ブログ:感情をコントロールする②
(前回からの続き)
感情をシフトさせることで
コントロールする方法は、
なにも五感や注意力、視点といった
個人の内にあるものだけではありません。
実は、個人の外にあるものも
「シフター」になり得るのです。
それが空間や人間関係、文化です。
私は休みの日の朝は、
喫茶店に行きブログを書いたり
自分の仕事をしたりします。
もちろん病院でやることもできますが、
喫茶店でやる方がずっと落ちつき、
仕事もはかどるのです。
これがまさに「空間のシフター」です。
場所はその人の感情に影響を及ぼし、
気分を高め、やる気になせることもできれば
逆にイライラさせ、落ち着かない気分に
させることもできるのです。
それくらい空間は感情に影響を及ぼします。
空間のシフターをうまく利用するためには
空間を変える、もしくは
空間を改善するという方法があります。
空間を変えるとは場所を変えることです。
喫茶店に行くでも、故郷に帰るでも
その人がポジティブな感情に
なれるところならどこでもかまいません。
空間を改善する方法としては、
机の上にあるスマホを排除するとか、
壁にペットや子供の写真を貼るとか、
観葉植物を置くなどがあります。
また人間関係も
私たちの感情に影響を及ぼす
シフターのひとつです。
自分の嫌いな人がそばにいれば
気分は塞ぎネガティブな感情になりますが、
自分の好きな人がそばにいるときは
とてもイキイキしてうれしくなるのは
誰もが経験するところです。
このように自分と関わりを持つ人の存在は
感情に大きな影響を与える
「シフター」のひとつなのです。
また、ネガティブな思いになっている人に
手を差し伸べようとするならば、
共感と承認による支えと、
かつ、相手がより広い視点から
問題を考えられるように手助けをすることが
大切になります。
例えば自分の成績の悪さを
嘆いている人がいたら、
一生懸命にやったことを認めつつ、
同じ比べるなら、
人ではなく自分の過去と比べる方がいいと
提案したりすればよいのです。
最後は文化のシフターです。
文化の影響は私たちの内側に浸透し
私たちが気づきもしないやり方で
感情シフターのレバーを引いています。
文化には三つの主要な要素があり
それが信念と価値観、規範、慣行です。
例えば、西洋人は自分を主張することを
よしとする価値観を持っていますが、
東洋人の場合、周囲との調和を
重視する価値観を持っています。
また、規範は他人との調和を保ち
文化に含まれる信念と価値観を
促進、維持するのを助けます。
人のものを盗めば
罰則が科せられるという法律があるからこそ
窃盗に抑止力がかかりますし、
ポイ捨てはすべきではないという
暗黙のルールがあるからこそ
町の美しさは保たれるのです。
また慣行も
文化の価値化や規範をさらに強化します。
文化的慣行には、
祈り、典礼、儀式などがあり、
これらは宗教を通して、
畏敬の念や感謝の気持ちを
抱くことにつながり、
自ずと感情の制御に役立ちます。
このようにシフターという考え方は
感情のコントロールにおいて
新たな視点提供してくれます。
興味のある方は
「Mood Shift(ムード・シフト)」を
をお読みください。
