと思ったりもしました。

しかし体内では1日に
約700mgのプリン体が作られますが、
350~500mlのビールを飲むことで
摂取されるプリン体の量は25~35mgであり、
こんなもんはたかが知れています。

そう考えると、もちろん
飲み過ぎや食べ過ぎはいけませんが、
ビール350mlを毎日のみ、
宴会では中ジョッキ2杯くらいのでも、
さらにたまにウニやあん肝を食べても
何の問題もないと思うようになりました。
ですよね、みなさん!

人は、このように
自分に都合のよい情報を集め、
自分の都合のよいように解釈するものなのです。

私も今回の高尿酸血症になった体験から、
いかに自分に都合のよい情報を集め、
それを信じるかということがよくわかりました。
でも、そうしないとやっていけません。

人間とはそのような生き物なのです。